2026年1月2日に開催された第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝2026)の往路は、青山学院大学が5時間18分08秒の往路新記録で優勝した。1区で16位と出遅れた青学大だったが、5区を任された黒田朝日が驚異的な走りを披露。残り約1.5kmで早稲田大学を逆転し、3年連続8回目の往路優勝を飾った。
往路2位は18秒差の早稲田大学、3位は中央大学、4位は國學院大學、5位は城西大学。加えて、青木瑠郁の1区区間新記録、城西大学キムタイの2区区間新記録、黒田朝日の5区区間新記録など、歴史に残る記録が相次いだ。2026年11月現在、すでに復路・総合成績も確定している。ここでは往路の全20大学順位、往路タイム、1区から5区までの区間賞、そして復路が最終順位に与えた影響まで詳しく振り返る。
【箱根駅伝2026往路結果】青山学院大学が大会新記録で3連覇!

第102回箱根駅伝の往路は、2026年1月2日(金)に開催された。東京・大手町から神奈川県箱根町の芦ノ湖まで、1区から5区までの5区間、合計107.5kmを走るレースだ。
優勝した青山学院大学の記録は5時間18分08秒。2024年の第100回大会で同大学が記録した5時間18分13秒を5秒更新し、往路の大会記録を塗り替えた。
2位の早稲田大学との差はわずか18秒。3位の中央大学とは1分36秒差だった。青学大が圧倒的な独走で勝ったわけではなく、最後まで優勝争いが続いた接戦だった。
2026年往路上位5校の結果- 1位・青山学院大学:5時間18分08秒(往路新記録)
- 2位・早稲田大学:5時間18分26秒
- 3位・中央大学:5時間19分44秒
- 4位・國學院大學:5時間20分02秒
- 5位・城西大学:5時間20分20秒
上位5校のタイム差は、優勝した青学大から20秒刻みで広がる接戦だった。特に早稲田大学は、最終5区まで先頭を争いながら18秒差で往路優勝を逃した。
なお、往路優勝は青山学院大学にとって3年連続8回目。2026年11月時点で確認できる大会公式記録でも、5時間18分08秒は歴代最速の往路記録として掲載されている。
【箱根駅伝往路全大学順位】20校のタイムと最終総合順位一覧
第102回大会の往路順位を全20大学についてまとめた。往路順位と最終総合順位を並べることで、1月2日の時点での勢力図と、翌日の復路を経てどの大学が順位を上げたのかを比較できる。
| 往路順位 | 大学名 | 往路タイム | 区間賞・主な記録 | 最終総合順位 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 青山学院大学 | 5:18:08 | 黒田朝日・5区区間新 | 1位 |
| 2位 | 早稲田大学 | 5:18:26 | 鈴木琉胤・4区区間賞 | 4位 |
| 3位 | 中央大学 | 5:19:44 | 本間颯・3区区間賞 | 5位 |
| 4位 | 國學院大學 | 5:20:02 | 青木瑠郁・1区区間新 | 2位 |
| 5位 | 城西大学 | 5:20:20 | キムタイ・2区区間新 | 7位 |
| 6位 | 順天堂大学 | 5:21:49 | ― | 3位 |
| 7位 | 駒澤大学 | 5:23:00 | ― | 6位 |
| 8位 | 創価大学 | 5:24:02 | ― | 8位 |
| 9位 | 日本大学 | 5:25:00 | ― | 10位 |
| 10位 | 東海大学 | 5:26:10 | ― | 12位 |
| 11位 | 中央学院大学 | 5:26:22 | ― | 11位 |
| 12位 | 山梨学院大学 | 5:27:28 | ― | 17位 |
| 13位 | 東京農業大学 | 5:28:02 | ― | 18位 |
| 14位 | 神奈川大学 | 5:28:25 | ― | 13位 |
| 15位 | 東洋大学 | 5:28:55 | ― | 14位 |
