NHKの「未解決事件」は、長年にわたって真相が明らかになっていない重大事件を、独自取材、関係者の証言、捜査資料、科学鑑定などから検証する調査報道シリーズです。2011年に始まったNHKスペシャルの企画を源流とし、2025年10月からは定時番組として新シリーズが展開されています。
2026年は、三億円事件、ビットコイン巨額窃盗事件、新宿歌舞伎町ビル火災、赤ちゃん取り違え、福井中学生殺害事件、上智大生殺害放火事件、北関東連続幼女誘拐・殺人事件など、多彩なテーマが放送されました。特に9月23日のFile.19は、足利事件の冤罪とDNA型鑑定の問題を取り上げた注目回です。
この記事では、2026年11月5日時点の放送情報をもとに、最新の放送日、歴代File一覧、三億円事件や世田谷一家殺害事件の現在、未解決事件のその後、NHK ONE(旧NHKプラス)とNHKオンデマンドの見逃し視聴・再放送の確認方法まで詳しく解説します。
【NHK未解決事件とは?】2026年最新の放送日と番組の特徴

「未解決事件」は、事件の発生当時の報道だけでは分からなかった事実を、長期間にわたる取材によって掘り起こす番組です。
2011年7月に始まった初期シリーズでは、グリコ・森永事件やオウム真理教関連事件など、日本社会に大きな影響を与えた出来事を取り上げました。その後もロッキード事件、赤報隊事件、警察庁長官狙撃事件、JFK暗殺、帝銀事件、下山事件など、国内外の歴史的事件を検証しています。
2025年10月には定時番組として新シリーズがスタート。新事実や新証言を紹介するだけでなく、現代社会とのつながりや、事件から得られる教訓を伝える構成になっています。
2026年の最新放送はFile.192026年11月5日時点で確認できる2026年の最新放送は、9月23日のFile.19「北関東連続幼女誘拐・殺人事件」です。
この回では、1979年から1996年にかけて栃木県と群馬県の半径10キロ圏内で5人の幼女が姿を消した事件群を取り上げました。
要点は、5件の未解決事件が改めて注目されるきっかけとなったのが、足利事件で冤罪が明らかになったことです。捜査の重要な証拠として扱われたDNA型鑑定「MCT118法」は、なぜ誤った結論につながったのか。警察庁が同一犯の可能性を否定できないとする事件群に、どのような共通点があるのかを追っています。
File.19の放送時間は74分。NHKオンデマンドの公式番組情報でも作品の内容と配信情報を確認できます。
2026年の放送テーマが示す番組の方向性2026年の放送テーマには、殺人事件だけでなく、暗号資産の巨額窃盗、ストーカー犯罪、火災事故、冤罪、宗教法人をめぐる問題、テロ事件などが含まれています。
つまり、この番組が扱う「未解決」とは、単に犯人が捕まっていない状態だけを意味しません。事件の背景や捜査の問題点、司法判断、社会的な責任など、いまだ十分に解明されていない問題も対象にしています。
【歴代File一覧】2025年から2026年までの放送日・事件テーマ
2025年秋から始まった新シリーズは、File.01からFile.19まで進んでいます。2026年の放送分を探す際には、File番号と放送日の両方を確認すると、目的の作品を見つけやすくなります。
以下は2025年秋から2026年9月までの新シリーズの放送記録です。
| File | 放送日 | 事件・テーマ | 主な検証内容 |
|---|---|---|---|
| File.00 | 2025年9月27日 | 新シリーズ放送直前SP | シリーズの新展開を紹介 |
| File.01 | 2025年10月4日・11日 | 八王子スーパー強盗殺人事件 | ナンペイ事件の捜査と新証言 |
| File.02 | 2025年10月18日 | 北朝鮮拉致事件 | ドラマとドキュメンタリーによる検証 |
| File.03 | 2025年10月25日 | 大手ハウスメーカー地面師詐欺事件 | 不動産詐欺の実態と事件の背景 |
