2026年、日本フィギュアスケート界はミラノ・コルティナ冬季五輪を大きな節目として、世代交代の時期を迎えた。坂本花織、樋口新葉、三原舞依、吉田陽菜、そしてペアの三浦璃来・木原龍一組(りくりゅう)が、それぞれ競技生活に区切りをつける決断を発表。日本を代表してきた選手たちの引退が相次いでいる。
一方で、競技から離れることと、スケートそのものを辞めることは同じではない。プロスケーターとして活動を続ける選手、指導者や研究者を目指す選手、海外留学を選んだ選手など、引退後の道はさまざまだ。加えて、2026-27シーズンの強化体制では新しい世代の選手たちが台頭している。
【2026年最新】フィギュアスケートの引退選手一覧と五輪後の大きな転換期

2026年の日本フィギュアスケート界を振り返ると、ミラノ・コルティナ五輪を目標にしてきたトップ選手たちが、同大会を最後の大舞台として競技生活を終える流れが目立った。
今回注目されるのは、単に引退する選手の人数ではない。それぞれが異なる競技歴を持ち、異なるタイミングで決断し、引退後もスケートとの関係を維持しようとしている点だ。
2025-26シーズンを区切りとした主な引退選手2026年11月6日時点で、今回の検索テーマに関係する主な選手の状況は次のとおり。
- 坂本花織:2025年6月に2025-26シーズン限りの引退を表明。2026年5月13日に神戸で引退会見を実施。
- 樋口新葉:2025年6月に五輪シーズン限りの引退を表明。2026年3月9日に22年間の競技生活からの引退を正式発表。
- 三原舞依:2025年12月18日に今季限りでの引退を表明。2025-26シーズン終了で18年間の競技生活に幕を下ろした。
- 吉田陽菜:2026年3月31日に今季限りでの現役引退を発表。春から1年間の海外留学を予定。
- 三浦璃来・木原龍一:2026年4月17日に連名で引退を発表。4月28日の会見で決断の経緯を説明。
この5組の発表を整理すると、女子シングルのトップ選手3人に加え、次世代の女子シングル選手、そして日本ペアの歴史を変えたりくりゅうが含まれる。
なお、これは今回取り上げる主要選手の一覧であり、日本のフィギュアスケート界全体の引退者を網羅した公式名簿ではない。引退発表の有無と日本スケート連盟の強化指定の有無も、別々に確認する必要がある。
【発表時期と経緯】坂本花織・樋口新葉・三原舞依・吉田陽菜・りくりゅうを比較
引退を発表した時期だけを見ると、選手によってかなり違いがある。五輪シーズンが始まる前から引退を決めていた選手もいれば、全日本選手権や五輪を終えてから最終的な判断を下した選手もいる。
主要選手の発表時期、競技実績、決断の背景、引退後の方向性を比較すると、次のようになる。
| 選手 | 発表時期 | 競技人生の主な実績 | 引退の背景・今後 |
|---|---|---|---|
| 坂本花織 | 2025年6月に表明、2026年5月13日会見 | 世界選手権4度優勝、五輪3大会出場 | 五輪サイクルを一区切りとし、神戸で指導者を目指す |
| 樋口新葉 | 2025年6月に表明、2026年3月9日正式発表 | 2018年世界選手権銀、北京五輪団体銀 | 五輪で再び滑る目標を達成し、プロスケーターへ |
| 三原舞依 | 2025年12月18日 | 四大陸選手権2度優勝、2022年GPファイナル優勝 | 18年間の競技生活に区切り。研究、指導、アイスショーへ |
| 吉田陽菜 | 2026年3月31日 | 2023年GPファイナル3位、2024年世界選手権8位 | 競技生活を卒業し、1年間の海外留学へ |
| 三浦璃来・木原龍一 | 2026年4月17日、4月28日会見 | 2026年ミラノ・コルティナ五輪ペア金メダル | 五輪でやり切ったとの思いから引退。プロ活動と将来の指導者を目指す |
例えば、坂本花織は2025年6月20日、神戸市でのリンク開業セレモニーで翌年の引退を表明した。つまり、2026年に突然引退を決めたわけではない。
樋口新葉も2025年6月27日に最後のシーズンを明言しており、2026年3月9日に自身の公式サイトで正式な引退を報告している。
一方、りくりゅうは五輪終了後の4月17日に発表した。五輪で金メダルを獲得した直後だったため、突然の発表として受け止められたが、本人たちはシーズン開幕前から引退の可能性を考えていたと説明している。
このように、引退の意思を固めた時期、周囲に公表した時期、最後の競技会を終えた時期は必ずしも一致しない。選手一覧を調べる際は、この3つを区別することが大切だ。
【女子シングル4選手】坂本花織・樋口新葉・三原舞依・吉田陽菜の引退理由とその後
坂本花織|世界選手権4度優勝の実績を残し、神戸で指導者の道へ坂本花織は、日本女子フィギュアスケート界を長年けん引してきたトップ選手だ。
