吉永一貴(よしなが・かずき)選手は、ショートトラックスピードスケートの日本代表として、平昌2018、北京2022、ミラノ・コルティナ2026の冬季オリンピック3大会に出場したトップアスリートです。1999年7月31日生まれ、愛知県尾張旭市出身。中京大学を卒業し、現在はトヨタ自動車に所属しています。
注目すべきは、10代で日本のトップ選手に上り詰めた経歴と、約8年にわたって五輪の舞台に立ち続けてきた競技人生です。2026年のミラノ・コルティナ五輪では男子500m16位、1000m13位、1500m22位、男子5000mリレー7位を記録。加えて、2026年秋の全日本距離別選手権では1500m優勝を果たし、国際大会でも競技を続けています。
この記事では、日本オリンピック委員会(JOC)、トヨタ自動車スケート部、日本スケート連盟などの公表記録を中心に、プロフィール、年齢、出身、競技歴、五輪3大会の順位、札幌冬季アジア大会の実績、2026年11月現在の最新成績まで整理します。
【プロフィール】吉永一貴の年齢・出身・学歴・所属を整理

吉永一貴選手は、愛知県出身の男子ショートトラック選手です。10代から国内大会で結果を残し、高校生のときに初めて冬季オリンピックへ出場しました。
2026年11月5日現在の年齢は27歳。競技者としての経験を重ね、現在はトヨタ自動車スケート部の中心選手として活動しています。
基本プロフィール| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 吉永一貴 |
| 読み方 | よしなが かずき |
| 生年月日 | 1999年7月31日 |
| 年齢 | 27歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 愛知県 |
| 出身 | 愛知県尾張旭市 |
| 出身小学校 | 白鳳小学校 |
| 出身高校 | 名古屋経済大学市邨高校 |
| 大学 | 中京大学 |
| 所属 | トヨタ自動車株式会社 |
| 競技 | ショートトラックスピードスケート |
| 得意種目 | 1500m |
出身地や所属については、JOCの選手プロフィールと尾張旭市の公式広報資料、トヨタ自動車スケート部の選手紹介で確認できます。
愛知県尾張旭市で育ち、小学生から競技を開始吉永選手がショートトラックに出会ったのは小学2年生のころです。
トヨタ自動車スケート部の公式プロフィールでは、親に連れられて初めて競技を見たことがきっかけだったと紹介されています。
本格的に競技を始めたのは小学4年生。尾張旭市の広報資料でも、小学校時代からショートトラックに取り組んできた歩みが紹介されています。
早い段階から競技に親しみ、ジュニア世代で国内トップクラスの実績を積み上げたことが、後のオリンピック出場につながりました。
中京大学を卒業後、トヨタ自動車へ高校卒業後は中京大学へ進学しました。
中京大学は愛知県にあるスポーツ分野でも知られる大学で、吉永選手は在学中も競技活動を続け、北京2022冬季オリンピックには大学4年生として出場しています。
その後はトヨタ自動車に所属。現在も同社のスケート部で国際大会や国内大会に挑戦しています。
トヨタ自動車の選手紹介によると、吉永選手は1500mを得意種目としており、500mや1000mにも対応できる選手です。
【競技歴】吉永一貴が10代から日本代表になった理由と主な経歴
吉永選手の競技歴を振り返ると、特徴的なのはジュニア時代から国内大会で優勝を重ねてきたことです。
単にオリンピックへ3回出場した選手というだけではありません。10代前半から全日本大会で結果を残し、国際大会でも表彰台に立ってきました。
2014年:全日本距離別選手権1500mで最年少優勝2014年、中学生だった吉永選手は全日本ショートトラック距離別選手権の1500mで優勝しました。
当時の国内大会における最年少優勝として紹介されており、早くから長距離寄りの1500mで強さを発揮していたことが分かります。
2015年:世界ジュニア選手権で銅メダル2015年には世界ジュニア選手権の1500mで3位に入りました。
国内だけでなく、海外の同世代選手と競い合う国際舞台でも結果を残したことで、日本の将来を担う選手として存在感を高めます。
2016年:全日本選手権で史上最年少の総合優勝2016年には全日本選手権で総合優勝を達成しました。
加えて、ノルウェーのリレハンメルで開催された冬季ユースオリンピックでは、男子500mで銀メダルを獲得しています。
10代半ばで国内の総合タイトルと国際大会のメダルを獲得したことは、吉永選手の競技人生における大きな転換点でした。
2017年:札幌冬季アジア大会と五輪への道2017年には全日本距離別選手権で1000mと1500mの2冠を達成。
同年の札幌冬季アジア大会では、男子5000mリレーで銅メダルを獲得しました。
また、ワールドカップ第1戦の男子リレーでも3位となり、日本が12年ぶりにオリンピックの男子リレー出場枠を獲得する過程で活躍しています。
その後、2018年の平昌五輪代表に選出されました。
年代別の経歴・関係者・所属の変化吉永選手のキャリアを、競技大会と所属・学歴の関係から整理すると次のようになります。
| 年・時期 | 所属・関係先 | 主な出来事・実績 |
|---|---|---|
| 2014年 | 国内ジュニア | 全日本距離別1500m優勝 |
| 2015年 | 日本代表 | 世界ジュニア1500m銅メダル |
| 2016年 | 名古屋経済大学市邨高校 | 全日本選手権総合優勝、ユース五輪500m銀メダル |
| 2017年 | 日本代表 | 札幌冬季アジア大会5000mリレー銅メダル |
| 2018年 | 名古屋経済大学市邨高校 | 平昌五輪初出場、世界選手権リレー銅メダル |
| 2022年 | 中京大学・トヨタ自動車 | 北京五輪出場、全日本選手権1000m優勝 |
| 2026年 | トヨタ自動車 | ミラノ五輪出場、全日本距離別1500m優勝 |
この経歴から見えてくるのは、吉永選手がジュニア時代の実績を一時的なものに終わらせず、シニア世代でも国内外の競技に継続して取り組んできたことです。
【五輪3大会の成績】平昌・北京・ミラノで何位だった?
