マタニティフォトに対して否定的な反応が出る背景には、主に5つの要因がある。
1. お腹を露出することへの抵抗感最も分かりやすい理由が、妊娠中のお腹を露出した写真への違和感だ。
マタニティフォトには、下着やチューブトップ、ベアトップなどを着用し、お腹の丸みを強調する撮影スタイルがある。妊娠線やお腹の膨らみも含めて、妊娠中の身体を美しく残そうとする表現だ。
しかし、身体を見せることに慎重な価値観を持つ人からすれば、家族や親しい人だけでなく、不特定多数に見せることに抵抗を感じる場合もある。
特に、普段は肌の露出が少ない人が突然大胆な写真をSNSに投稿すると、見る側が驚くこともある。
2. 独特なポーズや演出が気持ち悪いと感じられるマタニティフォトには、一般的な家族写真とは異なるポーズがある。
例えば、次のようなものだ。
- 両手でお腹を包み込むポーズ
- パートナーがお腹にキスする構図
- お腹に顔を近づけるポーズ
- 後ろ姿や横向きで身体のラインを強調する撮影
- お腹にイラストやメッセージを描くベリーペイント
こうした演出を愛情表現と受け取る人もいれば、過度に演出された写真と感じる人もいる。
写真の好みは個人差が大きい。ウェディングフォトや記念写真でも、ロマンチックな演出を好む人と、自然体の写真を好む人がいるのと同じ構造だ。
3. 幸せアピールや自己顕示欲に見える撮影そのものより、SNSへの投稿方法が批判につながるケースもある。
妊娠は本人や家族にとって大きな出来事だが、すべての人が同じ温度感で受け止めるわけではない。
写真を何枚も投稿したり、露出の多い写真を公開したりすると、見る人によっては「自慢したいだけではないか」「他人に見せる必要があるのか」と感じることがある。
ただし、写真を公開する行為だけで自己顕示欲が強いと判断することはできない。単純に家族や友人と喜びを共有したい人もいる。
4. 妊娠や出産に対する価値観が違う妊娠に関する話題は、見る人の人生経験によって受け止め方が変わる。
例えば、不妊治療を経験している人、流産や死産を経験した人、妊娠を望んでいても実現していない人にとっては、幸せそうな妊娠写真を見ることが心理的な負担になる場合もある。
もちろん、そうした経験を持つ人全員がマタニティフォトを嫌うわけではない。
大切なのは、撮影する自由と、他人がその写真をどう受け止めるかは別の問題だという点だ。
5. SNSでは写真の公開範囲をコントロールしにくい家族のアルバムに保管する写真と、SNSに投稿する写真では意味が違う。
前者は個人的な記録だが、後者はフォロワーや第三者に見られ、保存や転載をされる可能性もある。
この違いが、マタニティフォトへの評価を大きく左右している。
つまり、「マタニティフォトを撮影することがおかしい」というより、「個人的な記念写真をどこまで公開するべきなのか」という問題が、批判の背景にある。
【2026年最新調査】マタニティフォトを撮る人・撮らない人の実態

マタニティフォトをめぐる世間の反応を考えるうえで参考になるのが、2026年5月に株式会社NEXERと株式会社大進創寫舘が実施したアンケートだ。
妊娠経験のある全国の女性92人を対象に、撮影経験や理由、不安、撮影しなかった理由などを調査している。
2026年調査で分かった撮影経験調査によると、マタニティフォトを撮影したことがある人は17.4%、撮影しなかった人は82.6%だった。
撮影経験者の撮影方法では、プロの写真館・フォトスタジオが43.8%で最多。セルフ撮影が25.0%、家族やパートナーによる撮影が18.8%だった。
撮影時期は妊娠8か月頃が37.5%で最も多い。
さらに注目したいのが、撮影経験者の不安だ。
62.5%が「お腹の見せ方や露出への抵抗」を挙げている。
つまり、撮影する人の中にも露出への抵抗感がある。マタニティフォトを撮る人が全員、身体を見せることに抵抗がないわけではないのだ。
撮影しなかった人の理由にも注目同調査では、撮影しなかった人に理由を尋ねている。
