2026年WBC東京プールのチケット料金は、日本戦と日本戦以外で大きく異なりました。日本代表戦は人気の高さを反映した価格設定で、最も手頃な一般席でも6,500円。一方、日本戦以外には2,600円から購入できる席種が用意されていました。
日本戦のチケット料金日本代表戦の主な席種と1試合あたりの税込料金は次のとおりです。
- エキサイトシートS:70,000円
- エキサイトシートA:60,000円
- エキサイトシートB:50,000円
- エキサイトシートC:40,000円
- 指定席SSS:34,000円
- 指定席SS:28,000円
- 指定席S:18,000円
- 指定席A:15,000円
- 指定席B:12,000円
- パノラマシート:8,000円
- 指定席C:6,500円
- 外野指定席:7,000円
- 車いす席:5,000円
最も高額なエキサイトシートSは70,000円で、グラウンドに近い臨場感を重視する人向けです。一方、指定席Cやパノラマシートは、価格を抑えながら日本代表戦を観戦したい人に適した選択肢でした。
日本戦以外のチケット料金日本戦以外の試合は、比較的購入しやすい料金設定でした。
- ダイヤモンドボックス:15,000円
- エキサイトシートA:12,000円
- エキサイトシートB:10,000円
- 指定席SS:8,000円
- 指定席S:5,000円
- 指定席A:4,500円
- 指定席B:3,000円
- 指定席C:2,600円
- 外野指定席:2,800円
- 車いす席:2,500円
日本代表戦にこだわらず、WBCならではの国際試合を楽しみたい人にとっては、日本戦以外の試合も魅力的な選択肢でした。韓国、オーストラリア、チェコ、チャイニーズ・タイペイなどの対戦を観戦できる点も特徴です。
日本戦4試合パックは割引チケットなのか?日本戦4試合パックは、東京プールで開催される日本代表の1次ラウンド全4試合を、同じ座席で観戦できるセット商品です。
2025年10月1日から先行抽選販売が始まり、読売ジャイアンツのシーズンシート契約者向けとローソンチケットの一般向け抽選販売が用意されました。購入上限は4枚で、座席の指定はできない仕組みでした。
このパックには、全試合分のオリジナルデザインのチケットとワンドリンク券が付いていました。4試合すべてを同じ席で観戦したい人には便利な商品ですが、単純な値引き商品とは異なります。
例えば、指定席SSの4試合パックは135,000円、指定席Sは87,000円でした。単試合券を4枚購入する場合とは価格体系が異なるため、特典や座席の確保を含めて比較する必要があります。
なお、日本戦4試合パックは一般販売開始前の先行商品です。1月15日の一般販売で同じ条件のパックを新規購入できたわけではありません。
見切り席は安いが観戦条件に注意見切り席は、設備や座席位置などの影響でグラウンドの一部が見えにくくなる可能性がある席です。
日本戦では指定席SS見切り席が23,000円、指定席B見切り席が9,000円、外野指定見切り席が5,500円で販売されました。
日本戦以外では指定席S見切り席が4,000円、指定席B見切り席が2,500円、外野指定見切り席が2,300円でした。
通常席と同じ感覚で購入するのではなく、視界に制限があることを理解したうえで選ぶ必要があります。特定の選手の動きやグラウンド全体をしっかり見たい人には、通常の指定席のほうが適しています。
車いす席についても、通常席とは別に販売枠が設けられていました。日本戦の料金は5,000円、日本戦以外は2,500円で、一般発売ではイープラスが窓口となっていました。
【追加販売・当日券】2月19日の発表から東京ドーム最終販売まで

1月15日の一般販売が終了した後も、東京ドームでは一部の追加販売や当日券販売が実施されました。ただし、すべての試合で再販売されたわけではありません。
2月19日に追加販売を発表、実際の発売日は2月27日2026年2月19日、東京プールの主催者は日本戦4試合について、試合用に確保していた一部座席を開放する追加販売を発表しました。
実際の販売開始は2月27日(金)19時。販売窓口はローソンチケットで、先着方式、クレジットカード決済、ローソンまたはミニストップのLoppiで発券する形式でした。
ここで押さえておきたいのは、追加販売が日本戦のみを対象としていた点です。日本戦以外のチケットを探していた人に向けた一斉再販売ではありません。
一般販売後に追加の座席が出る理由は、主催者が試合運営などのために確保していた座席の一部を、販売可能な状態にしたためです。通常の先着販売で完売したように見えても、主催者が追加販売を告知するケースがあることを示しました。