| File.04 | 2025年11月1日 | 逃亡犯へ 遺族からの言葉 | 遺族の視点から事件と逃亡犯を検証 |
| File.05 | 2025年11月8日 | 「存在しない子どもたち」大阪女児コンクリート詰め事件 | 事件の背景と社会の課題 |
| File.06 | 2025年11月15日 | 詐欺村 国際トクリュウ事件 | 国境を越えた特殊詐欺の実態 |
| File.07 | 2025年11月22日 | ベルトラッキ贋作事件 | 世界をだました美術品贋作事件 |
| File.08 | 2025年11月29日・12月6日 | 日本赤軍VS日本警察 | 知られざる追跡と捜査の攻防 |
| File.09 | 2025年12月30日 | 世田谷一家殺害事件 | 発生25年の捜査と科学捜査の現在 |
| File.10 | 2026年1月10日 | 三億円事件 | 180人以上への取材と捜査資料の検証 |
| File.11 | 2026年1月17日 | 消えた470億円 ビットコイン巨額窃盗事件 | マウントゴックス事件の真相 |
| File.12 | 2026年1月24日 | ストーカー殺人 なぜ繰り返されるのか | 被害者・遺族の証言と警察対応 |
| File.13 | 2026年2月28日 | 新宿 歌舞伎町ビル火災 | 44人が亡くなった火災の原因と責任 |
| File.14 | 2026年3月14日 | 赤ちゃん取り違えの深層 | 1958年の新生児取り違えと親子関係 |
| File.15 | 2026年3月21日 | 冤罪 40年の深層〜福井中学生殺害事件〜 | 前川彰司さんの冤罪と捜査の問題 |
| File.16 | 2026年3月28日 | 旧統一教会 なぜ見過ごされたのか | 警察の捜査と組織的な不法行為 |
| File.17 | 2026年7月17日 | パリ同時テロ事件 若者たちはなぜ豹変したのか | 加害者の過激化と家族の証言 |
| File.18 | 2026年9月11日 | 上智大生殺害放火事件 | 発生30年の捜査資料と新証言 |
| File.19 | 2026年9月23日 | 北関東連続幼女誘拐・殺人事件 | 5事件の関連性とDNA型鑑定の問題 |
ここで注意したいのが、File番号の重複です。2025年10月の定時番組化以前にも、NHKスペシャルとして独立したFile番号が付けられたシリーズがありました。
旧シリーズの主な作品は次の10本です。
- File.01:グリコ・森永事件(2011年)
- File.02:オウム真理教 17年目の真実(2012年)
- File.03:尼崎殺人死体遺棄事件(2013年)
- File.04:オウム真理教 地下鉄サリン事件(2015年)
- File.05:ロッキード事件(2016年)
- File.06:赤報隊事件(2018年)
- File.07:警察庁長官狙撃事件(2018年)
- File.08:JFK暗殺(2020年)
- File.09:松本清張と帝銀事件(2022年)
- File.10:下山事件(2024年)
例えば、旧シリーズのFile.09は「松本清張と帝銀事件」ですが、新シリーズのFile.09は「世田谷一家殺害事件」です。同じFile番号でも作品が異なるため、検索するときは放送年や事件名も一緒に入力することをおすすめします。
この旧シリーズと新シリーズの区別は、NHK未解決事件の歴代File一覧を調べる際に見落としやすいポイントです。
【三億円事件・世田谷一家殺害事件】現在も残る謎と捜査の進展
NHK未解決事件を検索する人が特に関心を寄せるのが、三億円事件と世田谷一家殺害事件です。どちらも長い年月が経過していますが、事件の性質と現在の法的な状況は異なります。
三億円事件:半世紀以上を経て明かされた捜査の内幕三億円事件は、1968年12月10日、東京都府中市で発生しました。東芝従業員のボーナス約3億円を積んだ現金輸送車が、白バイ警察官を装った男によって奪われた事件です。