| 16位 | 日本体育大学 | 5:30:04 | ― | 15位 |
| 17位 | 帝京大学 | 5:30:25 | ― | 9位 |
| 18位 | 大東文化大学 | 5:30:43 | ― | 19位 |
| 19位 | 東京国際大学 | 5:30:45 | ― | 16位 |
| 20位 | 立教大学 | 5:33:05 | ― | 20位 |
※タイムは時・分・秒表記。最終総合順位は1月2日・3日の全10区間終了後の公式成績。関東学生連合はオープン参加のため、大学別20校の順位には含まれない。同チームの往路記録は5時間32分02秒。
上位校のタイム差から見える優勝争い青学大と早稲田大学の差は18秒。さらに中央大学との差も1分36秒で、上位3校が5時間19分台までに収まった。
國學院大學も5時間20分02秒で4位につけ、優勝争いから大きく離されなかった。城西大学も5位で続き、往路上位は実力校が集まる展開となった。
一方、6位の順天堂大学は5位の城西大学から1分29秒差。7位の駒澤大学、8位の創価大学も含め、上位8校が復路での逆転を狙える位置につけていた。
【箱根駅伝1区〜5区区間賞】青木瑠郁・キムタイ・黒田朝日の記録
2026年大会の往路では、5区間それぞれで異なる大学の選手が区間賞を獲得した。特に1区、2区、5区では区間新記録が誕生し、各校の戦略や選手の走力が強く表れた。
1区:國學院大學・青木瑠郁が区間新記録区間賞:青木瑠郁(國學院大學・4年)
記録:1時間00分28秒
大手町から鶴見中継所までの1区で、國學院大學の青木瑠郁が先頭でたすきをつないだ。1時間00分28秒は区間新記録。國學院大學にとっても、1区で区間賞を獲得する大きな成果となった。
2位の中央大学とは9秒差。青山学院大学は16位で、先頭から1分19秒遅れてのスタートとなった。この段階では青学大にとって厳しい展開に見えたが、結果的にはここから大逆転劇が始まる。
2区:城西大学・キムタイが花の2区で区間新区間賞:キムタイ(城西大学・4年)
記録:1時間05分09秒
各校のエースが集まる2区では、城西大学のキムタイが区間新記録を樹立した。1時間05分09秒という圧巻のタイムで、城西大学の存在感を強く示した。
この区間では日本大学のキップケメイが2位、山梨学院大学のキピエゴが3位に入るなど、留学生ランナーの活躍も目立った。早稲田大学の山口智規も4位と好走し、チームの上位争いを支えた。
3区:中央大学・本間颯が区間賞区間賞:本間颯(中央大学・3年)
記録:1時間00分08秒
3区では中央大学の本間颯が区間トップの走りを披露した。1時間00分08秒を記録し、中央大学の往路上位進出に貢献した。
2位は駒澤大学の帰山侑大、3位は國學院大學の野中恒亨。上位校がそれぞれ好タイムを記録し、往路の順位争いはさらに激しくなった。
4区:早稲田大学の1年生・鈴木琉胤が区間賞区間賞:鈴木琉胤(早稲田大学・1年)
記録:1時間00分01秒
4区で注目を集めたのは、早稲田大学の1年生・鈴木琉胤だ。1時間00分01秒で区間賞を獲得。大学1年生ながら強豪校の主力選手が集まる箱根駅伝で結果を残した。
2位は中央大学の岡田開成、3位は青山学院大学の平松享祐。早稲田大学は5区へ好位置でたすきをつなぎ、往路優勝を現実的に狙える展開を作った。
5区:青山学院大学・黒田朝日が歴史的な逆転劇区間賞:黒田朝日(青山学院大学・4年)
記録:1時間07分16秒(区間新記録)
第102回大会の最大の見どころとなったのが、箱根の山を上る5区だ。
青山学院大学の黒田朝日は、山上りで驚異的な走りを披露。早稲田大学を追い上げ、終盤に逆転して芦ノ湖のゴールへ飛び込んだ。1時間07分16秒は区間新記録であり、往路優勝を決定づける圧巻のパフォーマンスだった。
2位は城西大学の斎藤将也、3位は早稲田大学の工藤慎作。工藤も1時間09分46秒で力走したが、最後は黒田の勢いを止められなかった。