東京ドームの当日券は3試合限定大会直前の2026年3月4日には、東京ドームでの当日券販売について公式発表がありました。
対象となったのは、次の3試合です。
- 3月5日(木):韓国対チェコ
- 3月6日(金):オーストラリア対チェコ
- 3月9日(月):オーストラリア対韓国
販売開始は、それぞれの試合の開場時間30分前でした。
3月5日と9日は午後5時開場のため午後4時30分から、3月6日は午前10時開場のため午前9時30分からの販売です。
注意したいのは、日本代表戦は当日券販売の対象に含まれていなかったことです。また、上記以外の東京プールの試合についても、東京ドームでの当日券販売は行わないと発表されていました。
「当日券があるなら日本戦も会場で買える」という認識は誤りです。販売対象となる対戦カードが限定されていたため、当日の現地購入を考える場合は公式発表の確認が欠かせませんでした。
【公認リセールの実態】チケプラTradeで正規購入できた仕組み
WBCチケットを購入したものの、仕事や家庭の事情で観戦できなくなった場合に用意されていたのが、主催者公認のリセールサービスです。
東京プールでは、読売新聞社公認のリセールサービスが、チケット取引プラットフォームの「チケプラTrade」内に設けられました。
公認リセールは2月2日正午に開始主催者は2026年1月15日に公認リセールサイトの開設予定を告知し、1月30日に正式公開を発表しました。実際の取引開始は2月2日(月)正午です。
公認リセールの大きな特徴は、正規の取引ルートを通じてチケットを譲渡できることです。購入者と出品者がSNSなどで直接やり取りする必要がなく、主催者が認めた仕組みの中で取引が成立します。
公式案内では、対象となるチケットは指定されたプレイガイドやサービスで販売された紙チケットが中心で、一部対象外の席種・販売方法もありました。取引価格はチケット券面の価格を基準とし、別途手数料が発生する仕組みです。
東京プールの1次ラウンド全10試合が対象で、京セラドーム大阪で開催される強化試合も対象に含まれていました。一方、宮崎開催の強化試合は対象外でした。
公認リセールと無許可転売の違い両者の違いは、単に取引価格だけではありません。主催者が認めた譲渡ルートを利用しているかどうかが重要です。
- 公認リセール: 主催者が認めたサービスを通じて正規に譲渡する。
- 無許可の転売サイト: 主催者の承認を得ていない第三者のサイトで売買する。
- SNSでの個人間取引: 相手の身元やチケットの有効性を確認しにくく、詐欺や入場拒否の危険がある。
- インターネットオークション: 主催者の許可がない取引は観戦契約約款に抵触する可能性がある。
公認リセールの存在は、チケットを手放したい人と、購入できなかった人の双方にとって意味のある制度でした。特に、人気試合のチケットが完売した後に、非公式の転売市場へ流れないようにする役割も担っていました。
ただし、2026年11月4日現在は大会そのものが終了しているため、2026年大会の観戦券を新たに購入する目的でリセールを利用することはできません。
【転売チケットが無効になる理由】不正転売禁止法と実際の対応
2026年WBCのチケット問題で特に注意を集めたのが、無許可転売されたチケットの無効化です。
読売新聞社は2026年3月3日、不正転売が確認された東京プールのチケットを無効化し、該当チケットでの入場を認めないと発表しました。
なぜ転売されたチケットが無効になるのか理由は、主催者が販売時に定めた観戦契約約款とチケットの流通ルールにあります。
WBC東京プールでは、主催者の許可を得ないチケットの転売が禁止されていました。公認リセール以外の転売サイト、オークション、SNSなどで譲渡されたチケットは、契約約款に違反する可能性があります。
そのため、購入者が実際に代金を支払っていたとしても、主催者が不正転売を確認したチケットは無効化され、入場を拒否される場合があります。
これは、転売サイト上で取引が成立したことと、主催者が有効な入場券として認めていることが別問題だからです。
チケット不正転売禁止法の罰則とは?WBCチケットには、文化庁が所管するチケット不正転売禁止法も関係します。
同法は、一定の要件を満たした「特定興行入場券」について、主催者の事前の同意を得ず、反復継続して定価を超える価格で転売する行為を禁止しています。
違反した場合の罰則は、1年以下の拘禁刑もしくは100万円以下の罰金、またはその両方です。
