2015年に日本テレビ系で放送されたドラマ『掟上今日子の備忘録』は、新垣結衣が主演を務め、岡田将生、及川光博、有岡大貴、内田理央らが出演したミステリー作品です。眠ると記憶がリセットされる忘却探偵・掟上今日子と、何かと事件に巻き込まれる不運な青年・隠館厄介を中心に、探偵斡旋所「サンドグラス」の仲間たちが物語を彩ります。
放送から11年を迎える2026年現在も、主要キャストや登場人物の関係性を振り返りたい人は少なくありません。この記事では、日本テレビの番組公式情報や講談社の書誌情報、当時の報道をもとに、主要出演者の役名、サンドグラスの人物相関、各話のゲスト出演者、放送日・全話数、原作と脚本の特徴まで整理します。
【キャスト一覧】新垣結衣・岡田将生ら主要出演者5人と役名

ドラマ『掟上今日子の備忘録』の中心となるのは、新垣結衣、岡田将生、及川光博、有岡大貴、内田理央の5人です。
日本テレビの番組公式ページに掲載されている出演者と役名は、次のとおりです。
- 新垣結衣:掟上今日子
- 岡田将生:隠館厄介
- 及川光博:絆井法郎
- 有岡大貴(Hey! Say! JUMP):也川塗
- 内田理央:幕間まくる
5人の役柄は、それぞれ異なる個性を持っています。特に、今日子と厄介の関係が物語の縦軸となり、サンドグラスのメンバーが事件の解決や2人の関係を支える構成です。
新垣結衣:掟上今日子役主人公の掟上今日子を演じるのは新垣結衣です。白髪と眼鏡が印象的な女性探偵で、別名は「忘却探偵」。眠るとその日の記憶がリセットされてしまうという特殊な体質を持っています。
最大の特徴は、どんな難事件でも記憶を失う前に解決しなければならないこと。一般的な探偵とは異なり、捜査に使える時間そのものが限られています。
忘れてはいけない情報は、自分の身体にマジックで書き残すという独特の習慣もあります。自分自身の情報や事件に関する重要事項を身体に記録する姿は、作品を象徴するビジュアルの一つです。
新垣結衣は、冷静で優秀な探偵としての顔と、どこか天然で親しみやすい一面を表現。白髪と眼鏡という特徴的なビジュアルも含め、原作のキャラクターを実写ドラマに落とし込んでいます。
岡田将生:隠館厄介役隠館厄介を演じるのは岡田将生です。読み方は「かくしだて・やくすけ」。何をしても不運に見舞われ、事件が起きるたびに犯人として疑われてしまう青年です。
自分の無実を証明するため、探偵の今日子に依頼することから2人の関係が始まります。
厄介は今日子に好意を寄せていきますが、彼女は眠ると厄介と過ごした時間も忘れてしまいます。昨日まで親しくしていた相手から、翌日には初対面のように接される。この繰り返しが、作品の恋愛面に独特の切なさを生み出しています。
岡田将生は、運の悪さに振り回されるコミカルな姿と、今日子を大切に思う繊細な感情の両方を担っています。
及川光博:絆井法郎役絆井法郎を演じるのは及川光博です。今日子たちが関わるアパルトマン兼探偵斡旋所「サンドグラス」のメンバーで、物語を支える重要人物です。
今日子と厄介を取り巻く環境を理解する人物の一人であり、後半に向けてサンドグラスの存在そのものにも関心が集まっていきます。
及川光博の持つ独特の存在感は、明るい雰囲気とミステリアスな空気が同居する作品世界によくなじんでいます。
有岡大貴:也川塗役也川塗を演じるのはHey! Say! JUMPの有岡大貴です。サンドグラスで働くメンバーの一人で、今日子や厄介たちの周囲で物語を支えます。
主要人物の中では若い世代のキャラクターに位置づけられ、サンドグラスの日常を構成する存在です。
有岡大貴は、グループでの活動とは異なる俳優としての表現を見せています。第6話では、ゲスト出演した吉田沙保里との場面も話題になりました。
