「とびざる相撲」で検索される翔猿 正也(とびざる・まさや)は、追手風部屋に所属する現役の大相撲力士です。2026年11月場所の番付は西十両二枚目。最高位は小結で、金星3個、殊勲賞1回、敢闘賞1回という実績を持っています。
注目されるのは、幕内で長く活躍してきた翔猿が、なぜ2026年11月場所から十両で戦うことになったのかという点です。日本相撲協会の公式記録によると、2026年9月場所は4勝11敗。7月場所の5勝10敗に続く負け越しが、今回の番付降下につながりました。現在の成績、過去の金星、得意技、幕内復帰への展望まで詳しく整理します。
【基本情報】とびざる相撲とは?翔猿正也の読み方と現在の番付

「とびざる相撲」とは、主に力士の翔猿正也と、その特徴的な相撲スタイルを調べる際に使われる検索語です。「翔猿」は「しょうえん」ではなく、とびざると読みます。
翔猿は東京都江戸川区出身。追手風部屋に所属し、本名は岩崎正也です。日本相撲協会の公式プロフィールに掲載されている基本情報は次のとおりです。
- 四股名:翔猿 正也(とびざる まさや)
- 本名:岩崎 正也
- 生年月日:1992年4月24日
- 年齢:34歳(2026年11月時点)
- 出身地:東京都江戸川区
- 所属部屋:追手風部屋
- 身長:173cm
- 体重:135kg
- 得意技:押し
- 現在の番付:西十両二枚目
- 最高位:小結
2026年11月場所の番付では、幕内ではなく十両に名前が掲載されています。ただし、これは現役を退いたという意味ではありません。翔猿は引き続き関取として土俵に立つ立場にあり、幕内復帰を目指す重要な場所を迎えています。
翔猿という四股名の由来翔猿という名前には、本人の身体的な特徴と相撲の動きが関係しています。
2017年の新十両昇進時の報道によると、本人は申年生まれで、猿のように素早く動くことから、この四股名を考案しました。文藝春秋PLUSの2022年の記事でも、軽量ながら機敏に動き回るスタイルと四股名の関係が紹介されています。
実際の取組でも、相手の懐に素早く入り込んだり、横方向に動いて相手の攻めをかわしたりする姿が特徴です。単に力で押すだけではない、機動力を生かした相撲が翔猿の持ち味となっています。
【2026年最新】翔猿の11月場所の番付と最新成績・星取表
2026年11月場所の翔猿は、西十両二枚目です。日本相撲協会の公式力士プロフィールにも、この番付が掲載されています。
11月場所は2026年11月8日に初日を迎え、11月22日に千秋楽を迎える日程です。11月6日時点では場所前のため、翔猿の公式星取表は0勝0敗となっています。
2026年の場所別成績2026年の翔猿は、序盤に勝ち越しを逃す場所が続きました。5月場所では9勝6敗と勝ち越したものの、7月、9月と連続して負け越しています。
- 2026年1月場所:東前頭十三枚目・7勝8敗
- 2026年3月場所:東前頭十三枚目・6勝9敗
- 2026年5月場所:東前頭十五枚目・9勝6敗
- 2026年7月場所:西前頭九枚目・5勝10敗
- 2026年9月場所:東前頭十四枚目・4勝11敗
- 2026年11月場所:西十両二枚目・0勝0敗(場所前)
特に9月場所の4勝11敗は、今後の番付を考えるうえで大きな結果でした。15日間のうち白星は4日。4日目から6日目に3連勝したものの、その後は黒星が重なり、最終的に大きく負け越しました。
日本相撲協会の公式記録に見る通算成績2026年11月場所時点の公式プロフィールによると、翔猿の生涯戦歴は457勝438敗4休(71場所)です。幕内戦歴は260勝291敗4休(37場所)。幕内で37場所を経験してきた実績は、現在の十両での戦いを評価する際にも見逃せません。
なお、11月場所の0勝0敗は、初日前の記録です。すでに取組を終えての成績ではないため、最新の勝敗を確認するときは場所の進行状況と区別する必要があります。
【十両陥落の理由】翔猿はなぜ幕内から十両へ降下したのか
翔猿の十両陥落を理解するには、2026年の番付と成績の推移を時系列で見る必要があります。
直接的な背景は、7月場所と9月場所の連続した負け越しです。7月場所は西前頭九枚目で5勝10敗。翌9月場所は東前頭十四枚目まで番付を下げたものの、4勝11敗に終わりました。
7月場所の5勝10敗で番付が後退2026年7月場所の翔猿は、西前頭九枚目で15日間を戦い、5勝10敗でした。勝ち越しに必要な8勝には届かず、翌9月場所では東前頭十四枚目まで下がっています。
幕内下位に近い番付だったこともあり、次の場所でさらに負け越すと、十両への降下が現実的になる状況でした。
