2026年11月6日現在、全日本男子バレー(男子バレーボール日本代表)は、アジア男子バレーボール選手権で優勝を果たした一方、第20回アジア競技大会では決勝でイランに敗れ、銀メダルを獲得した。2026年シーズンは、国際大会での確かな実績と若手選手の成長が際立った一年となっている。
特に注目されたのは、9月13日のアジア選手権決勝で日本がイランをセットカウント3-0で破った試合と、10月3日のアジア競技大会決勝で同じイランに1-3で敗れた試合だ。両大会の結果は対照的であり、代表チームの編成や選手起用の違いを理解すると、2026年の日本代表が歩んだ道筋が見えてくる。
【2026年最新速報】全日本男子バレーの現在の戦績と主要大会の結果

2026年の男子日本代表を振り返ると、国際大会で安定した強さを見せながら、選手層の拡大にも取り組んだシーズンだった。
指揮を執るのは、ロラン・ティリ監督。2026年度は37人の登録メンバーを軸にチーム強化が進められ、ネーションズリーグ、アジア選手権、アジア競技大会と続く国際日程に臨んだ。
大会別の最終結果は次のとおり。
- バレーボールネーションズリーグ2026:最終4位
- アジア男子バレーボール選手権2026:優勝
- 第20回アジア競技大会2026:準優勝・銀メダル
この3大会を並べると、アジア選手権でアジア王者となり、世界大会でも上位に進出する実力を示したことが分かる。一方、アジア競技大会では若手を中心とした編成で決勝に進み、イランに惜敗した。
つまり、2026年の日本代表は単純に勝敗だけで評価できない。主力選手による世界トップレベルへの挑戦と、次世代を担う選手の国際経験という2つの側面があった。
【アジア選手権2026】日本がイランに3-0で勝利!優勝と五輪出場権を獲得
2026年9月13日、福岡県北九州市で開催された買取大吉アジア男子バレーボール選手権大会の決勝で、日本はイランと対戦した。
結果は日本3-0イラン。セットスコアは25-21、26-24、25-23だった。第2セット、第3セットはいずれも接戦となったが、日本が重要な場面で得点を重ね、ストレート勝ちでアジアの頂点に立った。
この優勝には、タイトル獲得以上の意味があった。大会の優勝国に与えられるロサンゼルス2028オリンピックの出場権を日本が獲得したためだ。
決勝・日本対イランのセット別結果| セット | 日本 | イラン | 結果 |
|---|---|---|---|
| 第1セット | 25 | 21 | 日本 |
| 第2セット | 26 | 24 | 日本 |
| 第3セット | 25 | 23 | 日本 |
| 最終結果 | 3 | 0 | 日本優勝 |
日本の中心となったのは、主将の石川祐希、髙橋藍、西田有志、大塚達宣らの主力選手だ。セッターには深津英臣が入り、ミドルブロッカーには小野寺太志とエバデダン ラリーが起用された。
特に注目されたのが髙橋藍の活躍だ。大会MVPにも選ばれ、攻撃だけでなく、状況に応じたプレー判断でも存在感を示した。
準決勝では韓国を25-13、25-11、25-14のストレートで破っており、決勝までの勝ち上がりでも安定感が際立った。
日本バレーボール協会の大会記録では、日本が最終順位1位、イランが2位、韓国が3位となっている。アジア選手権での優勝は、2028年のオリンピックを見据えた強化においても大きな成果となった。
【アジア競技大会2026】日本対イラン決勝は1-3で敗戦!セット別速報と銀メダルの背景
アジア選手権の優勝から約3週間後、日本代表は再びイランと大一番を迎えた。
2026年10月3日、第20回アジア競技大会の男子バレーボール決勝が愛知県岡崎市で開催された。日本はイランと対戦し、セットカウント1-3で敗戦。最終順位は2位となり、銀メダルを獲得した。
日本対イランのセット別スコア| セット | 日本 | イラン | 勝者 |
|---|---|---|---|
| 第1セット | 26 | 28 | イラン |
| 第2セット | 25 | 19 | 日本 |
| 第3セット | 21 | 25 | イラン |
| 第4セット | 24 | 26 | イラン |
| 最終結果 | 1 | 3 | イラン優勝 |