この5区の走りによって、青山学院大学は往路優勝だけでなく、大会全体の記録更新にも大きく近づいた。
【往路の勝負を分けたポイント】青学大の大逆転と早稲田・中央の健闘
青山学院大学は1区16位から5区1位へ2026年の青山学院大学を語るうえで欠かせないのが、序盤の出遅れを取り戻した総合力だ。
1区の小河原陽琉は1時間01分47秒で区間16位。國學院大學の青木瑠郁が区間新を記録するなか、青学大は先頭から1分19秒遅れでスタートした。
しかし、2区では飯田翔大が区間10位、3区の宇田川瞬矢が区間7位、4区の平松享祐が区間3位と着実に順位を回復。5区では黒田朝日が区間新記録を打ち立て、ついにトップへ浮上した。
この展開が示すのは、箱根駅伝では1区の順位だけで優勝の可能性が決まるわけではないということだ。各区間に配置された選手の実力、たすきを受け取る位置、山上りへの対応力が最終結果を左右する。
早稲田大学は18秒差で惜しくも往路2位早稲田大学は1区7位、2区4位、3区8位と安定したレースを展開した。4区では鈴木琉胤が区間賞を獲得し、往路優勝を狙える位置で5区へたすきをつないだ。
5区の工藤慎作も力走し、終盤まで先頭を維持。しかし、黒田朝日の猛追を受け、最後は青学大に逆転を許した。
結果は5時間18分26秒。青学大との差はわずか18秒だった。早稲田大学は往路で優勝に肉薄する走りを見せた一方、復路では順位を維持することが課題となった。
中央大学は3区区間賞で往路3位中央大学は藤田大智が1区2位、溜池一太が2区6位、本間颯が3区区間賞と、序盤から存在感を発揮した。
4区の岡田開成も区間2位の好走を見せ、往路優勝争いに加わった。しかし、5区の柴田大地は区間11位。最終的に5時間19分44秒で3位となった。
往路3位という好成績を残したものの、優勝した青学大との差は1分36秒。復路ではこの差をどう縮めるかが焦点だった。
【箱根駅伝往路結果は復路にどう影響した?】実際の総合順位を検証
往路の順位は、そのまま総合順位になるわけではない。箱根駅伝は復路の6区から10区までを含む全10区間の合計タイムで最終順位が決まる。
2026年大会では、往路上位校の一部が順位を落とす一方、往路6位の順天堂大学や17位の帝京大学が大きく順位を上げた。
往路優勝の青山学院大学は復路でも首位を維持青山学院大学は復路も5時間19分26秒で優勝。往路・復路の両方で大会記録を更新し、総合10時間37分34秒で3年連続9回目の総合優勝を達成した。
往路での18秒差のリードを守っただけではない。復路でも安定した走りを見せ、最終的には2位の國學院大學に4分を超える差をつけた。
國學院大學は往路4位から総合2位へ浮上國學院大學は往路4位から復路2位へと順位を上げ、総合2位でフィニッシュした。総合タイムは10時間40分07秒。復路も5時間20分05秒という好記録を残した。
青木瑠郁の1区区間新記録に象徴されるように、往路序盤から力を発揮した同大学は、復路でも安定した走りを継続。大学史上最高となる総合2位を記録した。
早稲田大学と中央大学は復路で順位を落とす往路2位の早稲田大学は、復路8位の5時間26分03秒で総合4位となった。往路3位の中央大学も復路6位の5時間24分47秒で総合5位に終わった。
両校とも往路で優勝を狙える走りを見せていただけに、復路での順位変動は大きなポイントだった。往路の好成績を総合順位につなげるには、6区から10区までの選手層や区間ごとの安定感も欠かせない。
順天堂大学と帝京大学は復路で躍進往路6位の順天堂大学は、復路4位の5時間22分06秒で走り、総合3位まで順位を上げた。上位争いから一歩離れた位置でスタートしたものの、復路で着実に順位を伸ばした。
さらに目立ったのが帝京大学だ。往路17位から復路5位へと大きく順位を上げ、総合9位でシード権を獲得した。
往路の順位だけを見て最終的な勝敗を判断できないことを、2026年大会は改めて示した。