- 必要性を感じなかった:44.7%
- 当時、マタニティフォトという文化を知らなかった:39.5%
- 恥ずかしい・抵抗があった:23.7%
また、撮影しなかった人のうち、後から「撮っておけばよかった」と回答した人は11.8%だった。一方、88.2%は撮らなかったことを後悔していない。
この結果からも、撮影しない選択が必ずしも後悔につながるわけではないことが分かる。
2025年発表のコンビ調査との違い赤ちゃん用品メーカーのコンビ株式会社も、2025年8月19日にマタニティフォトに関する調査結果を公表している。
こちらは2024年10月に実施された全国1,656人のインターネット調査で、対象は第一子妊娠中の女性と、末子が4歳頃までの子どもを持つ男女だ。
撮影経験者42.5%、撮影予定者6.6%を合わせると49.1%。一方、撮影経験がなく予定もない人は50.8%だった。
2026年のNEXER調査と数字が大きく異なるが、調査対象や質問条件、回答者数が違うため、撮影率が急激に低下したと解釈するのは適切ではない。
ここで重要なのは、マタニティフォトが全員に選ばれる習慣ではなく、撮る人と撮らない人がそれぞれ存在するという実態だ。
【撮影する心理を検証】露出してまでマタニティフォトを残すのはなぜ?
否定的な意見がある一方、撮影する側にはどのような気持ちがあるのだろうか。
その背景には、妊娠期間が限られた時間であることや、身体の変化を記録したいという思いがある。
1. 妊娠中の姿は一生に何度も残せない妊娠中は、身体が少しずつ変化していく特別な時期だ。
出産後に同じ姿を再現することはできない。そのため、お腹が大きくなった姿を写真に残しておきたいと考える人がいる。
2026年のNEXER調査でも、撮影した理由として「妊娠している時の姿はその時にしか残せない」「あとで見返せる」「将来子どもに見せたい」といった回答が紹介されている。
撮影する心理は、単なる見栄や自慢だけでは説明できない。自分自身の人生の節目を記録するという側面がある。
2. お腹の膨らみを美しい記録として残したいマタニティフォトでは、お腹の丸みを写真の中心に据えることが多い。
普段は服で隠れている身体の変化を、あえて写真の主役にすることで、妊娠という経験を視覚的に表現できる。
また、撮影時に衣装や背景を選ぶことで、自分の好みに合った作品に仕上げられる。
お腹を露出することが必須ではなく、ワンピースやシャツを着たまま撮影する方法もある。
3. 子どもが大きくなったときに見せたい撮影した写真を将来、子どもと一緒に見たいという目的もある。
「あなたがお腹の中にいた頃はこんな姿だった」と伝えられる写真は、家族の記録の一つになる。
マタニティフォトを赤ちゃんの誕生前から始まる家族アルバムとして考える人もいる。
4. パートナーと妊娠期間を共有したい妊娠による身体的な変化を経験するのは妊婦本人だが、出産を迎えるまでの時間はパートナーにとっても家族の節目になる。
二人でお腹に手を添えたり、赤ちゃんのエコー写真を持って撮影したりすることで、妊娠期間を共有する記念写真になる。
日本写真文化協会の2023年10月の解説でも、以前は妊婦本人だけで撮影するケースが多かったものの、現在はパートナーが予約や撮影に積極的に関わるケースも紹介されている。
露出やポーズに対する賛否を整理マタニティフォトをめぐる意見の違いは、撮影する側の意図と見る側の受け止め方を分けると理解しやすい。
一般社団法人日本写真文化協会の解説では、お腹を出す衣装だけでなく、オーバーサイズのシャツやカーディガン、夫婦でそろえたTシャツとジーンズなども紹介されている。
また、ベリーペイントはインドや西アジア、中東などに安産祈願の文化的背景があると説明されている。
つまり、マタニティフォトには一つの正解となる衣装やポーズがあるわけではない。撮影する人の好みによって表現方法は変わる。
【SNS炎上とプライバシー問題】マタニティフォトの投稿はなぜ批判される?