序盤はイランにリードを許す展開となったが、甲斐優斗のサービスエースなどで日本も追い上げた。
中盤以降は接戦となり、21-21まで追いつく。しかし、終盤のサーブミスなどが響き、26-28で第1セットを落とした。
第2セット:西川馨太郎のブロックが流れを変える第2セットは序盤から競り合いが続いたが、9-9から西川馨太郎が2連続ブロックを決め、11-9とリードした。
その後も西山大翔のサービスエースやブロックなどで得点を重ね、25-19で日本がセットを奪取。セットカウントを1-1に戻した。
第3セット:イランの攻撃を止められず第3セットはイランが先行する展開となった。日本は途中出場の高橋慶帆らを投入して流れを変えようとしたものの、イランの優勢を崩せなかった。
終盤には甲斐優斗、西山大翔、河東祐大らを再投入したが、21-25でセットを失った。
第4セット:24-24まで追いつくも最後の2点を失う第4セットは日本がサービスエースなどでリードする場面もあった。しかし、イランのブロックに苦しみ、一時12-17まで点差を広げられた。
そこから大塚達宣がサービスエースやバックアタックで反撃。西山大翔、西本圭吾のブロックも決まり、ついに24-24まで追いついた。
しかし、最後は日本のスパイクがアウトとなり、24-26。日本はセットカウント1-3で敗れ、銀メダルが確定した。
日本バレーボール協会の公式試合レポートでも、第4セット終盤の追い上げと最後の失点が詳しく記録されている。
アジア競技大会の勝ち上がりも振り返る決勝までの日本は、決して簡単な道のりを歩んだわけではない。
- 9月27日:ウズベキスタンに3-0
- 9月28日:カザフスタンに3-0
- 9月29日:パキスタンに3-0
- 10月1日:カタールに3-0(準々決勝)
- 10月2日:中国に3-2(準決勝)
- 10月3日:イランに1-3(決勝)
特に準決勝の中国戦は23-25、25-22、25-18、19-25、15-13というフルセットの接戦だった。最終セットを15-13で制した日本は、決勝進出を果たしている。
前回の2023年杭州アジア大会で日本は銅メダルだった。2026年は銀メダルへと順位を上げており、優勝には届かなかったものの、国際大会での競争力を示した大会となった。
【ネーションズリーグ2026】男子日本代表は予選12戦全勝!最終順位と世界ランキング
2026年の男子日本代表を語るうえで欠かせないのが、バレーボールネーションズリーグ(VNL)だ。
日本は予選ラウンドで12試合12勝0敗、勝ち点30という圧倒的な成績を記録した。セット率は2.400、得点率は1.101。予選ラウンドを1位で通過し、決勝ラウンドへ進出した。
VNL2026の最終順位男子の最終順位は次のとおり。
- ポーランド
- アメリカ
- スロベニア
- 日本
- イタリア
- トルコ
- ウクライナ
- 中国
- ブルガリア
日本は準決勝でアメリカと対戦し、セットカウント2-3で惜敗。第2セット、第3セットを連取したものの、第4セットと第5セットを落とした。
続く3位決定戦ではスロベニアと対戦。28-26で第2セットを奪う粘りを見せたが、最終的には1-3で敗れ、4位で大会を終えた。
VNL決勝ラウンドの日本の結果- 準々決勝:日本3-1中国
- 準決勝:日本2-3アメリカ
- 3位決定戦:日本1-3スロベニア
予選12戦全勝という成績と、決勝ラウンドでの4位という結果は分けて考える必要がある。予選で高い安定感を示した日本に対し、決勝ラウンドでは一発勝負の厳しさが表れた。
男子日本代表の最新世界ランキングは5位J SPORTSが掲載するFIVB世界ランキングの2026年10月13日時点のデータでは、日本は世界5位、352.70ポイントとなっている。
上位にはポーランド、イタリア、ロシア、アメリカが並ぶ。日本は世界の強豪国と肩を並べる位置を維持している。
世界ランキングは大会の最終順位だけで決まるものではなく、国際試合の結果や対戦相手の強さなどを反映するポイント制だ。VNLでの勝利、アジア選手権の優勝、アジア競技大会の結果を合わせて見ることで、日本代表の国際的な立ち位置を把握できる。
【男子バレー日本代表メンバー】2026年の主力選手とアジア大会のスタメンを比較
2026年の日本代表で重要だったのは、大会によって選手構成が大きく異なっていた点だ。