吉永一貴選手を語るうえで欠かせないのが、2018年の平昌から2026年のミラノ・コルティナまで、3大会連続で冬季オリンピックに出場した実績です。
各大会の結果を比較すると、個人種目とリレーの両方で経験を重ねてきたことが分かります。
① 平昌2018:18歳で初のオリンピック出場2018年2月の平昌冬季オリンピックは、吉永選手にとって初めての五輪でした。
当時18歳。名古屋経済大学市邨高校に在学中で、日本男子ショートトラック史上最年少での五輪出場として注目されました。
主な結果は次のとおりです。
- 男子1000m:準々決勝敗退
- 男子1500m:予選失格
- 男子5000mリレー:7位
1000mは準々決勝で4着となり敗退。1500mでは予選で失格となりました。
一方、男子5000mリレーでは日本チームの一員として7位入賞を果たしています。
② 北京2022:大学4年生として2大会連続出場2022年の北京大会では、中京大学4年生として出場しました。
平昌から4年が経過し、ジュニア時代の期待を背負う若手から、国際経験を持つ選手へと成長した時期です。
JOCの公式記録による成績は以下のとおりです。
| 種目 | 順位 | 結果 |
|---|---|---|
| 男子1000m | 17位 | 準々決勝敗退 |
| 男子1500m | 16位 | ファイナルB |
| 男子5000mリレー | 8位 | 入賞 |
| 混合団体リレー | 10位 | 準々決勝敗退 |
個人種目では1000mと1500mの両方に出場し、リレーでも日本代表として戦いました。
男子5000mリレーでは8位となり、北京大会でも入賞を記録しています。
③ ミラノ・コルティナ2026:3大会連続出場で男子リレー7位2026年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピックは、吉永選手にとって3度目の冬季五輪でした。
開会式時点では26歳。個人3種目とリレーに出場し、男子5000mリレーで7位入賞を達成しました。
JOCが公表している最終順位は次のとおりです。
| 種目 | 最終順位 | 結果 |
|---|---|---|
| 男子500m | 16位 | 準々決勝敗退 |
| 男子1000m | 13位 | 準々決勝敗退 |
| 男子1500m | 22位 | 準々決勝敗退 |
| 男子5000mリレー | 7位 | 入賞 |
| 混合団体リレー | 12位 | 準々決勝敗退 |
特に注目されたのが男子500mです。
2月16日の予選では、吉永選手が他選手との接触で転倒しました。しかし、相手選手の反則に伴う救済措置によって準々決勝へ進出しました。
その準々決勝では4着となり、最終的に16位という結果でした。
男子5000mリレーでは6分52秒083を記録して7位。個人種目でメダルには届かなかったものの、団体種目で日本の入賞に貢献しています。
3大会の成績を比較すると見える変化3大会を通じた特徴は、五輪出場を重ねるなかで個人種目だけでなく、チーム競技でも経験を積んできたことです。
| 大会 | 年齢 | 男子1000m | 男子1500m | 男子5000mリレー |
|---|---|---|---|---|
| 平昌2018 | 18歳 | 準々決勝敗退 | 失格 | 7位 |
| 北京2022 | 22歳 | 17位 | 16位 | 8位 |
| ミラノ2026 | 26歳 | 13位 | 22位 | 7位 |
※年齢は各大会の開会式時点を基準としています。
なお、JOCの選手プロフィールに掲載されている五輪メダル数は、金0・銀0・銅0です。
ただし、五輪でのメダル獲得だけが選手の評価基準ではありません。3大会にわたる代表経験と、リレーでの継続的な入賞も吉永選手のキャリアを理解する重要な材料です。
【選手としての強み】吉永一貴はなぜ1500mが得意なのか
吉永選手の競技上の特徴として、まず挙げられるのが1500mへの強さです。
トヨタ自動車スケート部の公式プロフィールでも、得意種目は1500mと紹介されています。
500m、1000m、1500mを幅広く滑るオールラウンダーでありながら、特に1500mで実績を積み上げてきました。
ショートトラックは単純なスピード勝負ではないショートトラックは、複数の選手が同時にリンクを滑り、着順を競う競技です。
単純に最高速度を出せば勝てるわけではありません。
重要になるのは、次のような能力です。