2018年平昌、2022年北京、2026年ミラノ・コルティナと3大会連続で五輪に出場。北京大会では個人銅メダルと団体銀メダル、ミラノ・コルティナ大会では個人銀メダルと団体銀メダルを獲得した。
世界選手権では2022年、2023年、2024年に3連覇を達成。さらに現役最後となった2026年3月の世界選手権でも優勝し、日本女子シングル史上初となる4度目の世界選手権制覇を成し遂げた。
引退を意識し始めたのは、2022年北京五輪の後だった。2025年6月20日の発言では、次の2030年冬季五輪を目指す場合は29歳になることを踏まえ、26歳になる年で一区切りをつける考えを明かしていた。
そして2026年5月13日、所属先のシスメックスが神戸市内で引退会見を開催。坂本は21年4か月のスケート人生を振り返り、競技生活を終える心境と今後の目標を語った。
「21年4ヵ月のスケート人生」
会見で示された今後の方向性は、指導者としての活動だ。生まれ育った神戸を拠点に、子どもたちにスケートの楽しさを伝えていく意向を示している。
また、指導者を目指す一方で、アイスショーへの出演やスケート教室にも意欲を見せている。競技者として氷上に立つ立場から、次世代を育てる立場へ移行する形だ。
坂本の引退は、単なる競技生活の終了ではない。世界の頂点を経験した選手が、今度は地元から次のトップ選手を育てる側に回るという、新しいキャリアの始まりでもある。
(出典:日本オリンピック委員会、シスメックス公式発表、神戸新聞の引退会見報道)
樋口新葉|北京五輪を経て22年間の競技生活に終止符樋口新葉は、力強いジャンプと表現力を兼ね備えた女子シングル選手として活躍した。
2018年世界選手権で銀メダルを獲得し、2022年北京五輪では女子シングル4位、団体戦では銀メダルに貢献。北京五輪ではトリプルアクセルにも挑戦し、国際舞台で存在感を示した。
引退を決断した背景には、もう一度オリンピックの舞台で滑りたいという思いがあった。
2025年6月27日の発表時、樋口は当初2024-25シーズンで競技を終えることも考えていたと説明。2025年の世界選手権で自ら獲得した五輪出場枠を、自分自身で使いたいという気持ちが、もう1シーズン続けるきっかけになったという。
また、引退する時期をあらかじめ決めることで、最後のシーズンに全力を注ぎたいという考えも示していた。
2026年3月9日、樋口は自身の公式サイトで正式に引退を発表した。
「これからはプロスケーターとして、社会人として新しい人生を進んでいきます。」
今後はアイスショーを中心に活動し、これまでとは異なる形でスケートの魅力を届けていく方針だ。現役時代の競技成績だけでなく、表現者としてどのような演技を見せるのかにも期待が集まる。
(出典:樋口新葉公式サイト、日本オリンピック委員会、日刊スポーツ)
三原舞依|18年間の競技生活を終え、大学院研究と指導の道へ三原舞依は、繊細で伸びやかなスケーティングと、柔らかな表現力で知られる選手だ。
2017年と2022年の四大陸選手権を制し、2022年にはグランプリファイナルでも優勝。世界選手権には2度出場し、いずれも5位という実績を残した。
競技人生は決して順風満帆ではなかった。2015年に若年性特発性関節炎を発症し、2019-20シーズンには体調不良で競技を休み、2023-24シーズンには右足首の疲労骨折も経験している。
それでも競技を続け、2025年12月18日、全日本選手権の公式練習後に今季限りでの引退を表明した。
当時の三原は、18年間の競技生活を集大成として捉え、最後まで納得のいく演技をしたいという思いを語っていた。
「18年の集大成」
引退後の進路として特に注目されるのが、学術研究とスケート指導の両立だ。
2026年3月には甲南大学大学院の修士課程を修了し、4月から博士後期課程へ進学。研究テーマは、困難やストレスから立ち直る力を意味する「レジリエンス」だ。
2026年7月には甲南学園の広報を担う甲南ブランド・ナビゲーターにも就任。大学院での研究に加え、甲南大学体育会フィギュアスケート部の監督、プロスケーターとしての活動も続けている。
さらに2026年10月には、地元の神戸市須磨区のスペシャルパートナーに就任することが発表された。地域の魅力発信やイベントへの協力など、競技経験を地域社会に還元する活動も広がっている。
三原のケースは、引退後のアスリートが競技経験を教育、研究、地域貢献に生かすキャリアモデルとして注目できる。
(出典:ワールド・フィギュアスケートWeb、甲南大学、神戸市、神戸須磨シーワールド)
吉田陽菜|トリプルアクセルを武器に活躍、引退後は1年間の海外留学へ吉田陽菜は、トリプルアクセルを武器に国際大会で活躍した女子シングル選手だ。