アジア選手権では石川祐希、髙橋藍、西田有志ら経験豊富な選手が中心となった。一方、アジア競技大会では新井雄大を主将とする12人の編成が採用され、若手や代表経験の浅い選手が多く起用された。
アジア選手権とアジア競技大会の選手構成| 大会・区分 | 主要選手・関係者 | 役割・注目点 | 大会結果 |
|---|---|---|---|
| VNL2026 | 石川祐希、髙橋藍、西田有志、大塚達宣 | 世界大会を戦う主力選手 | 4位 |
| アジア選手権 | 石川祐希、髙橋藍、西田有志、小野寺太志、深津英臣 | 石川が主将。経験豊富な選手を中心に編成 | 優勝・五輪出場権獲得 |
| アジア競技大会 | 新井雄大、大塚達宣、甲斐優斗、西山大翔、河東祐大 | 新井が主将。若手を中心とした12人の編成 | 準優勝・銀メダル |
| 監督 | ロラン・ティリ | 2026年度男子日本代表を指揮 | 3大会を指揮 |
アジア競技大会の日本代表は、次の12人で構成された。
- アウトサイドヒッター:大塚達宣、新井雄大、甲斐優斗、後藤陸翔
- セッター:河東祐大、下川諒
- ミドルブロッカー:西本圭吾、麻野堅斗、西川馨太郎
- オポジット:西山大翔、高橋慶帆
- リベロ:高橋和幸
主将は新井雄大が務めた。200cmの甲斐優斗や、207cmの麻野堅斗など、将来性のある選手がメンバーに名を連ねた。
イランとの決勝で起用されたスターティングメンバー10月3日の決勝では、次の7人がスターティングメンバーとして起用された。
- アウトサイドヒッター:大塚達宣、甲斐優斗
- オポジット:西山大翔
- ミドルブロッカー:西本圭吾、西川馨太郎
- セッター:河東祐大
- リベロ:高橋和幸
大塚達宣はイタリアのパワーバレー・ミラノでプレーする実力者で、決勝でも攻守両面でチームを支えた。
一方、甲斐優斗は高さと攻撃力を生かして得点を狙い、西川馨太郎と西本圭吾はブロックで存在感を示した。河東祐大はセッターとして攻撃を組み立て、西山大翔はオポジットとして得点源を担った。
石川祐希や髙橋藍がアジア大会に出場しなかった理由アジア競技大会のメンバーに石川祐希、髙橋藍、西田有志が含まれていなかったことも、検索されることの多いポイントだ。
これはアジア選手権とアジア競技大会で代表メンバーが異なっていたためだ。アジア選手権は主力を中心とした14人編成だったのに対し、アジア競技大会は若手を中心とした12人編成となっていた。
大会ごとに編成を変えることは、代表チームの選手層を広げるうえで意味がある。国際大会で実際に強豪国と戦う経験は、若手にとって大きな財産となる。
2028年ロサンゼルス五輪を見据えるなら、現在の主力を維持するだけでなく、その次を担う選手の育成も欠かせない。2026年のアジア競技大会は、そのための重要な実戦機会だった。
【2027年の次戦日程】男子日本代表の試合予定とテレビ放送・ネット配信
2026年11月6日現在、男子日本代表の2026年シーズンは終了している。
日本バレーボール協会は、10月3日のアジア競技大会決勝をもって今シーズンの男子日本代表の活動が終了したと発表している。そのため、現時点では2026年内の男子A代表の次戦を待つ状況ではない。
2027年に注目したい国際大会次のシーズンに向けて注目したいのが、2027年の国際大会だ。
- 2027年ネーションズリーグ:FIVBの大会カレンダーでは6月7日~8月1日が開催期間。
- 2027年男子バレーボールワールドカップ:9月10日~26日にポーランドで開催予定。
男子ワールドカップについては、2026年10月19日に出場32チームが確定。日本はアジア選手権の上位チームとして出場権を獲得している。
ただし、2027年の日本代表の個別対戦日程や開始時刻、放送予定については、今後の公式発表を待つ必要がある。
2026年のテレビ放送・ネット配信実績2026年のネーションズリーグでは、複数の視聴方法が用意されていた。
- U-NEXT:男女日本代表戦全試合をライブ配信。日本語実況・解説付きの配信を実施。
- TBS系列:国内開催の予選ラウンド日本戦や決勝ラウンドの日本戦などを放送。
- BS-TBS:海外開催の予選ラウンド日本戦を放送。