- コーナリング技術
- 選手同士の位置取り
- 相手の動きを読む判断力
- レース終盤の加速力
- 接触や転倒を避けるバランス感覚
吉永選手は以前からコーナリング技術を強みとしてきました。
メ~テレの2018年の特集でも、スピードを落とさずにコーナーを曲がる技術が紹介されています。
得意な1500mで生きる戦術的な特徴2026年1月31日に放送されたTOKYO FMのインタビューでは、吉永選手自身がコーナーでの加速や追い抜きについて説明しています。
特に興味深いのは、必ずしも最短距離を滑ればよいわけではないという点です。
前を滑る選手より大きなコースを取り、歩数を増やしながらスピードを上げて追い抜く方法もあると話しています。
これは、ショートトラックにおける駆け引きの奥深さを示しています。
本人が語った競技への思い2026年のインタビューでは、過去2大会で課題としていたスピードが強みになってきたことにも触れています。
また、2024~25年シーズンには病気や、その後の遠征でのけがによって長期間リンクを離れた経験があったと明かしました。
復帰したときの気持ちについて、次のように語っています。
「やっぱりスケート好きだな」
氷から離れた時間を、競技を一から見つめ直す機会に変えたという話は、3大会連続出場を実現した選手の競技観を知るうえでも印象的です。
【2026年最新】吉永一貴の現在は?全日本優勝とワールドツアーの成績
2026年11月現在、吉永選手はトヨタ自動車に所属し、現役選手として競技を続けています。
ミラノ・コルティナ五輪を終えた後も国内外の大会に出場しており、2026年秋には国内大会で大きな成果を残しました。
2026年10月:全日本距離別選手権1500mで優勝2026年10月3、4日に開催された第37回全日本ショートトラックスピードスケート距離別選手権大会で、吉永選手は男子1500mの優勝を果たしました。
トヨタ自動車スケート部が公表した大会結果は以下のとおりです。
| 種目 | 順位 |
|---|---|
| 男子500m | 9位 |
| 男子1000m | 3位 |
| 男子1500m | 1位 |
1500mで優勝しただけでなく、1000mでも3位に入っています。
500mでは9位でしたが、得意とする1500mで国内トップの成績を残したことは、2026年の重要な実績です。
また、同大会の結果により、ショートトラックワールドツアー第1~5戦の代表にも選出されています。
2026/27ワールドツアー・モントリオール大会10月30日から11月1日にかけて開催された2026/27 ISUショートトラックワールドツアー第2戦のモントリオール大会にも出場しました。
トヨタ自動車スケート部が公表した結果では、次の成績を残しています。
| 種目 | 順位 |
|---|---|
| 男子500m | 32位 |
| 男子1000m | 18位 |
| 男子1500m | 18位 |
| 男子5000mリレー | 5位 |
個人種目では上位進出に届かなかったものの、男子5000mリレーでは5位となっています。
五輪後も国際舞台に挑戦し、個人種目と団体種目の双方で経験を積んでいることが分かります。
現在はトヨタ自動車スケート部の主将としても活動吉永選手の現在を語るうえで、競技成績と並んで注目したいのがチーム内での役割です。
2026年1月のTOKYO FMのインタビューでは、トヨタ自動車スケート部のキャプテンを務めていることが紹介されました。
本人は、前任のキャプテンや監督、コーチからの推薦を受けて役割を引き継いだ経緯を説明しています。
また、後輩に自分の経験を伝えることで、自身も新たな気づきを得ていると話しました。
競技者として結果を追うだけでなく、チームを支える立場へと役割が広がっている点も、現在の吉永選手の特徴です。
【札幌冬季アジア大会】吉永一貴の国際大会での実績と評価
吉永選手の実績は、オリンピックだけに限りません。
特に注目したいのが、2017年の札幌冬季アジア大会です。
JOCの選手プロフィールに記録されている同大会の成績は次のとおりです。
| 種目 | 成績 |
|---|---|
| 男子5000mリレー | |
| 男子1000m | 6位 |
| 男子1500m | 7位 |
18歳で初出場した平昌五輪より前に、すでに国際大会で表彰台を経験していました。
加えて、2018年の世界選手権でもリレーで銅メダルを獲得しています。