2023年のグランプリファイナルでは3位に入り、2024年世界選手権では8位を記録。同年には国際スケート連盟のISUスケーティング・アワードで最優秀新人賞を受賞した。
2026年3月31日、所属する木下スケートアカデミーを通じて、2025-26シーズンをもって競技生活を卒業することを発表した。
発表文では、グランプリシリーズ優勝やグランプリファイナルの表彰台、世界選手権出場などを振り返り、応援してきた人々への感謝を伝えている。
「春から、一年間留学へ行ってきます。」
引退後の最初の進路として明らかになったのは、1年間の海外留学だ。
2025年12月の全日本選手権では28位となり、目標としていたミラノ・コルティナ五輪の代表入りはならなかった。ただし、五輪代表に選ばれなかったことが引退の直接的な理由だと本人が説明したわけではない。
留学先や専攻などの詳細は、所属アカデミーが公表した引退報告では明らかにされていない。今後、学びを経てどのような活動を選ぶのかが注目される。
(出典:木下スケートアカデミー公式発表、日本オリンピック委員会、スポニチ)
【りくりゅう引退の真相】三浦璃来・木原龍一が五輪金メダル後に決断した理由
2026年のフィギュアスケート界で、とりわけ大きな反響を呼んだのが、三浦璃来・木原龍一組の現役引退発表だった。
愛称「りくりゅう」で親しまれてきた2人は、2026年2月のミラノ・コルティナ五輪でペア日本勢初の金メダルを獲得。団体戦でも銀メダル獲得に貢献し、日本ペアの歴史を塗り替えた。
2026年4月17日に突然発表された引退2人は2026年4月17日、それぞれのSNSを通じて連名で現役引退を発表した。
発表文では、チーム結成当初から支えてきたコーチ、スポンサー、家族、友人、ファンへの感謝を伝え、競技生活に区切りをつけることを報告した。
特に印象的だったのは、五輪での金メダル獲得を経て、自分たちの競技人生に満足しているというメッセージだった。
「私たちはやり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません。」
この発表と同じ日、2人は春の園遊会にも出席。木原は、今後について考えていることを天皇陛下に伝えたかったという趣旨を説明している。
引退理由は体力的な限界や故障だったのか?4月28日に行われた引退会見で、三浦と木原は決断までの経緯を詳しく説明した。
三浦によると、2人はシーズンの初めから引退する可能性を考えながら競技に臨んでいた。
五輪のショートプログラムでは5位スタートとなり、フリーの演技を終えるまでは、さらに4年間競技を続ける可能性についても話し合っていたという。
しかし、フリーで積み重ねてきたものを出し切り、金メダルを獲得したことで、2人の気持ちは変わった。
三浦は五輪を終えた時点で引退を決めていたと説明し、木原も同様に競技生活をやり切ったという思いが生まれたことを明かしている。
ここで注意したいのは、2026年2月27日に発表された世界選手権の出場辞退と、引退の決断は関連するものの、同じ発表ではないことだ。
日本スケート連盟の発表によると、2人は五輪を大きな目標としており、金メダル獲得後に心身のコンディションを五輪前の状態に戻して世界選手権に臨むことは難しいと判断した。世界選手権への出場辞退を決めた際には、シーズン終了後に今後について自分たちで発表すると説明していた。
その後の引退会見で明かされたのは、五輪で目標を達成し、積み重ねてきた競技人生を十分にやり切ったという判断だった。
引退後は2人でプロ活動、将来は指導者を目指すりくりゅうの引退は、ペア競技そのものから離れるという意味ではない。
2人は引退後もプロとして活動し、日本でペア競技をさらに広めるために新しいことに挑戦する考えを示している。
また、春の園遊会では、将来的に2人で指導者になるために勉強していきたいという意向も語った。
ペア競技は、個人の技術だけでなく、パートナーとの信頼関係やタイミング、互いの動きを理解する力が欠かせない。世界の頂点を経験した2人が指導者となれば、日本のペア競技の育成環境にも大きな影響を与える可能性がある。
(出典:日本スケート連盟、テレビ朝日NEWS、スポニチ、JOC)
【休養と引退の違い】鍵山優真は現役引退ではなく2026-27シーズンを休養
フィギュアスケートのニュースで混同されやすいのが、「引退」「休養」「プロ転向」という3つの言葉だ。
特に2026年は、鍵山優真が2026-27シーズンの休養を発表したことで、引退するのではないかという疑問も生まれた。
鍵山優真は2026-27シーズンに試合へ出場しないと発表鍵山優真は、2022年北京五輪と2026年ミラノ・コルティナ五輪で銀メダルを獲得した日本男子のトップ選手だ。