犯人は輸送車を停止させ、車に爆発物が仕掛けられている可能性があると説明。白煙を発生させて乗員を退避させ、その隙に現金輸送車を奪って逃走しました。
捜査には延べ17万人以上の警察官が投入されたとされます。しかし、犯人の特定には至らず、1975年12月10日に公訴時効が成立しました。
2026年1月10日放送のFile.10では、NHKが捜査に関わる膨大な資料を入手し、180人以上の関係者に取材しました。
取材に応じたのは、当時20代、30代だった捜査員や報道記者です。事件の最前線にいた人々が、長年語ることのできなかった捜査の内幕や、事件が残した影響を証言しています。
注目したいのは、犯人の正体を断定する新説ではなく、捜査の過程そのものを再検証していることです。事件を象徴するモンタージュ写真についても、その成立過程や捜査への影響が取り上げられています。
ネット上ではさまざまな犯人説が語られてきましたが、特定の人物を犯人と断定できる公的な結論はありません。番組で紹介された証言や資料と、視聴者の推理は区別して受け止める必要があります。
世田谷一家殺害事件:発生から25年以上、現在も続く捜査世田谷一家殺害事件は、2000年12月30日深夜から31日未明にかけて、東京都世田谷区上祖師谷の住宅で一家4人が殺害された事件です。
被害者は宮澤みきおさん、妻の泰子さん、長女のにいなさん、長男の礼くんの4人です。事件現場には犯人につながる可能性のある遺留品が残されていましたが、犯人の特定には至っていません。
2025年12月30日に放送されたFile.09年末特別編では、事件発生から25年という節目に、警視庁の特命捜査対策室に初めてカメラが密着しました。
番組では、過去の捜査資料を再検討するとともに、最新の科学捜査を取り入れた捜査の実態を紹介。長期化した事件の解決に向けて、どのような取り組みが続いているのかを伝えました。
警視庁の公式公開捜査ページでは、犯人の服装や遺留品に関する情報、現場周辺の再現映像などが公開されています。事件当時の目撃情報だけでなく、犯人が使用した可能性のある衣類や所持品に関する情報も呼びかけています。
2026年11月5日時点でも、犯人逮捕による事件解決は発表されていません。長期捜査の対象として、現在も情報提供が求められている事件です。
この事件が示すのは、時間が経過しても捜査が終わるわけではないという現実です。科学技術の進歩によって、過去には十分に分析できなかった証拠が新たな捜査の手がかりになる可能性があります。
上智大生殺害放火事件:2026年に発生30年を迎えた事件2026年9月11日放送のFile.18は「上智大生殺害放火事件」です。
事件が発生したのは1996年9月9日。東京都葛飾区柴又3丁目の住宅で、上智大学英語学科4年生だった小林順子さん(当時21歳)が刃物で殺害され、自宅が放火されました。
事件の正式な捜査上の名称は「柴又三丁目女子大生殺人放火事件」です。NHKでは、一般に知られている「上智大生殺害放火事件」という名称で取り上げています。
警視庁の公開情報によると、事件は午後3時50分ごろから午後4時39分ごろまでの間に発生したとされています。被害者宅の火災を知らせる119番通報があった時間も、捜査上の重要な記録です。
File.18では、発生から30年となる節目に、独自入手した捜査資料と新証言を通じて事件の全貌を検証しました。
加えて、2026年9月9日からは捜査特別報奨金制度の対象期間が更新され、警視庁の制度と民間の協力会による謝礼を合わせた上限800万円の懸賞金が設定されています。警視庁は事件に関する情報提供を引き続き求めています。
30年という年月が経過しても、事件の解決には至っていません。新証言だけでなく、現場に残された物証や当時の目撃情報を改めて検証することが、解決への重要な手がかりになります。
【File.19・File.13】北関東連続幼女誘拐事件と歌舞伎町ビル火災の真相
2026年の放送で特に重要なのが、File.19の北関東連続幼女誘拐・殺人事件と、File.13の新宿歌舞伎町ビル火災です。
