映画『チャーリーとチョコレート工場』の日本語吹き替えには、実は2種類の主要なバージョンがあります。ジョニー・デップ演じるウィリー・ウォンカの声を担当したのは、ソフト版が藤原啓治、金曜ロードショー版が宮野真守です。また、主人公チャーリー・バケットも、ソフト版では池田恭祐、金曜ロードショー版では冨澤風斗が演じています。
2026年2月6日には、日本テレビ系「金曜ロードショー」で宮野真守版が放送されました。2023年発売の「日本語吹替音声追加収録版ブルーレイ」には、このテレビ放送版と従来のソフト版の両方が収録されています。子どもたちやウンパ・ルンパの担当者も含め、キャストの違いを詳しく紹介します。
【声優キャスト一覧】ソフト版と金曜ロードショー版を比較

2005年公開の『チャーリーとチョコレート工場』は、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演によるファンタジー映画です。原作はロアルド・ダールの児童文学『チョコレート工場の秘密』。不思議なチョコレート工場を舞台に、5人の子どもたちが奇妙な体験を繰り広げます。
日本語吹き替えは、主にソフト版と日本テレビ版の2種類。キャラクターの俳優は共通ですが、日本語の声を担当する声優が異なります。
主要キャラクターの吹き替え声優比較表| キャラクター | 英語版の俳優 | ソフト版 | 日本テレビ版 |
|---|---|---|---|
| ウィリー・ウォンカ | ジョニー・デップ | 藤原啓治 | 宮野真守 |
| チャーリー・バケット | フレディ・ハイモア | 池田恭祐 | 冨澤風斗 |
| ジョーおじいちゃん | デイビッド・ケリー | 清川元夢 | 大木民夫 |
| バケット夫人 | ヘレナ・ボナム=カーター | 山像かおり | 渡辺美佐 |
| バケット氏 | ノア・テイラー | 咲野俊介 | 家中宏 |
| オーガスタス・グループ | フィリップ・ウィーグラッツ | 千葉皓敬 | 日髙のり子 |
| バイオレット・ボーレガード | アナソフィア・ロブ | 久野美咲 | かないみか |
| ベルーカ・ソルト | ジュリア・ウィンター | 小幡真裕 | 三輪勝恵 |
| マイク・ティービー | ジョーダン・フライ | 海鋒拓也 | 山口勝平 |
※主要キャラクターの比較です。ソフト版の配役は発売元の作品情報・DVDキャスト記録、日本テレビ版は放送局の番組情報などを照合しています。
比較すると、ウォンカとチャーリーだけでなく、工場見学に参加する4人の子どもたちも全員異なる声優が担当しています。
子どもたちの声優にも注目日本テレビ版で特に目を引くのが、アニメや吹き替えで知られるベテラン声優の起用です。
- オーガスタス・グループ:ソフト版は千葉皓敬、日本テレビ版は日髙のり子。
- バイオレット・ボーレガード:ソフト版は久野美咲、日本テレビ版はかないみか。
- ベルーカ・ソルト:ソフト版は小幡真裕、日本テレビ版は三輪勝恵。
- マイク・ティービー:ソフト版は海鋒拓也、日本テレビ版は山口勝平。
かないみかと山口勝平の参加は、アニメ作品をよく見る視聴者にとっても興味深いポイントです。子どもたちの性格がはっきり分かれている作品だからこそ、声の違いにも注目してみると楽しみが広がります。
【ウォンカ役の違い】藤原啓治と宮野真守を聴き比べる
ウィリー・ウォンカ役は、この映画の吹き替えを語るうえで最も注目される配役です。ジョニー・デップが演じるウォンカは、天才的な菓子職人でありながら、子どもたちの予想を裏切る言動を繰り返す不思議な人物です。
ソフト版:藤原啓治ソフト版でウォンカを演じるのは藤原啓治です。洋画吹き替えからアニメーションまで幅広く活躍し、『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役などでも知られています。
藤原啓治版のウォンカを楽しむなら、子どもたちに工場の仕組みを説明する場面や、予想外の出来事に対して淡々と反応する場面に注目したいところです。ジョニー・デップの独特な表情と、藤原の声の組み合わせが作品の世界観を支えています。
日本テレビ版:宮野真守日本テレビ版でウォンカを担当するのは宮野真守です。声優・俳優・歌手として活動し、アニメ作品でも多彩な役柄を演じてきました。
宮野真守版では、ウォンカの風変わりな言動や会話のテンポに注目すると、キャラクターの印象の違いを楽しめます。
どちらが優れているかという単純な比較ではなく、同じジョニー・デップの演技を異なる日本語の声で楽しめることが、2種類の吹き替えの魅力です。
なお、宮野真守版は2026年に新規制作された吹き替えではありません。2023年のワーナー・ブラザース ジャパンの発売発表でも、既存の日本テレビ版音声をブルーレイに初収録すると説明されています。
【ウンパ・ルンパの正体】ディープ・ロイは吹き替え声優なのか?
