第102回大会の往路を象徴する選手が、青山学院大学4年の黒田朝日選手です。
5区は小田原から芦ノ湖までを走る山登り区間。標高差のあるコースで長時間にわたって上り坂が続くため、平地でのスピードだけでは攻略できません。登坂力、持久力、ペース配分、身体への負担に対応する能力が大切です。
黒田朝日の1時間07分16秒は何がすごい?黒田選手の記録は1時間07分16秒。第102回大会で5区の新たな区間記録となりました。
公式記録で確認できる5区の上位選手は次のとおりです。
- 1位:黒田朝日(青山学院大学)1時間07分16秒
- 2位:斎藤将也(城西大学)1時間09分28秒
- 3位:工藤慎作(早稲田大学)1時間09分46秒
- 4位:高石樹(國學院大學)1時間10分05秒
- 5位:小林侑世(順天堂大学)1時間10分31秒
2位の斎藤選手との差は2分12秒。5区だけでこれだけの差を生み出したことが、青山学院大学の往路優勝を語るうえで要点です。
青山学院大学は序盤の出遅れをどう挽回したのか注目したいのは、青山学院大学が1区から独走していたわけではないことです。
1区の小河原陽琉選手は16位、2区の飯田翔大選手は10位、3区の宇田川瞬矢選手は7位でした。
4区の平松享祐選手が3位まで順位を上げ、最後の5区で黒田選手が区間新記録を達成。チーム全体の流れを最終区間で完成させました。
この結果は、箱根駅伝が単純なエース対決ではなく、5人の走者の総合力で決まる競技であることを示しています。
【往路・復路・総合順位の違い】早稲田2位と中央3位は最終的にどうなった?

箱根駅伝の順位を調べる際に注意したいのが、往路順位と総合順位は別の結果だという点です。
第102回大会では、往路2位の早稲田大学が総合4位、往路3位の中央大学が総合5位となりました。
一方、往路4位の國學院大學は総合2位に浮上しています。
往路順位と復路順位は何が違う?それぞれの順位には、次のような違いがあります。
- 往路順位: 1区から5区までの合計タイムで決まる順位。
- 復路順位: 6区から10区までの合計タイムで決まる順位。
- 総合順位: 往路と復路の合計タイムで決まる最終順位。
復路は往路の順位やタイム差を引き継いでスタートしますが、復路順位そのものは6区から10区までの記録で比較します。
早稲田大学は往路2位から総合4位へ早稲田大学は往路を5時間18分26秒で終え、青山学院大学との差は18秒でした。
しかし復路は5時間26分03秒で8位。往路の好成績を総合優勝争いにつなげることはできず、最終順位は4位となりました。
中央大学は往路3位から総合5位へ中央大学は往路5時間19分44秒で3位。
復路は5時間24分47秒で6位となり、総合5位で大会を終えました。
國學院大學は往路4位から総合2位へ特に注目したいのが國學院大學です。
往路は5時間20分02秒で4位でしたが、復路では5時間20分05秒を記録して2位に入りました。
往路と復路の両方で高い水準を維持し、総合タイム10時間40分07秒で2位を獲得。大学として過去最高の総合順位を記録しました。
【歴代往路優勝校】青山学院大学は3年連続の頂点
箱根駅伝の歴代往路優勝校を振り返ると、青山学院大学の強さが際立ちます。
2026年の第102回大会で青山学院大学は3年連続の往路優勝を達成しました。
直近の大会では、次のような優勝校の推移が見られます。
- 2022年・第98回:青山学院大学
- 2023年・第99回:駒澤大学
- 2024年・第100回:青山学院大学
- 2025年・第101回:青山学院大学
- 2026年・第102回:青山学院大学
2024年から2026年まで青山学院大学が3連覇。2023年には駒澤大学が往路を制しており、近年は両校を中心に強豪校が優勝争いを展開しています。
青山学院大学が強さを維持する背景2026年の大会では、青山学院大学の各区間の順位が16位、10位、7位、3位、1位でした。
つまり、すべての区間で区間賞を獲得したわけではありません。
それでも往路優勝を実現できたのは、区間ごとの役割を果たし、最終5区で大きな成果を生み出したからです。
また、青山学院大学は往路だけでなく復路でも5時間19分26秒を記録し、復路新記録を樹立しました。
総合タイムは10時間37分34秒。前年に同大学が記録した10時間41分19秒を更新し、総合でも大会新記録となりました。
往路・復路・総合の3つすべてで新記録を打ち立てたことが、第102回大会の歴史的な成果です。
【プロの結論】箱根駅伝の往路順位を見るときに押さえたい3つのポイント
箱根駅伝の順位を正しく理解するには、単純に1位から20位までを眺めるだけでは不十分です。
今回の大会から読み取れる要点は3つあります。
1. 往路優勝と総合優勝は分けて考える
2026年の早稲田大学と中央大学は、往路ではそれぞれ2位、3位でした。しかし総合では4位、5位です。
往路の成績だけで大会全体の勝敗を判断することはできません。
2. 区間賞とチーム順位は必ずしも一致しない
黒田朝日選手のように、特定の区間で圧倒的な記録を残す選手は大会の流れを大きく変えます。
一方で、青山学院大学のように複数区間で安定した走りを積み重ねることも優勝には欠かせません。
3. タイムと順位をセットで確認する
順位が1つ違っても、タイム差が小さいことがあります。
2026年の青山学院大学と早稲田大学の差は18秒でした。こうしたタイム差を見ることで、実際の競争の激しさが理解できます。
記録を調べるときは、次の情報を優先すると間違いがありません。
- 往路順位を知りたい場合:1〜5区の合計タイム
- 区間賞を知りたい場合:各区間の個人記録
- 復路の強さを知りたい場合:6〜10区の合計タイム
- 最終的な成績を知りたい場合:総合タイム
【箱根駅伝往路順位に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の箱根駅伝往路優勝はどこの大学ですか?
A1:青山学院大学です。第102回大会で5時間18分08秒を記録し、往路新記録で3年連続の優勝を果たしました。
Q2:2026年の箱根駅伝往路2位と3位はどこですか?
A2:2位は早稲田大学で5時間18分26秒、3位は中央大学で5時間19分44秒でした。國學院大學は5時間20分02秒で4位です。
Q3:黒田朝日の5区の記録は何分ですか?
A3:1時間07分16秒です。青山学院大学の黒田朝日選手は第102回大会の5区で区間新記録を樹立し、区間賞を獲得しました。
Q4:往路順位と総合順位はなぜ違うのですか?
A4:往路順位は1〜5区、総合順位は1〜10区の合計タイムで決まるためです。2026年は往路4位の國學院大學が総合2位となり、往路2位の早稲田大学は総合4位でした。
第102回箱根駅伝の往路は、青山学院大学が5時間18分08秒という往路新記録で優勝しました。
早稲田大学が18秒差の2位、中央大学が3位、國學院大學が4位と続きました。
特に黒田朝日選手の5区1時間07分16秒という区間新記録は、大会を象徴する走りでした。
また、往路2位の早稲田大学が総合4位、往路4位の國學院大學が総合2位となった結果からも、箱根駅伝では往路と復路の両方が重要であることが分かります。
2026年大会の記録を振り返る際は、往路順位だけでなく、区間賞、復路順位、総合タイムを合わせて確認することが大切です。次回大会の優勝争いを予想する際にも、各大学の区間配置と山登りの戦力が大きな判断材料になるでしょう。