2026年4月13日、自身のSNSを通じて、2026-27シーズンは試合に出場せず、休養することを発表した。
発表では、今後に向けて新しい挑戦を行い、フィギュアスケートの魅力を再発見しながら、自分自身を見つめ直す時間にしたいという考えを示していた。
この発表だけを見ると、競技から離れる期間が長くなるようにも受け取れる。しかし、その後の2026年9月20日、台北市でのイベントで来季の復帰を明言した。
「来シーズンは絶対戻りますので安心してください」
具体的な大会や目標はまだ決めていないものの、本人が復帰の意思を明らかにしている。したがって、鍵山の2026-27シーズンの休養を現役引退と扱うのは誤りだ。
引退・休養・プロ転向は何が違う?それぞれの意味を整理すると、次のようになる。
- 現役引退:競技者としての活動に区切りをつけること。アイスショーや指導などを続ける場合もある。
- 休養:一定期間、試合への出場や競技活動を休むこと。将来の復帰を前提とする場合もある。
- プロ転向:競技会を中心とする活動から、アイスショーや演技活動などを中心とする活動へ移ること。
重要なのは、現役引退とプロ転向は必ずしも対立する言葉ではないという点だ。
例えば樋口新葉は、現役引退を正式に発表したうえでプロスケーターとして活動することを明らかにしている。三原舞依も競技生活を終えた後、プロスケーターとして氷上での活動を続けている。
つまり、引退したからといって、必ずしもスケート靴を脱ぐわけではない。
引退の噂を見極める3つのポイント選手の進退に関するニュースを確認するときは、次の3点を区別すると誤解を防ぎやすい。
1. 本人が引退を明言しているか。所属先や本人の公式サイト、SNSで現役引退が明確に発表されているかを確認する。
2. 試合に出ない理由が説明されているか。休養、けが、コンディション調整、留学、出場辞退などは、必ずしも引退を意味しない。
3. 引退後の活動が発表されているか。プロスケーター、指導者、振付師、研究者など、競技から離れた後の活動も確認する。
特に強化選手一覧から名前が消えたことだけを根拠に、引退したと判断するのは避けたい。強化指定と本人の競技継続の意思は、別の情報だからだ。
【2026-27シーズンの新体制】日本フィギュアスケート界は次世代の選手へ
坂本花織、樋口新葉、三原舞依らが競技生活に区切りをつけたことで、2026-27シーズンの日本フィギュアスケート界では、新しい世代の選手たちが注目を集めている。
日本スケート連盟が公表した2026-27シーズンの強化選手一覧では、男女シングルを中心に若い選手たちが特別強化選手や強化選手Aに選ばれている。
2026-27シーズンの注目選手女子シングルでは、島田麻央、千葉百音、中井亜美、青木祐奈、岡万佑子が特別強化選手に選出された。
男子シングルでは、佐藤駿、三浦佳生、中田璃士、山本草太、西野太翔が特別強化選手として名を連ねる。
ペアでは長岡柚奈・森口澄士組が特別強化選手に選ばれた。りくりゅうが築いた日本ペアの実績を次の世代につなぐ存在としても注目される。
ただし、日本スケート連盟の強化選手一覧は、強化対象として指定された選手を示すものであり、国内の全登録選手や全競技会の出場者を網羅する名簿ではない。
トップ選手の引退は日本フィギュアに何をもたらすのか今回の引退ラッシュには、五輪サイクルという大きな節目が関係している。
フィギュアスケートは、技術の向上だけでなく、日々の練習、体力の維持、けがへの対応、精神面の管理など、多くの要素が競技生活に影響する。五輪を一つの目標として長期間活動してきた選手にとって、大会終了後は人生設計を見直すタイミングにもなる。
また、トップ選手が引退することで、次世代の選手には国際大会や国内選手権で上位を狙う機会が生まれる。一方、経験豊富な選手が競技から離れることは、技術や競技経験を伝える人材が現役の第一線から減ることも意味する。
そのため、引退後に指導者や振付師として活動する選手の存在は、日本フィギュアスケート界にとって重要になる。
坂本花織がコーチを目指し、三原舞依が大学での指導や研究を続け、りくりゅうが将来的な指導者を目標にしていることは、競技経験を次の世代に伝えるという意味でも意義深い。
現役選手の世代交代と、引退した選手による育成体制の充実。この2つが同時に進むことが、2026-27シーズン以降の日本フィギュアスケート界の大きなテーマになる。
(出典:日本スケート連盟「2026/2027シーズン強化選手」、日本オリンピック委員会)
【フィギュアスケート引退】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に引退した日本の有名フィギュアスケート選手は誰ですか?