両者は事件の性質こそ違いますが、長期化した捜査の問題や、残された証拠をどう再評価するかという点で共通しています。
File.19 北関東連続幼女誘拐・殺人事件:足利事件とDNA鑑定の闇北関東連続幼女誘拐・殺人事件は、1979年から1996年にかけて栃木県と群馬県の半径10キロ圏内で5人の幼女が姿を消した事件群です。
この5件が関連事件として改めて注目されるようになった背景には、足利事件の冤罪があります。
足利事件では、DNA型鑑定「MCT118法」が有罪判決を支える証拠の一つとして扱われました。しかし、後年の再鑑定などによって、当時の鑑定結果が誤っていたことが明らかになりました。
科学的な鑑定結果は客観的な証拠として重視されます。しかし、鑑定技術の精度や検査方法、試料の保存状態、結果の解釈に問題があれば、誤った判断につながる危険があります。
NHKのFile.19では、警察庁が同一犯の可能性を否定できないとしている点を踏まえ、5事件の関連性やDNA鑑定の問題を取材しています。
ただし、5事件が同一犯によるものと確定したわけではありません。事件の関連性と犯人の特定は、別々に検証する必要があります。
この回の重要なテーマは、過去の鑑定結果をどのように再評価するのか、科学捜査にどのような検証制度が必要なのかという点です。
File.13 新宿歌舞伎町ビル火災:44人が亡くなった大惨事2001年9月、新宿・歌舞伎町の雑居ビルで大規模な火災が発生しました。この火災で44人が死亡しました。
警視庁は放火の疑いがあるとして捜査しましたが、犯人は特定されていません。
2026年2月28日放送のFile.13では、火災後のビル内部の映像を入手し、当時現場にいた消防隊員や火災学者の証言をもとに、火災の原因を検証しました。
また、内部資料や当時の捜査員の証言から、事件が未解決となった背景にも迫っています。
この事件を考える際に重要なのは、放火犯の特定だけではありません。雑居ビルの安全管理、避難経路、消防設備、建物の管理責任など、被害の拡大につながった可能性のある要素も検証する必要があります。
NHKの番組では、ビルの安全管理責任を問う捜査に取り組んだ捜査官の証言や、事件から25年が経過した遺族の思いも紹介されました。
未解決事件の検証が、将来の火災事故を防ぐための社会的な教訓にもつながることを示した回です。
【冤罪と社会問題】福井中学生殺害事件・赤ちゃん取り違えの深層
2026年の「未解決事件」では、殺人犯が分からない事件だけでなく、冤罪や医療機関の取り違えといった問題も扱っています。
File.14とFile.15は、いずれも個人の人生を大きく変えた出来事であり、捜査機関や行政がどのように責任を果たすべきかを考える重要なテーマです。
File.15 福井中学生殺害事件:前川彰司さんの再審無罪と事件の現在2026年3月21日放送のFile.15は「冤罪 40年の深層〜福井中学生殺害事件〜」です。
事件は1986年3月、福井市で女子中学生が殺害されたものです。翌1987年、前川彰司さんが逮捕され、殺人罪で起訴されました。
裁判では一審が無罪としたものの、二審で逆転有罪となり、懲役7年の判決が確定。前川さんは服役しました。
しかし、前川さんは一貫して無実を訴え続けました。第2次再審請求を経て、2024年に名古屋高裁金沢支部が再審開始を決定。その後、2025年7月18日の再審判決で無罪が言い渡されました。
検察側が上訴しなかったため、2025年8月に再審無罪が確定しています。
NHKのFile.15では、捜査の内幕を記した大量の内部資料を入手し、初動捜査の迷走や取り調べの問題、関係者の供述がどのように扱われたのかを検証しました。
特に重要なのは、無罪となった前川さんと、事件で家族を失った遺族の双方に取材した点です。番組では、事件から40年を経て両者が初めて対面したことも取り上げています。
ここで区別しておきたいのは、前川さんの無罪確定と、女子中学生殺害事件そのものの解決は別だということです。前川さんの冤罪が明らかになっても、真犯人が特定されたわけではありません。