9月場所の4勝11敗が決定的な転換点に2026年9月場所では、初日から3連敗。その後、4日目から6日目に3連勝して巻き返しを見せましたが、後半戦では再び黒星が先行しました。
結果は4勝11敗。2場所連続の負け越しとなり、11月場所では西十両二枚目に番付を下げることになりました。
十両陥落は引退や休場を意味しないここで押さえておきたいのは、十両への降下と引退はまったく異なるという点です。
翔猿は2026年9月場所を15日間戦い、4勝11敗で終えています。今回の番付変更は、公式記録上の成績に伴うものです。引退発表や現役引退を意味するものではありません。
十両二枚目は幕内に近い位置です。11月場所で勝ち星を積み重ねられるかどうかが、幕内復帰への重要な判断材料になります。
【経歴・年表】翔猿の初土俵から最高位小結、金星3個まで
翔猿は2015年1月場所に初土俵を踏み、約5年半後の2020年9月場所で新入幕を果たしました。その後、2022年には三役に昇進し、最高位の小結まで到達しています。
特に2022年9月場所は、横綱照ノ富士を破る金星を獲得したうえ、10勝5敗で殊勲賞を受賞した印象的な場所でした。
翔猿の主なキャリアと転換点| 時期 | 番付・出来事 | 成績・主な実績 |
|---|---|---|
| 2015年1月 | 初土俵 | 岩崎正也として角界入り |
| 2017年7月 | 新十両・翔猿に改名 | 関取としてのキャリアを開始 |
| 2020年9月 | 新入幕 | 11勝4敗、敢闘賞 |
| 2022年9月 | 東前頭筆頭 | 10勝5敗、殊勲賞、初金星 |
| 2022年11月 | 新小結 | 自己最高位の三役に昇進 |
| 2023年7月 | 西前頭筆頭 | 照ノ富士から2個目の金星 |
| 2025年1月 | 東前頭二枚目 | 照ノ富士から3個目の金星 |
| 2026年9月 | 東前頭十四枚目 | 4勝11敗で負け越し |
| 2026年11月 | 西十両二枚目 | 幕内復帰を目指す |
翔猿の最高位は小結です。2022年9月場所に東前頭筆頭で10勝5敗を記録し、殊勲賞を受賞。続く11月場所では新小結に昇進しました。
初土俵から積み重ねた努力が三役昇進につながった時期であり、翔猿のキャリアにおける大きな到達点です。
その後も2023年3月場所と9月場所で小結を務めました。三役での成績は簡単ではありませんでしたが、上位力士と対戦する機会を得たことは、力士としての経験値を高める重要な期間だったといえます。
金星3個はすべて横綱照ノ富士から翔猿の戦歴で特に目を引くのが、金星3個という記録です。3個はいずれも横綱照ノ富士から獲得したものです。
- 2022年9月場所:2日目に照ノ富士を破り、初金星を獲得。
- 2023年7月場所:照ノ富士を再び破り、2個目の金星。
- 2025年1月場所:4日目に照ノ富士を送り出し、3個目の金星。
2025年1月15日の日刊スポーツの報道では、翔猿が立ち合いから相手に捕まらない距離を保ち、機動力を生かして横綱を送り出した一番が紹介されています。
単なる偶然の勝利ではなく、相手の得意な形にさせず、自分のスピードを生かして勝機を作るという翔猿の持ち味が表れた取組でした。
殊勲賞1回・敢闘賞1回の実績日本相撲協会の公式記録では、翔猿は殊勲賞1回、敢闘賞1回を受賞しています。
敢闘賞は2020年9月場所の新入幕時に獲得しました。東前頭十四枚目で11勝4敗という好成績を残し、初めての幕内で存在感を示しました。
殊勲賞は2022年9月場所です。横綱照ノ富士から金星を挙げ、10勝5敗で場所を終えたことが受賞につながりました。
技能賞はまだ受賞していませんが、上位力士を倒す機動力と勝負強さは、翔猿を特徴づける大きな魅力です。
【得意技・取り口】翔猿の押し相撲と評判、強さの秘密
翔猿の公式プロフィールに記載されている得意技は「押し」です。相手を正面から押すだけでなく、素早い動きや体勢の変化を組み合わせることによって、自分に有利な展開を作ります。
1. 押しを軸にした攻撃的な相撲押し相撲は、相手の胸や肩などを押して土俵の外へ出す攻め方です。翔猿の場合は、相手の懐へ入り込む動きと組み合わせることで、体格差のある相手にも対抗します。
2026年11月場所時点の公式プロフィールに掲載された過去6場所の決まり手傾向では、引き落とし19%、押し出し16%、寄り切り16%となっています。
この数字からも、翔猿の勝ち方が押し出し一辺倒ではないことが分かります。相手の重心を崩す引き落としや、前に出て勝負を決める寄り切りも重要な武器です。
2. 素早い動きと機動力翔猿の相撲を語るうえで欠かせないのが、土俵上での機動力です。