5000mリレーで評価されるチームへの貢献ショートトラックの5000mリレーは、4人の選手が交代しながら滑る団体種目です。
個人種目とは異なり、選手それぞれのスピードだけでなく、交代のタイミングやチーム全体の連携が結果を左右します。
吉永選手は平昌、北京、ミラノの3大会すべてで男子5000mリレーに出場しました。
その成績は7位、8位、7位です。
メダル獲得には届いていませんが、異なる世代の日本代表選手とともに長期間リレーを戦ってきた経験は、チームにとっても貴重なものです。
【プロの結論】吉永一貴を評価するなら個人種目とリレーを分けて見る吉永選手の実績を判断する際には、次の3つの視点が有効です。
1. 個人種目では1500mの国内実績を重視する
2014年の全日本距離別選手権優勝、2026年の全日本距離別選手権優勝と、1500mで長年にわたって結果を残しています。
2. 国際大会では五輪出場の継続性を見る
18歳で初出場し、22歳、26歳でも代表に選出されました。長期にわたって日本代表の競争力を支えてきた選手です。
3. リレーではチームへの貢献を評価する
札幌冬季アジア大会の銅メダルや、五輪3大会での入賞は、団体種目における経験と実績を示しています。
五輪のメダル数だけで選手の実力を判断すると、こうしたキャリアの価値を見落としてしまいます。
【よくある質問】吉永一貴に関するFAQ
Q1:吉永一貴の年齢は何歳ですか?
A1:1999年7月31日生まれで、2026年11月5日現在27歳です。ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開会式時点では26歳でした。
Q2:吉永一貴の出身地はどこですか?
A2:愛知県出身です。尾張旭市の公式広報資料でも、尾張旭市出身の選手として紹介されています。
Q3:吉永一貴の出身大学はどこですか?
A3:中京大学です。大学4年生だった2022年には北京冬季オリンピックに出場しました。
Q4:吉永一貴は現在どこの会社に所属していますか?
A4:トヨタ自動車株式会社です。同社のスケート部に所属し、2026年現在も現役選手として活動しています。
Q5:吉永一貴の得意種目は何ですか?
A5:1500mです。500mや1000mにも出場するオールラウンダーで、2026年10月の全日本距離別選手権では1500mで優勝しました。
Q6:吉永一貴のオリンピック成績は?
A6:平昌2018、北京2022、ミラノ・コルティナ2026の3大会に出場しています。五輪での最高成績は男子5000mリレーの7位で、平昌とミラノの2大会で記録しています。
Q7:吉永一貴はオリンピックでメダルを獲得していますか?
A7:オリンピックでのメダル獲得はありません。ただし、2017年札幌冬季アジア大会の男子5000mリレーで銅メダルを獲得しています。
Q8:吉永一貴は2026年現在も現役ですか?
A8:現役です。2026年10月の全日本距離別選手権で1500m優勝を果たし、同月末のショートトラックワールドツアー・モントリオール大会にも出場しています。
吉永一貴選手は、愛知県尾張旭市出身のショートトラック選手で、1999年7月31日生まれの27歳です。
中学生時代から国内大会で優勝し、2016年の全日本選手権総合優勝、2017年札幌冬季アジア大会の男子5000mリレー銅メダルなど、ジュニア時代から数多くの実績を積み重ねてきました。
オリンピックでは平昌2018、北京2022、ミラノ・コルティナ2026の3大会に連続出場。男子5000mリレーでは7位、8位、7位と、継続して入賞しています。
2026年現在はトヨタ自動車スケート部に所属し、キャプテンとしてチームを支える立場でもあります。10月の全日本距離別選手権1500m優勝は、五輪後も競技力を維持し、国内トップレベルで戦っていることを示す成果です。
吉永一貴選手を理解するうえで押さえておきたいのは、五輪3大会の経験、1500mでの強さ、そしてリレーでの継続的な貢献という3つのポイントです。
2026/27シーズンも国際大会への挑戦は続いています。今後は個人種目での世界大会上位進出と、男子5000mリレーでのさらなる飛躍が期待されます。
主な参照資料:日本オリンピック委員会(JOC)選手プロフィール・各大会公式結果、トヨタ自動車スケート部公式記録、尾張旭市公式広報資料、TOKYO FM「SPORTS BEAT」2026年1月31日放送分、国際スケート連盟(ISU)大会結果。