マタニティフォトの賛否が目立ちやすい場所がSNSだ。
撮影した写真を自宅に飾ることと、InstagramなどのSNSに公開することでは、第三者との接点が大きく異なる。
2024年にも妊娠関連写真の投稿が議論に2024年8月11日、オトナンサーの記事がライブドアニュースに掲載され、エコー写真やマタニティフォトのSNS投稿をめぐる賛否が取り上げられた。
記事では、肯定的な意見として、おめでたい出来事だから共有してもよいという考え方が紹介されている。
一方、否定的な意見としては、次のような論点が挙げられた。
- 家族や友人の間で共有すれば十分ではないか
- 裸に近い姿を不特定多数に見せる必要があるのか
- 妊娠に関する写真を見ることが苦手な人もいる
- 妊活中の人など、さまざまな事情を抱える人への配慮も必要ではないか
ただし、これはネット上の反応を紹介した記事であり、日本人全体を対象とした世論調査ではない。「否定派が多数」と断定できる統計ではない点には注意したい。
マタニティフォトがSNSで炎上するケースとは?「マタニティフォトのSNS炎上」という検索が生まれる背景には、写真の内容だけでなく、投稿の仕方への批判もある。
特に反応が分かれやすいのは次のような場面だ。
- 露出の多い写真を公開アカウントに投稿する
- 親密なポーズの写真を何度も投稿する
- 本人以外の家族や子どもが写っている
- 見る人を限定せずに妊娠関連の写真を公開する
- 写真の公開について家族間で意見が一致していない
ただし、否定的なコメントが付いたことと、大規模な炎上事件が発生したことは同じではない。
個別の投稿に対する批判を、マタニティフォト全体が社会問題化したかのように扱うのは正確ではない。
プライバシー面で注意したい4つのポイントマタニティフォトは、妊婦本人だけでなく、パートナーや生まれてくる子どもにも関係する写真だ。
撮影前後には次の点を確認したい。
① 公開範囲を決める
SNSで公開する場合は、公開アカウントにするのか、家族や親しい友人だけに見せるのかを考える。
② 位置情報や背景を確認する
自宅で撮影した写真には、室内の特徴や窓から見える景色などが写り込む場合がある。撮影場所を推測される情報がないか確認したい。
③ スタジオの写真利用規約を確認する
撮影した写真がスタジオのウェブサイトや広告、SNSに掲載される可能性があるかを確認する。見本写真への使用を希望しない場合は、事前に意思を伝えておくとよい。
④ 写真データの管理方法を確認する
撮影データの保存期間、ダウンロード方法、再購入の可否なども確認しておきたい。
警視庁は2026年9月24日更新の「個人情報流出防止」で、SNSに投稿した写真の風景から自宅が特定される事例について注意喚起している。
また、個人情報保護委員会も、写真に顔や住所、位置情報などが含まれる可能性や、一度インターネット上に公開された画像を完全に削除することの難しさを説明している。
【費用相場は?】マタニティフォトのスタジオ撮影と自宅撮影を比較
マタニティフォトを撮影するか迷う理由の一つが費用だ。
2026年現在、撮影サービスには1万円台のプランから、衣装やヘアメイク、アルバムなどを含む高価格帯のプランまで幅がある。
2026年のスタジオ撮影料金の実例実際の写真スタジオの公式掲載料金を確認すると、次のような違いがある。
- スターメーカースタジオ: 2026年期間限定企画として、平日12,000円、土日祝15,000円。撮影費とデータ費を含み、撮影時間は約45分、納品は最大100カット程度。
- らかんスタジオ: キャビネ2面台紙コースは税込13,200円。20カットのデータ付き撮影パックは税込29,480円。土日祝は追加料金がある。
- Studio-navel: シンプルプランは税込35,200円、ベーシックは税込42,900円、プレミアムは税込58,300円。撮影シーン数や受け取れるデータ数が異なる。