相手に正面から捕まえられる前に位置を変え、懐へ入り、攻撃のタイミングを作る。大型力士に対しても、動きを止められないようにすることが勝負のポイントになります。
2022年の文藝春秋PLUSの記事でも、翔猿の相撲は猿のような素早さと力強さを併せ持つスタイルとして紹介されました。
3. 強さと課題の両面翔猿の魅力は、相手に的を絞らせない攻撃的な動きです。一方で、動きを封じられて組み止められたり、相手に十分な体勢を作られたりすると、持ち味を発揮しにくくなる場面もあります。
2026年の成績が示すように、上位を目指すには一場所を通じて安定して白星を積み重ねる必要があります。機動力だけでなく、相手に捕まった際の対応や、長い取組での持久力も重要な課題です。
ファンや相撲メディアから評価されるポイントも、単純な体格や勝率だけではありません。相手を翻弄する動き、横綱から金星を獲得した勝負強さ、そして土俵際で見せる粘りが、翔猿らしさを形作っています。
【プロの結論】2026年11月場所で翔猿が幕内復帰するための注目点
翔猿の2026年11月場所で最大の焦点となるのは、十両二枚目という位置から、どこまで勝ち星を伸ばせるかです。
最高位小結、金星3個という実績を持つ力士だけに、幕内復帰への期待は小さくありません。ただし、過去の実績だけで番付が上がるわけではなく、現在の取組で結果を残す必要があります。
注目点1:序盤で勝ち越しの流れを作れるか15日間の本場所では、序盤の連敗が後半戦の重圧につながることがあります。2026年9月場所でも初日から3連敗した後に3連勝したものの、最終的には4勝11敗でした。
11月場所では序盤から白星を重ね、安定した成績を残せるかが重要です。
注目点2:押し相撲と機動力を取り戻せるか翔猿の強みは、相手に捕まらないスピードと押しを組み合わせる攻撃力です。十両では幕内経験者や勢いのある若手との対戦もあり、相手によって攻め方を変える判断力が大切です。
自分から前に出る相撲を増やし、相手の得意な形を封じられるかどうかが見どころです。
注目点3:幕内復帰には勝ち越し以上の安定感が必要十両二枚目という位置は、幕内への復帰を狙える場所です。ただし、単に勝ち越せば自動的に幕内へ戻れるわけではありません。幕内から十両へ下がる力士の人数や、十両上位の成績なども番付編成に関係します。
そのため、二桁勝利を狙える内容を残せるかどうかが大きなポイントになります。
翔猿には幕内37場所の経験と、横綱を相手に金星を3個獲得した実績があります。これまでのキャリアを考えれば、今回の十両での戦いは、単なる降下ではなく、再び幕内の土俵に戻るための重要な挑戦です。
【よくある質問】とびざる相撲に関するFAQ
Q1:翔猿は何と読みますか?
A1:翔猿は「とびざる」と読みます。フルネームは翔猿正也(とびざる・まさや)です。追手風部屋に所属する東京都江戸川区出身の力士です。
Q2:翔猿の2026年11月場所の番付は何枚目ですか?
A2:2026年11月場所の番付は西十両二枚目です。11月6日時点では場所前のため、公式星取表は0勝0敗となっています。
Q3:翔猿が十両に陥落した理由は何ですか?
A3:2026年7月場所で5勝10敗、9月場所で4勝11敗と、2場所連続で負け越したことが直接的な背景です。9月場所の番付は東前頭十四枚目で、翌11月場所は西十両二枚目になりました。
Q4:翔猿の最高位と金星はいくつですか?
A4:最高位は小結です。金星は3個で、いずれも横綱照ノ富士から獲得しています。また、殊勲賞1回、敢闘賞1回の受賞歴があります。
Q5:翔猿の得意技は何ですか?
A5:日本相撲協会の公式プロフィールに記載されている得意技は「押し」です。素早い動きと機動力を生かした攻撃的な取り口が特徴です。
翔猿正也は、2026年11月場所で西十両二枚目となりました。2026年7月場所の5勝10敗、9月場所の4勝11敗という連続負け越しが、幕内から十両へ番付を下げた背景です。
一方で、これまでに築いてきた実績は確かなものです。2015年1月場所の初土俵から、2020年の新入幕、2022年の小結昇進、そして横綱照ノ富士からの金星3個。殊勲賞と敢闘賞もそれぞれ1回獲得しています。
得意技の押しと、相手を翻弄する機動力は、今も翔猿の大きな武器です。11月場所では、こうした持ち味を取り戻し、どこまで白星を伸ばせるかが注目されます。
翔猿の現在を知るうえで最も重要なのは、十両陥落という結果だけで評価しないことです。最高位小結まで上り詰めた経験を持つ力士が、どのような相撲で再び幕内を目指すのか。2026年11月場所は、その再起を見届けるうえで大切な15日間となります。