2026年7月の報道でも、事件の真相はいまだ明らかになっていないと伝えられています。冤罪被害者の名誉回復と、被害者遺族が求める真相解明は、どちらも残された重要な課題です。
また、前川さんは2026年4月、長期間の身体拘束に対する刑事補償を福井地裁に請求しました。再審無罪が確定した後も、冤罪によって失われた時間や生活をどう回復するのかという問題が続いています。
File.14 赤ちゃん取り違えの深層:1958年の出来事と東京都の調査2026年3月14日放送のFile.14は「赤ちゃん取り違えの深層」です。
取り上げられたのは、1958年に東京都内の都立病院で起きた新生児の取り違えです。生まれた直後に別の赤ちゃんと取り違えられた男性が、自分の生みの親を探すために東京都へ調査を求めてきました。
この問題は、単なる医療上の確認ミスではありません。血縁上の親子関係、戸籍、家族の絆、本人のアイデンティティーなど、複数の問題が長い年月を経て表面化したものです。
NHKの取材班は、東京都が進める調査の舞台裏に密着。高度経済成長期に全国各地で起きた新生児取り違えの実態にも迫りました。
その後の2026年3月30日、東京都は調査報告書を公表しました。同じ病院で生まれた可能性がある人を38人に絞り、本人や親族など52人のDNA型鑑定を行いましたが、取り違えの相手や生みの親の特定には至りませんでした。
さらに2026年6月18日、当事者の男性側は、東京都に調査義務の履行を求めて東京地裁に申し立てました。戸別訪問などの追加調査を求める動きが続いています。
この問題で問われているのは、長い時間が経過した後に行政がどこまで調査できるのかという点です。本人の知る権利と、調査対象者のプライバシーや心情への配慮をどう両立させるかも重要な論点です。
File.14は、事件の犯人を追う従来型の未解決事件とは異なり、行政の調査責任と家族のアイデンティティーを考えるドキュメンタリーとして注目されます。
【再放送・見逃し配信】NHK ONEとNHKオンデマンドの視聴方法
NHK未解決事件を見逃した場合は、NHK ONEとNHKオンデマンドの2つを確認するのが基本です。
2026年10月1日には、従来のNHKプラスのアプリ名称がNHK ONEに統一されました。以前からNHKプラスを利用していた人にとっても、現在のアプリ名とサービス名を把握しておくことが大切です。
NHKプラスの見逃し視聴は現在NHK ONEで確認NHK ONEでは、総合テレビ・Eテレの番組の同時配信や見逃し配信を利用できます。
基本的な見逃し配信期間は放送終了後7日間です。番組によって配信対象や公開期間が異なる場合があるため、各回の番組ページで確認してください。
利用の流れは次のとおりです。
- NHK ONEの公式サイトまたはアプリを開く。
- NHK ONEアカウントの利用登録・ログインを行う。
- 番組検索で「未解決事件」と入力する。
- 視聴したいFile番号や事件名を選択する。
- 見逃し配信の対象期間内であれば再生する。
従来の「NHKプラス 見逃し視聴」を利用していた人は、2026年10月以降、アプリ名がNHK ONEに変更されたことを覚えておきましょう。
NHKオンデマンドの配信・視聴方法と料金放送後7日間を過ぎた過去作品を探す場合は、NHKオンデマンドが有力な選択肢です。
NHKオンデマンドでは、月額の見放題パックと、作品ごとに購入する単品視聴の2種類が用意されています。
- まとめて見放題パック:月額990円(税込み)。配信対象の作品を期間中に視聴できます。
- 単品購入:1本110円〜220円(税込み)。作品ごとに購入します。
- 単品の視聴期間:購入後72時間。
File.10「三億円事件」は本編49分、単品220円(税込み)で案内された作品です。File.19「北関東連続幼女誘拐・殺人事件」は本編74分となっています。