内田理央:幕間まくる役幕間まくるを演じるのは内田理央です。サンドグラスで働く女性メンバーで、今日子や厄介を取り巻く人間関係に関わります。
事件の緊張感が続く物語において、サンドグラスの日常的な雰囲気を作り出す人物の一人です。
内田理央の出演によって、探偵と依頼人だけではない、個性豊かな仲間たちが集まる作品の世界観が形作られています。
【登場人物相関図】サンドグラスの3人と今日子・厄介の関係
『掟上今日子の備忘録』の人物関係を理解するうえで欠かせないのが、サンドグラスという場所です。
日本テレビの公式番組紹介では、サンドグラスはアパルトマン兼探偵斡旋所として説明されています。絆井法郎、也川塗、幕間まくるの3人が働き、今日子と厄介の調査や関係をサポートする存在です。
人物同士の関係を整理すると、次のようになります。
| 登場人物 | 演じる俳優 | 人物関係・物語での役割 |
|---|---|---|
| 掟上今日子 | 新垣結衣 | 記憶が1日単位でリセットされる忘却探偵。物語の主人公。 |
| 隠館厄介 | 岡田将生 | 事件に巻き込まれやすい青年。今日子に捜査を依頼し、好意を寄せる。 |
| 絆井法郎 | 及川光博 | サンドグラスのメンバー。今日子たちを取り巻く重要人物。 |
| 也川塗 | 有岡大貴 | サンドグラスで働くメンバーの一人。 |
| 幕間まくる | 内田理央 | サンドグラスで働く女性メンバー。 |
2人の関係は、一般的な恋愛ドラマとは大きく異なります。
厄介は今日子と一緒に事件を解決し、少しずつ距離を縮めていきます。しかし、今日子は眠ると記憶を失うため、翌日には厄介との関係もリセットされてしまいます。
厄介にとっては昨日の続きでも、今日子にとっては新しい出会いです。積み重なっていく厄介の思いと、毎日新しく始まる今日子の認識。その時間のずれが2人の関係を特徴づけています。
サンドグラスは物語をつなぐ重要な拠点サンドグラスは、単に探偵の仕事を紹介する場所ではありません。今日子が日常を送る場所であり、厄介が彼女と接点を持つための重要な舞台でもあります。
今日子が記憶を失っても、周囲の人間には前日までの出来事が残っています。そのため、サンドグラスの仲間たちは、今日子が過ごしてきた時間や厄介との関係を考えるうえでも欠かせません。
第9話から最終話にかけては、法郎の存在やサンドグラスの背景にも焦点が当たり、単発の事件を解決するだけではない物語へと展開していきます。
【ゲスト出演者一覧】堀井新太・吉田沙保里・石田ひかり・要潤ら
本作は主要5人だけでなく、各話に登場するゲスト出演者も見どころです。事件ごとに舞台や登場人物が変わるため、俳優陣の顔ぶれも幅広くなっています。
当時の報道や作品クレジットで確認できる代表的なゲスト出演者を紹介します。
第1話:中越典子・三宅弘城・霧島れいから第1話には、中越典子、三宅弘城、霧島れいか、蕨野友也らが出演しました。
物語の舞台となる研究所で、機密データが入ったSDカードが盗まれる事件が発生。厄介が犯人扱いされ、今日子に無実の証明を依頼するところから物語が動き始めます。
中越典子、霧島れいか、蕨野友也らは研究所の関係者として事件に関わり、三宅弘城は研究室の室長・笑井を演じました。初回から実力派の俳優が集まったキャスティングです。
第2話:堀井新太第2話には堀井新太が鯨井留可役で登場します。
鯨井は殺人事件の容疑者として疑われ、アリバイを証明する人物を探すためサンドグラスを訪れます。ところが、犯行時刻に会っていた相手は今日子でした。
今日子は眠ると記憶を失うため、鯨井と会った事実を覚えていません。記憶のリセットという設定が、事件のアリバイにも直結するエピソードです。
第3話:相島一之第3話では相島一之が美術館の館長・敷原役で出演します。