A1:坂本花織、樋口新葉、三原舞依、吉田陽菜、三浦璃来・木原龍一組が主な選手です。三原は2025年12月に今季限りの引退を表明し、ほかの選手も2025-26シーズンを区切りとして競技生活を終えています。
Q2:坂本花織の引退理由は何ですか?
A2:2022年北京五輪後には、次の五輪サイクルを最後にする考えを持っていました。2025年6月に2025-26シーズン限りの引退を表明し、2026年5月13日の会見では21年4か月の競技人生を振り返りました。今後は神戸を拠点にコーチとして子どもたちにスケートの楽しさを伝える意向です。
Q3:りくりゅうの引退理由はけがや体力的な限界ですか?
A3:2人が2026年4月28日の会見で説明した主な理由は、ミラノ・コルティナ五輪で力を出し切り、競技人生をやり切ったという思いです。けがや体力的な限界が引退の直接的な理由だと発表したわけではありません。
Q4:樋口新葉は引退後もスケートを続けますか?
A4:はい。2026年3月9日の公式発表では、今後はプロスケーターとして活動し、アイスショーにも出演していく意向を示しています。
Q5:三原舞依は引退後、何をしていますか?
A5:甲南大学大学院の博士後期課程でレジリエンスを研究しながら、プロフィギュアスケーターとして活動しています。大学フィギュアスケート部の監督も務め、2026年には甲南ブランド・ナビゲーターや須磨区スペシャルパートナーへの就任も発表されました。
Q6:吉田陽菜は引退後、海外留学するのですか?
A6:はい。2026年3月31日の引退発表で、春から1年間留学することを明らかにしました。留学先などの詳細は公表された発表文では明らかにされていません。
Q7:鍵山優真も引退するのですか?
A7:いいえ。鍵山優真は2026-27シーズンの試合出場を見送り、休養することを発表しました。2026年9月20日には来季復帰する意思を明言しており、現役引退とは異なります。
2026年の日本フィギュアスケート界では、ミラノ・コルティナ五輪を経て、坂本花織、樋口新葉、三原舞依、吉田陽菜、三浦璃来・木原龍一組が競技生活に区切りをつけた。
それぞれの決断には違いがある。坂本花織は五輪サイクルを一区切りとして指導者を目指し、樋口新葉はプロスケーターとして新しい表現の道へ進む。三原舞依は大学院での研究と指導を両立し、吉田陽菜は海外留学を選んだ。りくりゅうは五輪でやり切ったという思いを胸に、2人でプロ活動と将来の指導者への道を歩み始めている。
一方、鍵山優真のように、競技から一時的に離れることを選ぶ選手もいる。休養と引退、プロ転向はそれぞれ意味が異なるため、発表内容を正確に確認することが欠かせない。
2026-27シーズンは、日本スケート連盟の強化選手にも新しい顔ぶれが並び、次世代への移行が進んでいる。しかし、引退した選手たちが積み重ねた経験や技術が失われるわけではない。指導、振付、研究、アイスショーなど、異なる立場から日本フィギュアスケート界を支える存在になっていく。
氷上での競技人生に幕を下ろしても、スケートとの関係は続いていく。2026年は、日本フィギュアスケート界にとって、トップ選手たちの功績を次の世代へ引き継ぐ重要な転換点となった。