特にU-NEXTでは、日本戦全試合のライブ配信に加え、日本ラウンド限定で特定選手を追いかける専用チャンネルも用意された。
一方、2027年大会の放送権や配信プラットフォームは、2026年の実績がそのまま引き継がれるとは限らない。次の大会を視聴する際は、TBS系列、U-NEXT、日本バレーボール協会、Volleyball Worldの最新発表を確認したい。
リアルタイム速報を確認するならどこを見るべきか全日本男子バレーのリアルタイム速報を確認するときは、情報の種類によって参照先を使い分けると便利だ。
- 日本バレーボール協会:公式メンバー、試合結果、セットカウント、大会日程。
- Volleyball World:VNLの順位表、世界ランキング、国際大会の公式情報。
- スポーツナビ:試合中のポイント経過、セット別スコア、対戦カード。
- テレビ局・配信サービス:放送時間、ライブ配信、見逃し配信の情報。
速報を見る際は、試合中の暫定スコアと試合終了後の確定結果を区別することも大切だ。特にセットカウントと大会最終順位は、試合終了後の公式記録で確認したい。
【全日本男子バレーの速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の男子日本代表はアジア選手権で優勝した?
A1:はい。2026年9月13日の決勝でイランをセットカウント3-0(25-21、26-24、25-23)で破り、優勝しました。この結果、ロサンゼルス2028オリンピックの出場権も獲得しています。
Q2:アジア競技大会2026の日本対イランの結果は?
A2:2026年10月3日の決勝で日本はイランにセットカウント1-3で敗れました。セットスコアは26-28、25-19、21-25、24-26。日本は銀メダルを獲得しています。
Q3:2026年のネーションズリーグで日本は何位だった?
A3:最終順位は4位です。予選ラウンドでは12試合全勝で1位通過しましたが、準決勝でアメリカに2-3、3位決定戦でスロベニアに1-3で敗れました。
Q4:2026年11月現在の男子日本代表の世界ランキングは?
A4:2026年10月13日時点で世界5位、352.70ポイントです。FIVBの世界ランキングを確認する際は、更新日にも注意してください。
Q5:2026年の男子日本代表の次の試合はいつ?
A5:2026年シーズンの代表活動は10月3日に終了しています。2027年にはネーションズリーグや男子ワールドカップが予定されていますが、日本代表の個別試合日時は公式発表を待つ状況です。
Q6:2026年の男子バレー日本代表の試合はどこで見られた?
A6:ネーションズリーグ2026では、U-NEXTが日本戦全試合をライブ配信し、TBS系列やBS-TBSでも日本戦を放送しました。2027年の放送・配信については新しい発表を確認してください。
2026年の全日本男子バレーは、アジア選手権優勝、ネーションズリーグ4位、アジア競技大会準優勝という成績を残した。
特に大きな成果は、アジア選手権でイランをストレートで破り、ロサンゼルス2028オリンピックの出場権を獲得したことだ。一方、アジア競技大会では若手中心のメンバーで決勝まで進出し、イランに1-3で敗れながらも銀メダルを手にした。
この2つの大会は、同じ日本代表でも編成や選手起用によって戦い方が変わることを示している。石川祐希、髙橋藍、西田有志らの主力選手に加え、大塚達宣、甲斐優斗、西山大翔、西川馨太郎らの成長も、今後の代表を考えるうえで見逃せない。
【プロの結論】注目すべきは勝敗だけではなく選手層の厚さ2026年の戦績を評価する際、重視したい要点は3つある。
- 世界で戦う力:VNL予選12戦全勝と最終4位という結果は、日本の競争力を示している。
- アジアでの実績:アジア選手権優勝によって、2028年オリンピックへの出場権を確保した。
- 次世代の育成:アジア競技大会で若手選手が決勝を経験し、国際舞台での実戦経験を積んだ。
2027年のネーションズリーグ、そしてポーランドで開催される男子ワールドカップは、次の大きな注目大会となる。
アジア選手権で示した勝負強さと、アジア競技大会で得た若手の経験をどのように融合させるのか。2028年ロサンゼルス五輪を見据えた男子日本代表の新たな挑戦に、引き続き注目したい。