厄介が警備員として勤務する美術館で、2億円の価値があるとされる絵画をめぐる事件が発生。今日子は美術館の関係者に話を聞き、事件の真相に迫ります。
このエピソードには、小松利昌、恩田括、高木星来、山田明郷らも出演しています。
第6話:吉田沙保里・浅見姫香第6話の注目ゲストは、レスリング選手として活躍した吉田沙保里です。女性警察官役で出演し、地上波ドラマ初出演を果たしました。
同話では浅見姫香がお嬢様学校に通う中学3年生の雅歌役を演じています。厄介が女子校の管理作業員として働くなか、事件に巻き込まれる展開です。
マイナビニュースの当時の報道では、吉田沙保里と有岡大貴が関わる場面も紹介されていました。普段のスポーツ活動とは違う吉田の出演は、ゲスト陣の中でも印象的なキャスティングです。
第8話:石田ひかり・要潤第8話には石田ひかりがゲスト出演しました。演じたのは警視庁捜査一課長の妻で、アパレルショップで発生した殺人事件をめぐり、今日子に調査を依頼する人物です。
この回では、試着室で発見された遺体をめぐる密室事件が描かれます。第一発見者となった厄介が再び疑われる展開も見どころです。
また、要潤は澤野信二役で第8話から最終話にかけて登場します。今日子の過去を知る人物として、終盤の物語を大きく動かす重要な役どころです。
第9話・第10話:終盤を彩る出演者第9話と最終話では、要潤演じる澤野信二が今日子の過去に関わる人物として存在感を強めます。遠山俊也や菊池均也らも終盤の出演者としてクレジットされています。
なお、ベッキーについては作品クレジット上で第9話・第10話のポスター出演として扱われています。通常の登場人物として出演したゲストとは区別して理解しておくと、キャスト情報を整理しやすくなります。
【放送日・全話数】2015年10月10日から12月12日まで全10話
『掟上今日子の備忘録』は、2015年10月期の日本テレビ系土曜ドラマとして放送されました。
放送期間は2015年10月10日から12月12日まで。毎週土曜日の21時から21時54分までの枠で、全10話が放送されています。
- 作品名:掟上今日子の備忘録
- 放送局:日本テレビ系
- 放送開始日:2015年10月10日
- 最終回:2015年12月12日
- 放送曜日:毎週土曜日
- 放送時間:21時~21時54分
- 全話数:10話
- ジャンル:ミステリー・コメディ・ラブストーリー
ドラマの主題歌には、西野カナの「No.1」が採用されました。オープニングテーマはGoodbye holidayの「溢れるもの」です。
謎解きの緊張感に加え、今日子と厄介の恋愛模様も描く本作では、音楽も作品の雰囲気を形作る要素となっています。
全10話を通じて描かれる事件と恋愛物語は、各話で異なる事件を解決するエピソード形式を基本としながら、今日子と厄介の関係や今日子の過去という大きな謎を少しずつ進めていきます。
序盤は研究所のデータ盗難、美術館の絵画事件など、依頼人や事件現場が変わるミステリーが中心です。中盤には女子校での事件や推理小説家に関するエピソードが登場し、後半は今日子自身の過去に関わる展開へと移ります。
最終話では、今日子がサンドグラスから姿を消した後の厄介の行動が描かれ、2人の関係に一つの区切りがつけられます。
【原作・脚本】西尾維新の忘却探偵シリーズと野木亜紀子の脚本
本作の原作は、作家・西尾維新による「忘却探偵シリーズ」です。講談社から刊行された小説を原作とし、日本テレビの連続ドラマとして初めて実写化されました。
番組公式ページでは、原作として次の作品が挙げられています。
- 『掟上今日子の備忘録』
- 『掟上今日子の推薦文』
- 『掟上今日子の挑戦状』
- 『掟上今日子の遺言書』