ただし、すべてのFileが常に配信されているわけではありません。権利関係や配信期間の都合で公開が終了する作品もあります。見放題パックに加入する前に、目的の作品が対象になっているか確認してください。
NHK未解決事件の再放送はいつ?再放送は、NHK総合の番組編成や特別番組の予定によって決まります。シリーズ全作品が一定周期で再放送されるわけではありません。
過去には2025年12月29日深夜から、File.04「逃亡犯へ 遺族からの言葉」、File.03「大手ハウスメーカー地面師詐欺事件」、File.07「ベルトラッキ贋作事件」などの一挙再放送が組まれた例もあります。
2026年11月5日時点で、今後の特定Fileの再放送日を一律に確定できる状況ではありません。視聴したい回がある場合は、NHKの番組表で作品名を検索し、放送予定を確認するのが確実です。
目的別に選ぶ視聴方法- 放送直後に見たい人:NHK ONEの7日間見逃し配信を利用。
- 過去のFileを探している人:NHKオンデマンドの作品一覧を確認。
- 複数のFileをまとめて見たい人:見放題パックの対象作品を確認。
- 特定の1作品だけ見たい人:単品購入の料金と視聴期限を比較。
- テレビの大画面で見たい人:対応するテレビや配信機器で利用できるか確認。
なお、NHK ONEは日本国内向けのサービスです。海外からの利用には制限があります。また、NHK ONEの利用条件や受信契約の取り扱いについては、NHKの最新案内を確認してください。
【プロの結論】NHK未解決事件が伝える本当の問題と視聴時の判断基準
NHK未解決事件の価値は、過去の重大事件を単に振り返ることではありません。事件の背景にある捜査の問題、科学技術の限界、司法制度の課題、行政の責任を、現在の社会と結び付けて検証することにあります。
2026年の放送テーマを横断すると、特に3つの重要な視点が見えてきます。
1. 科学捜査の結果も検証されなければならない足利事件と北関東連続幼女誘拐・殺人事件が示しているのは、DNA鑑定などの科学的証拠も絶対ではないということです。
科学技術が進歩しても、検査方法やデータの扱い、鑑定結果の解釈を誤れば、無実の人が罪に問われる危険があります。
重要なのは、新しい鑑定技術を導入することだけではなく、過去の鑑定結果を第三者が検証できる仕組みを整えることです。
2. 長期未解決事件では記録の再検証が重要になる三億円事件や世田谷一家殺害事件、上智大生殺害放火事件では、事件発生から数十年が経過しています。
時間の経過は、目撃者の記憶や関係者の所在確認に影響します。一方、保存された資料を新しい科学技術で分析したり、当時は語られなかった証言を掘り起こしたりすることで、新しい捜査の可能性が生まれます。
事件の記録を適切に保存し、必要に応じて再検証することは、将来の事件解決にもつながる課題です。
3. 犯人が分からないことと、事件の全容が分からないことは違う未解決事件という言葉には、複数の意味があります。
三億円事件のように公訴時効が成立した事件、世田谷一家殺害事件のように犯人の特定に至っていない事件、福井中学生殺害事件のように冤罪が明らかになった後も真犯人が分からない事件では、解決に向けて必要な取り組みが異なります。
また、赤ちゃん取り違えの深層のように、犯罪の犯人探しではなく、行政の調査や本人の権利をめぐる問題もあります。
番組を視聴するときは、次の4つを区別すると、情報をより正確に理解できます。
- 確認された事実:公的記録や客観的資料で裏付けられている内容。
- 関係者の証言:当事者が語った経験や記憶。
- 捜査機関の見解:警察などが公表している捜査上の判断。
- 未確定の仮説:事件の可能性を示すものの、確定には至っていない推測。
この区別ができれば、刺激的な犯人説やネット上の噂に引きずられず、番組が提示する本質的な問題を読み取れます。
【NHK未解決事件に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:NHK未解決事件の2026年最新Fileは何ですか?