1. 5区の山上りは優勝争いを左右する重要区間2026年大会では、黒田朝日の5区区間新記録が往路優勝を決定づけた。1区で16位だった青学大が最終的にトップへ立った背景には、序盤の遅れを取り戻す選手層と、5区で勝負できる選手の存在があった。
ただし、5区だけで優勝が決まるわけではない。1区から4区までの各選手が大きく崩れず、最後の山上りに勝負できる位置でたすきを渡すことが重要だ。
2. 区間新記録とチームの総合力は別の評価軸青木瑠郁、キムタイ、黒田朝日は、それぞれ区間新記録を樹立した。一方で、区間賞を獲得した選手がいる大学でも、最終的な総合順位は異なる。
城西大学は2区で区間新を出しながら総合7位。早稲田大学は4区で区間賞を獲得しながら総合4位だった。個人の好走をチーム全体の結果につなげるためには、ほかの区間での安定した走りも必要になる。
3. 往路順位だけで最終的な実力を判断しない帝京大学は往路17位から総合9位、國學院大學は往路4位から総合2位へ浮上した。一方、早稲田大学と中央大学は往路上位から総合順位を落としている。
こうした結果を比較する際は、往路順位だけでなく、復路順位、復路タイム、総合タイムの3つを合わせて見ることが大切だ。
箱根駅伝の結果を正確に理解するなら、区間賞や大会新記録といった個人・記録面の評価と、10区間を通じたチーム全体の評価を分けて考えたい。
箱根駅伝往路結果2026に関するよくある質問(FAQ)
Q1:箱根駅伝2026の往路優勝はどこの大学ですか?
A1:青山学院大学です。2026年1月2日の第102回大会で5時間18分08秒の往路新記録を樹立し、3年連続8回目の往路優勝を果たしました。
Q2:箱根駅伝2026の往路2位から5位はどこですか?
A2:2位は早稲田大学(5時間18分26秒)、3位は中央大学(5時間19分44秒)、4位は國學院大學(5時間20分02秒)、5位は城西大学(5時間20分20秒)です。
Q3:2026年の箱根駅伝で区間新記録を出した選手は誰ですか?
A3:往路では、1区の青木瑠郁(國學院大學)が1時間00分28秒、2区のキムタイ(城西大学)が1時間05分09秒、5区の黒田朝日(青山学院大学)が1時間07分16秒で、それぞれ区間新記録を樹立しました。
Q4:青山学院大学は往路優勝だけでなく総合優勝もしましたか?
A4:はい。復路も5時間19分26秒で優勝し、総合10時間37分34秒の大会新記録で3年連続9回目の総合優勝を達成しました。
Q5:往路4位の國學院大學は最終的に何位でしたか?
A5:総合2位です。復路で5時間20分05秒を記録し、往路から2つ順位を上げました。大学史上最高の総合順位となりました。
Q6:箱根駅伝2026の往路新記録は何時間何分何秒ですか?
A6:5時間18分08秒です。青山学院大学が第100回大会の従来記録5時間18分13秒を5秒更新しました。
第102回箱根駅伝の往路は、青山学院大学が5時間18分08秒の往路新記録で優勝した。1区16位という苦しいスタートから、5区の黒田朝日が区間新記録の走りで早稲田大学を逆転した展開は、2026年大会を象徴する名場面となった。
早稲田大学は18秒差の2位、中央大学は3位、國學院大學は4位、城西大学は5位。さらに青木瑠郁、キムタイ、黒田朝日の3選手が区間新記録を樹立し、往路全体のレベルの高さを印象づけた。
最終的には青山学院大学が復路も制して総合優勝。國學院大學が総合2位、順天堂大学が3位に入り、往路順位から大きく変動した大学もあった。
2026年大会を振り返るうえで重要なのは、往路の順位だけでなく、区間記録と復路の巻き返しを含めて全体を見ることだ。箱根駅伝は5区間の往路で流れが生まれ、5区間の復路で最終的な勝敗が決まる。第102回大会は、その面白さと奥深さを改めて示した大会だった。
主な事実確認資料: 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの第102回大会記録、日本テレビの大会記録・往路ダイジェスト、青山学院大学の大会報告、月刊陸上競技の大会結果。