これらは全国平均ではなく、2026年に各スタジオが掲載している具体的な料金例だ。
スタジオ撮影のメリットとデメリット- プロの照明やカメラで高品質な写真を撮影できる
- 衣装や背景を選びやすい
- ポーズや構図をカメラマンに相談できる
- パートナーや家族との撮影にも対応している
- 撮影中の休憩などを相談できる
- 撮影料金やオプション料金が発生する
- スタジオまで移動する必要がある
- 衣装やヘアメイクによって予算が増える
- 他人のいる場所での撮影に緊張する場合がある
スタジオを選ぶ場合は、基本撮影料だけで判断しないことが重要だ。
衣装レンタル、ヘアメイク、データ購入、アルバム代、土日祝料金などを含めた総額で比較したい。
自宅でのセルフ撮影のメリットとデメリット- カメラマンへの依頼料がかからない
- 自分の好きなタイミングで撮影できる
- 露出の程度を自由に決められる
- 人目を気にせずリラックスできる
- 撮影した写真を自分で管理できる
- 照明や背景の準備が必要
- カメラの位置や構図を自分で調整する必要がある
- 一緒に写る家族が撮影を担当すると、全員が写った写真を撮りにくい
- プロのような仕上がりにするには工夫が必要
自宅撮影については、マイナビの撮影ガイドでも、費用を抑えられることや、自分のペースで撮影できることがメリットとして紹介されている。
どちらを選ぶべき?スタジオ撮影と自宅撮影は、優劣ではなく目的によって選ぶのがよい。
- 写真の品質や衣装にこだわりたい人:スタジオ撮影
- 費用をできるだけ抑えたい人:自宅撮影
- 露出に抵抗がある人:自宅での自然体撮影
- 家族全員で記念写真を残したい人:家族撮影に対応したスタジオ
- SNSに公開せず個人の記録にしたい人:自宅撮影や非公開のスタジオ撮影
撮影場所よりも、自分が安心して撮影できる環境かどうかを優先したい。
【撮影して後悔する?】メリット・デメリットと失敗しない判断基準
マタニティフォトは、撮影した人全員が満足するわけではない。また、撮影しなかった人が必ず後悔するわけでもない。
マタニティフォトを撮影するメリット主なメリットは次の4つだ。
1. 妊娠中の姿を記録できる
妊娠中の身体の変化は、出産後には同じ形で残せない。写真として残すことで、後から振り返ることができる。
2. 家族の思い出になる
パートナーや上の子と一緒に撮影すれば、家族が増える前の時間を記録できる。
3. 自分らしい表現ができる
衣装やポーズ、背景を選ぶことで、自分の好みに合わせた写真を作れる。
4. 将来、子どもと共有できる
子どもが成長したときに、誕生前の家族の様子を伝える記録になる。
撮影するデメリット一方で、注意したい点もある。
- 撮影費用やアルバム代がかかる
- 衣装やポーズ選びに時間が必要
- 妊娠中の体調によって撮影が負担になる場合がある
- 仕上がりがイメージと異なる可能性がある
- 写真の公開範囲や家族間の意見調整が必要になる
特に妊娠後期は、長時間立ち続ける撮影が負担になることもある。
一般社団法人日本写真文化協会も、妊娠後期の撮影では体調に注意し、座ったポーズを取り入れるなどの工夫を勧めている。
撮影して後悔する理由として考えられること実際の撮影後の後悔について、全国規模で代表性のある統計は限られている。
ただし、撮影を検討する際に注意したい失敗要因は整理できる。
- 希望する衣装やポーズを十分に伝えられなかった
- 露出の程度が自分の想像と違った
- データの枚数が少なく、追加購入が必要になった
- 撮影料金以外のオプション費用が高かった
- パートナーとの撮影イメージが合わなかった
- SNSに公開した後で不特定多数に見られることが気になった
特に注意したいのは、撮影と公開を一つのセットとして考えないことだ。
写真を撮っても、SNSに投稿する必要はない。家族だけで共有する、アルバムに保存するという選択肢もある。