原作の中心となるのは、眠ると記憶を失う探偵・掟上今日子と、事件に巻き込まれやすい青年・隠館厄介です。講談社の書誌紹介でも、今日子が事件をほぼ即日で解決する設定と、厄介が常に犯人として疑われる構図が作品の特徴として紹介されています。
脚本を担当したのは野木亜紀子脚本は野木亜紀子が担当しました。原作の独特な設定を、連続テレビドラマとして視聴しやすい形に構成しています。
本作の特徴は、1話ごとに事件の謎を解決する面白さと、全話を通じて進行する今日子と厄介の関係を両立させている点です。
特に、今日子の記憶が毎日リセットされるという設定は、単なるキャラクターの個性にとどまりません。事件の証言、アリバイ、過去の調査記録、恋愛関係など、さまざまな場面で物語の展開を左右します。
記憶を失う設定が生み出す独自のミステリー一般的な探偵ドラマでは、主人公が前回の事件で得た知識や人間関係を次の事件にも引き継ぎます。しかし今日子の場合、眠ることで記憶が失われるため、昨日までの調査内容をそのまま利用できません。
そのため、身体に書き残した情報や、その日に得た証拠が重要な意味を持ちます。時間制限のある謎解きという構造が、作品に独特のスピード感を与えています。
また、映像面でも文字情報を積極的に使った演出が特徴です。2015年10月の放送開始時に掲載されたマイナビニュースの作品解説では、画面上の文字が場所や役柄、推理の補足情報を伝える演出についても取り上げられています。
第1話では、原作の複数のエピソードを組み合わせ、ドラマ独自のエンディングを設ける構成も採用されました。小説の設定をそのまま映像化するだけでなく、連続ドラマならではの見せ方が工夫されています。
【よくある質問】掟上今日子の備忘録のキャスト・登場人物FAQ
Q1:ドラマ『掟上今日子の備忘録』で主演を務めたのは誰ですか?
A1:新垣結衣です。記憶が1日単位でリセットされる忘却探偵・掟上今日子を演じました。
Q2:岡田将生は何役で出演していますか?
A2:隠館厄介役です。事件に巻き込まれて犯人扱いされることが多く、今日子に捜査を依頼する青年です。
Q3:サンドグラスの登場人物は誰ですか?
A3:絆井法郎(及川光博)、也川塗(有岡大貴)、幕間まくる(内田理央)の3人です。アパルトマン兼探偵斡旋所として、今日子と厄介を支えます。
Q4:ドラマには何人の主要キャストが出演していますか?
A4:番組公式ページに掲載されている主要出演者は、新垣結衣、岡田将生、及川光博、有岡大貴、内田理央の5人です。このほか各話にゲスト出演者が登場します。
Q5:『掟上今日子の備忘録』はいつ放送され、全何話ですか?
A5:2015年10月10日から12月12日まで、日本テレビ系の土曜ドラマ枠で全10話が放送されました。
Q6:原作と脚本を担当したのは誰ですか?
A6:原作は西尾維新の「忘却探偵シリーズ」、脚本は野木亜紀子です。主題歌は西野カナの「No.1」です。
『掟上今日子の備忘録』の主要キャストは、新垣結衣、岡田将生、及川光博、有岡大貴、内田理央の5人です。新垣結衣が記憶を失う忘却探偵・掟上今日子を演じ、岡田将生が不運な青年・隠館厄介を演じました。
加えて、及川光博、有岡大貴、内田理央がサンドグラスのメンバーとして出演。堀井新太、吉田沙保里、石田ひかり、要潤ら各話のゲスト出演者も物語に彩りを加えています。
2015年10月10日から12月12日まで全10話が放送された本作は、西尾維新の忘却探偵シリーズを野木亜紀子の脚本で実写化した作品です。
作品を楽しむ際は、事件のトリックだけでなく、昨日の記憶を持たない今日子と、昨日の思いを持ち続ける厄介の関係にも注目してください。サンドグラスの仲間たちを含めた人物関係を理解すると、終盤の展開や最終話の意味も、より深く味わえます。