ウンパ・ルンパについては、ほかのキャラクターと少し事情が異なります。演じているのは俳優のディープ・ロイ(Deep Roy)です。
2005年版では、ディープ・ロイが工場で働くウンパ・ルンパを一人で演じました。ABCニュースの2023年のインタビューでは、本人が担当したウンパ・ルンパは165人分に及んだと紹介されています。
映像技術によって複数の姿を登場させているため、画面上では大勢のウンパ・ルンパが働いているように見えますが、基本となる演技を担当した俳優は一人です。
ウンパ・ルンパの歌声は誰が担当した?ここで重要なのは、映像上の演技と歌唱の担当者が同じではないことです。
- 映像上の演技:ディープ・ロイ
- 英語版の劇中歌:ダニー・エルフマン
- 日本語吹き替え版の劇中歌:堀澤麻衣子の歌唱参加が本人公式プロフィールに記載されている。
ダニー・エルフマンはティム・バートン作品で知られる作曲家です。自身の公式ウェブサイトでは、ウンパ・ルンパの歌について、子どもごとに異なる音楽ジャンルを取り入れた制作過程を紹介しています。
また、日本語吹き替え版の歌唱に参加した堀澤麻衣子は、映画『チャーリーとチョコレート工場』を自身の歌唱参加作品として掲載しています。
ウンパ・ルンパを調べる際には、ディープ・ロイを日本語吹き替え声優と混同しないことがポイントです。俳優としての演技と、劇中歌の歌唱を分けて考えると、キャスト情報が理解しやすくなります。
【2026年の放送情報】金曜ロードショーは2月6日に放送済み
2026年の『チャーリーとチョコレート工場』は、2月6日(金)の金曜ロードショーで放送されました。放送時間は21時から22時54分まで。今回採用されたのは、宮野真守がジョニー・デップの声を担当する日本テレビオリジナル吹き替え版です。
日本テレビの2026年1月16日付の番組発表では、バレンタインデー直前の特別企画として、チョコレート工場シリーズを2週連続で放送すると告知されました。
- 2026年2月6日:『チャーリーとチョコレート工場』
- 2026年2月13日:『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
翌週の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、2005年版の前日譚にあたる作品です。若きウォンカをティモシー・シャラメが演じ、日本語吹き替えは花村想太が担当。ウンパルンパ役はヒュー・グラント、日本語吹き替えは松平健です。
2005年版のウンパ・ルンパはディープ・ロイ、2023年版の前日譚ではヒュー・グラントが演じています。両作品で俳優も日本語吹き替え担当者も異なります。
2023年発売のブルーレイで2種類の吹き替えを楽しめる吹き替えファンにとって大きな節目となったのが、2023年12月6日に発売された「チャーリーとチョコレート工場 日本語吹替音声追加収録版ブルーレイ」です。
ワーナー・ブラザース ジャパンの発売発表によると、この商品には従来のソフト版に加え、宮野真守がウォンカを演じる日本テレビ版の日本語吹き替え音声が初収録されました。
商品の主な情報は次のとおりです。
- 発売日:2023年12月6日
- 商品名:チャーリーとチョコレート工場 日本語吹替音声追加収録版ブルーレイ
- 発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
- 本編時間:約115分
- 発売時の希望小売価格:6,380円(税込)
- 製作年度:2005年
国立国会図書館の書誌情報にも、ソフト版と日本テレビ版の声の出演者がそれぞれ記録されています。2023年のブルーレイは新たな声優陣によるリメイクではなく、既存のテレビ吹き替え音声を家庭用ソフトで楽しめるようにした商品です。
2026年11月5日時点では、2月6日の放送はすでに終了しています。次回の再放送日時については、今後の日本テレビの番組発表を確認する必要があります。
【チャーリーとチョコレート工場の吹き替え声優】よくある質問(FAQ)
Q1:ウィリー・ウォンカの吹き替え声優は誰ですか?