A1:2026年9月23日に放送されたFile.19「北関東連続幼女誘拐・殺人事件」です。足利事件の冤罪とDNA型鑑定の問題、北関東の5事件の関連性を検証しています。
Q2:NHK未解決事件の放送日はどこで確認できますか?
A2:NHKの公式番組表やNHK ONEの番組ページで確認できます。過去の放送日については、NHKオンデマンドの各作品ページにも掲載されています。
Q3:NHK未解決事件の再放送予定はありますか?
A3:再放送は不定期です。年末年始などに過去回の一挙再放送が行われた例がありますが、すべての作品が再放送されるわけではありません。
Q4:NHK未解決事件の見逃し配信はどこで見られますか?
A4:放送後7日間はNHK ONEでの見逃し視聴を確認できます。それ以降はNHKオンデマンドの配信状況を確認してください。
Q5:三億円事件の犯人は2026年現在も分かっていないのですか?
A5:公的に犯人が特定されたわけではありません。1975年に公訴時効が成立しています。2026年のFile.10では、180人以上への取材と捜査資料から事件の深層を検証しました。
Q6:世田谷一家殺害事件は現在どうなっていますか?
A6:2026年11月5日時点でも犯人逮捕には至っていません。警視庁による捜査と情報提供の呼びかけが続いています。
Q7:福井中学生殺害事件は解決したのですか?
A7:前川彰司さんについては2025年に再審無罪が確定しました。ただし、女子中学生を殺害した真犯人が特定されたわけではなく、事件そのものの真相解明は残されています。
Q8:NHKオンデマンドの料金はいくらですか?
A8:2026年11月時点の公式案内では、まとめて見放題パックが月額990円(税込み)、単品購入は1本110円〜220円(税込み)です。単品購入の視聴期間は購入後72時間です。
Q9:NHKプラスは現在も利用できますか?
A9:2026年10月1日から番組配信アプリの名称がNHK ONEに統一されました。従来のNHKプラスの見逃し配信機能は、現在のNHK ONEで確認できます。
NHK未解決事件は、長年解決していない重大事件を追跡するだけでなく、捜査の問題点、冤罪、科学鑑定の限界、行政の責任など、社会に残された課題を掘り下げる調査報道シリーズです。
2026年はFile.10「三億円事件」からFile.19「北関東連続幼女誘拐・殺人事件」まで、幅広いテーマが放送されました。三億円事件では半世紀以上前の捜査の内幕、世田谷一家殺害事件では長期捜査の現在、上智大生殺害放火事件では30年目の新証言が注目されています。
加えて、福井中学生殺害事件の再審無罪や赤ちゃん取り違えをめぐる東京都の調査は、事件の解決だけでは測れない司法・行政の責任を問いかけています。
視聴方法は、放送直後ならNHK ONE、過去の作品ならNHKオンデマンドが基本です。再放送を待つ場合はNHKの番組表も確認するとよいでしょう。
未解決事件の本当の意味は、犯人が誰なのかという謎だけではありません。なぜ事件が解決しなかったのか、何が見落とされていたのか、同じ問題を繰り返さないために何が必要なのか。NHKの取材が示すこれらの問いこそ、シリーズを通じて注目すべきポイントです。
主な事実確認資料: NHKオンデマンドの番組公式情報、警視庁の公開捜査情報、NHKのサービス案内、2026年の報道資料。