撮影しないことで後悔する人もいる2026年5月のNEXER調査では、マタニティフォトを撮影しなかった人の11.8%が、振り返って「撮っておけばよかった」と回答している。
その理由には、妊娠中の幸せな時間を残したかったことや、人生で何度も経験できない時期だから記録しておきたかったことなどがある。
ただし、88.2%は撮らなかったことを後悔していない。
この数字が示しているのは、撮影することが全員にとって必要なわけではないという点だ。
撮影するか迷ったときの判断基準次のように考えると、自分に合った選択がしやすくなる。
撮影に向いている人
- 妊娠中の姿を写真に残したい
- 家族との記念写真を作りたい
- 衣装やポーズを考えることが好き
- 将来、子どもと一緒に写真を見返したい
- 自分の身体の変化を肯定的に記録したい
無理に撮影しなくてもよい人
- 写真に残すこと自体に興味がない
- 露出や撮影されることに強い抵抗がある
- 撮影費用を別の出産準備に使いたい
- 体調面で撮影が負担になる
- 家族との意見が一致していない
マタニティフォトを撮らないことは、妊娠を喜んでいないという意味ではない。撮影しない選択も、十分に尊重されるべきものだ。
【マタニティフォトは頭おかしい?】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:マタニティフォトを撮る人は自己顕示欲が強いのでしょうか?
A1:必ずしもそうではない。妊娠中の身体を記録したい、子どもに見せたい、家族の思い出にしたいなど、撮影理由はさまざまだ。SNSへの公開だけを理由に、撮影する人の性格や心理を決めつけることはできない。
Q2:なぜマタニティフォトではお腹を露出するのでしょうか?
A2:妊娠による身体の変化を写真の中心に表現するためだ。ただし、お腹を出すことは必須ではない。ワンピースやシャツを着用し、シルエットで妊娠中の姿を表現する方法もある。
Q3:マタニティフォトの費用相場はいくらですか?
A3:2026年のスタジオの掲載料金を見ると、1万円台から5万円台以上まで幅がある。撮影料、衣装、ヘアメイク、写真データ、アルバムなど、プランに含まれる内容を比較することが大切だ。
Q4:マタニティフォトは妊娠何か月頃に撮影するのがおすすめですか?
A4:一般的には妊娠後期の28〜36週頃が撮影時期の目安とされる。2026年のNEXER調査では妊娠8か月頃が最多だった。ただし、体調や妊娠経過には個人差があるため、無理をせず、必要に応じて担当医にも相談したい。
「マタニティフォトは頭おかしい」という意見が生まれる背景には、お腹の露出や独特なポーズへの抵抗感、SNSで私的な写真を公開することへの疑問、妊娠や出産に対する価値観の違いがある。
一方で、撮影する側には、妊娠中にしか残せない姿を記録したい、子どもやパートナーと将来見返したいという思いがある。
2026年の調査でも、撮影する人としない人の両方が存在し、撮影しなかったことを後悔しない人も多い。マタニティフォトは、すべての妊婦が撮影すべきものでも、否定されるべきものでもない。
【プロの結論】
マタニティフォトを考えるうえで、最も大切なのは「撮る自由」と「公開しない自由」を分けて考えることだ。
自分や家族のために写真を残すことと、他人に見せることは別の選択である。お腹を出さない撮影も、自宅でのセルフ撮影も、スタジオでの本格的な撮影も、すべて選択肢になる。
また、撮影しないという判断も間違いではない。
他人の写真を見て違和感を覚えることはあっても、その感覚だけで撮影した人の人格まで否定する必要はない。反対に、撮影する側も見る人の事情やプライバシーに配慮することで、不要なトラブルを避けられる。
妊娠期間をどのように記録するかは、本人と家族が決めることだ。周囲の評価に振り回されず、自分たちにとって納得できる方法を選ぶことが、後悔しないための一番の判断基準になる。