ただし、法律上の不正転売に該当するかどうかは、チケットの要件や取引の実態によって判断されます。単にチケットを譲渡したという事実だけで、すべての取引が直ちに同法違反になるわけではありません。
また、法律は転売を目的としたチケットの譲り受けも禁止しています。一方、違法転売されたチケットを知らずに購入した一般消費者が、購入したという事実だけで直ちに同法の処罰対象になるわけではありません。
それでも、主催者の契約約款によって入場を拒否される可能性は残ります。法律上の処罰と、興行主によるチケット無効化は区別して理解する必要があります。
WBCで実際に起きた不正転売への対応2026年3月3日の公式発表では、主催者が不正転売の確認されたチケットを無効化する方針を明確にしました。また、警察への相談や無許可転売サイトへの警告、出品者の調査も進めていると説明しています。
同じ発表では、2025年3月のMLB Tokyo Seriesのチケットを無許可サイトで不正転売した人物について、警視庁がチケット不正転売禁止法違反容疑で書類送検したことにも触れています。
加えて、過去には不正転売容疑で逮捕され、罰金100万円の略式命令を受けた事例が複数あったことや、チケットを譲ると偽って現金をだまし取る詐欺事件も紹介されました。
ここで区別したいのは、これらの書類送検や罰金の事例は、2025年のMLB Tokyo Seriesなどに関するものであり、2026年WBCの無効化チケット数やWBCでの逮捕者数を示すものではないという点です。
2026年WBCについて公式発表されたのは、不正転売チケットの無効化、警察への相談、調査の継続です。無効化されたチケットの総数については、発表資料に具体的な数値は示されていません。
高額転売チケットを購入しても、入場できる保証はありません。代金を失うだけでなく、詐欺被害やトラブルに巻き込まれる可能性があることが、今回の事例からも分かります。
【よくある質問】WBCチケット一般販売に関するFAQ
Q1:2026年WBCのチケットは現在も一般販売されていますか?
A1:いいえ。東京プールの一般販売は2026年1月15日に開始され、追加販売も2月27日に実施されました。大会は3月17日の決勝で終了しているため、11月4日現在、2026年大会の一般販売や追加販売は行われていません。
Q2:WBCの日本戦チケットはチケットぴあで購入できましたか?
A2:東京ドーム開催分の日本戦は、ローソンチケットとイープラスが一般販売の窓口でした。チケットぴあは日本戦以外を対象としていました。販売窓口を間違えないことが重要でした。
Q3:WBCチケットの購入枚数は何枚まででしたか?
A3:ローソンチケット、イープラス、チケットぴあの一般販売では、基本的に1人4枚まででした。日本戦4試合パックにも4枚までという購入制限がありました。東京ドーム窓口の日本戦以外の販売は、1試合8枚までという別の条件でした。
Q4:転売サイトで購入したWBCチケットでも入場できますか?
A4:入場できる保証はありません。主催者は無許可転売が確認されたチケットを無効化し、入場を拒否する方針を発表しています。正規の譲渡には主催者公認のリセールサービスを利用する必要があります。
2026年WBC東京ドーム開催分の一般販売は、1月15日19時からローソンチケット、イープラス、チケットぴあで始まりました。ただし、日本戦と日本戦以外では販売窓口が異なり、いずれも基本的に4枚までの先着販売でした。
その後、2月2日に公認リセールサービス「チケプラTrade」が始まり、2月19日に発表された日本戦の追加販売は2月27日19時に実施されました。東京ドームの当日券も販売されましたが、対象は日本戦以外の3試合に限られていました。
今回の販売経緯から押さえておきたい要点は、次の3つです。
1. 販売窓口を試合ごとに確認すること。 日本戦と日本戦以外では購入先が違い、追加販売も対象試合が限定されていた。
2. 公認リセールを優先すること。 正規の譲渡ルートなら、無許可転売による無効化や詐欺のリスクを避けやすい。
3. 転売チケットの安易な購入を避けること。 高額で購入しても入場できるとは限らず、主催者による無効化の対象になる可能性がある。
なお、2026年大会は3月17日にマイアミで行われた決勝でベネズエラが米国を3対2で破り、全日程を終えました。東京プールのチケット販売もすでに過去のものです。
2026年WBCのチケットをめぐる一連の動きは、人気スポーツイベントでは、販売開始日だけでなく、追加販売、公認リセール、入場条件まで把握することが大切だと示しました。今後の国際大会でも、公式発表を基準に購入先と譲渡ルールを確認することが、安心して観戦するための最も確実な方法です。