A1:ソフト版は藤原啓治、日本テレビの金曜ロードショー版は宮野真守です。どちらもジョニー・デップが演じるウィリー・ウォンカの日本語吹き替えを担当しています。
Q2:チャーリー・バケットの声優は誰ですか?
A2:ソフト版は池田恭祐、日本テレビ版は冨澤風斗です。英語版ではフレディ・ハイモアが演じています。
Q3:バイオレット役とマイク役の声優は誰ですか?
A3:バイオレットはソフト版が久野美咲、日本テレビ版がかないみかです。マイクはソフト版が海鋒拓也、日本テレビ版が山口勝平です。
Q4:ウンパ・ルンパの日本語吹き替え声優は誰ですか?
A4:映像上のウンパ・ルンパを演じているのはディープ・ロイです。英語版の歌唱はダニー・エルフマンが担当し、日本語吹き替え版の劇中歌には堀澤麻衣子が参加しています。
Q5:2026年の金曜ロードショーはいつ放送されましたか?
A5:2026年2月6日(金)21時から22時54分まで放送されました。宮野真守がウォンカを担当する日本テレビオリジナル吹き替え版です。
Q6:ソフト版と金曜ロードショー版を両方収録した商品はありますか?
A6:2023年12月6日発売の「日本語吹替音声追加収録版ブルーレイ」に両方の日本語吹き替え音声が収録されています。
『チャーリーとチョコレート工場』の日本語吹き替えは、ソフト版と金曜ロードショー版の2種類が存在します。最も大きな違いは、ジョニー・デップ演じるウィリー・ウォンカの声が藤原啓治から宮野真守に変わる点です。
主人公チャーリーも池田恭祐と冨澤風斗で異なり、バイオレット役の久野美咲・かないみか、マイク役の海鋒拓也・山口勝平など、子どもたちのキャストも変更されています。
どちらのバージョンを選ぶかは、次の基準で考えるとよいでしょう。
- 藤原啓治のウォンカを楽しみたい人:ソフト版がおすすめ。
- 宮野真守のウォンカを楽しみたい人:日本テレビ版がおすすめ。
- 子どもたちの声優の違いも比較したい人:両方の音声を収録したブルーレイがおすすめ。
- ウンパ・ルンパの歌や演出に注目したい人:ダニー・エルフマンの音楽と日本語版の歌唱にも耳を傾けたい。
特に2023年の日本語吹替音声追加収録版は、2種類の吹き替えを同じ作品で比較できる点が魅力です。
2005年の公開から時間が経過した現在も、声優の違いによって新しい発見がある『チャーリーとチョコレート工場』。2026年の放送をきっかけに興味を持った人も、以前から作品を知っている人も、ぜひ日本語吹き替えの違いに注目して楽しんでみてください。