ラグビーワールドカップ2023のプールDには、イングランド、日本、アルゼンチン、サモア、チリの5チームが参加しました。
全チームが総当たりで4試合を戦い、最終的に上位2チームが準々決勝へ進出。日本は3位で大会を終えています。
プールD最終順位(大会公式記録)
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勝ち点
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日本の成績を整理すると、次のようになります。
- チリ戦:42-12で勝利、勝ち点5
- イングランド戦:12-34で敗戦、勝ち点0
- サモア戦:28-22で勝利、勝ち点4
- アルゼンチン戦:27-39で敗戦、勝ち点0
合計は9ポイント、得失点差はプラス2です。
ここで注目したいのは、4試合の勝敗だけではなく、勝ち点の仕組みです。2023年大会では、通常の勝ち点に加えて、トライ数や敗戦時の点差に応じたボーナスポイントが設けられていました。
具体的な配点は以下の通りです。
- 勝利:4点
- 引き分け:2点
- 敗戦:0点
- 4トライ以上:追加1点
- 7点差以内の敗戦:追加1点
日本が獲得したボーナス要点は、チリ戦の1点です。サモア戦では勝利したものの4トライには届かず、イングランド戦とアルゼンチン戦では敗戦時のボーナスポイントも獲得できませんでした。
なお、サモアは得失点差がプラス17で日本のプラス2を上回っていました。それでも日本が上位だったのは、サモアの勝ち点7に対し、日本が9を獲得していたためです。
つまり、得失点差が良いチームが必ず上位になるわけではありません。まず勝ち点で順位を決め、同点の場合に直接対決の結果や得失点差などの基準を適用する仕組みでした。
【敗退の真相】日本代表が決勝トーナメントに進出できなかった理由
日本代表が準々決勝に進めなかった直接の理由は、最終戦のアルゼンチン戦で敗れたことです。ただし、大会の順位決定方式と最終戦前の状況を理解すると、敗退までの経緯がより明確になります。
プールDの上位2チームだけが準々決勝へ進出2023年大会の予選プールは、各組5チームによる総当たり方式でした。各プールの1位と2位が準々決勝に進み、3位以下は予選プールで敗退します。
日本が所属したプールDでは、イングランドが日本とアルゼンチンに勝利するなど、早い段階から首位を確保しました。
残る2位の枠を争ったのが、アルゼンチン、日本、サモアです。チリは全試合を終えて勝ち点0となり、上位争いから脱落していました。
アルゼンチン戦前、日本には自力突破の可能性があった日本にとって重要だったのは、サモア戦の勝利で決勝トーナメント進出の可能性を残したことです。
大会公式の最終戦前の進出条件では、アルゼンチンと日本の試合に勝ったチームが準々決勝進出を決める状況でした。
引き分けの場合は、両チームのトライボーナスポイントや、サモア対イングランドの結果によって順位が変わる複雑な条件も設定されていました。
そのため、日本にとって最も明確な突破条件は、アルゼンチンに勝つことでした。勝利すれば、自力で2位以内を確保できたのです。
最終戦の12点差が決定打に日本はアルゼンチン戦で一時接戦に持ち込みましたが、最終的には27対39で敗戦。勝ち点を伸ばせず、通算9点のまま大会を終えました。
一方のアルゼンチンは勝ち点を14まで伸ばし、2位を確定。イングランドとともに準々決勝へ進みました。
日本は勝ち点9で3位。2019年大会で初めて準々決勝に進出した日本代表でしたが、フランス大会では2大会連続のベスト8入りを実現できませんでした。
なお、敗退の原因を単純に最終戦の敗北だけに求めるのも適切ではありません。イングランド戦で勝ち点を獲得できなかったこと、サモア戦でトライボーナスを得られなかったことなど、4試合を通じた勝ち点の積み上げが最終順位に影響しました。
【登録メンバー】ラグビーワールドカップ2023日本代表33名を紹介
日本代表を率いたのは、ヘッドコーチのジェイミー・ジョセフ。2019年日本大会に続いて指揮を執り、経験豊富な選手と新しい世代を組み合わせたチームでフランス大会に臨みました。
日本ラグビーフットボール協会が公表した2023年9月18日付の最終登録メンバーは33名。フォワード19名、バックス14名で構成されていました。
フォワード(FW)19名スクラムやラインアウト、密集戦でチームを支えるフォワードには、経験豊富な選手と若手がそろいました。
- 稲垣啓太
- クレイグ・ミラー
- シオネ・ハラシリ
- 具智元
- 垣永真之介
- ヴァル アサエリ愛
- 堀江翔太
- 坂手淳史
- 堀越康介
- サウマキ アマナキ
- ワーナー・ディアンズ
- ジャック・コーネルセン
- アマト・ファカタヴァ
- ベン・ガンター
- 下川甲嗣
- 姫野和樹
- 福井翔大
- ピーター・ラブスカフニ
- リーチ マイケル
ゲームメークやキック、スピードを生かした攻撃を担うバックスには、松田力也や松島幸太朗らが名を連ねました。
- 齋藤直人
- 流大
- 福田健太
- 小倉順平
- 山中亮平
- 李承信
- 松田力也
- 長田智希
- 中村亮土
- ディラン・ライリー
- ジョネ・ナイカブラ
- シオサイア・フィフィタ
- レメキ ロマノ ラヴァ
- 松島幸太朗
当初の登録メンバーからは、大会前に変更がありました。
2023年8月28日には、コンディション不良によりヘル ウヴェと中野将伍が離脱。アマト・ファカタヴァと下川甲嗣が追加登録されました。
さらに9月18日には、負傷したセミシ・マシレワに代わって山中亮平が登録されています。
こうした変更は、最終的な登録メンバーを確認する際に重要です。8月の発表段階のメンバーと、大会期間中の登録メンバーは完全には一致しません。
注目すべき中心選手
リーチ マイケル
フランカー
豊富な国際経験を持つチームの中心選手。チリ戦とサモア戦でトライを記録し、守備でも存在感を発揮しました。
姫野和樹
ナンバーエイト・主将
キャプテンとしてチームをまとめ、サモア戦では重要なトライを記録しました。
松田力也
スタンドオフ
キックによる得点で日本の攻撃を支えた司令塔。チリ戦ではコンバージョン6本を成功させました。
アマト・ファカタヴァ
ロック・フランカー
チリ戦で2トライを記録。アルゼンチン戦でも反撃のトライを決め、攻撃面で大きな役割を果たしました。
【プロの結論】2023年日本代表の戦いから読み解く勝ち点と順位の重要性
ラグビーワールドカップ2023の日本代表を振り返る際、単純な勝敗以上に注目したいのが、予選プールにおける勝ち点の積み重ねです。
日本はチリとサモアに勝利しました。しかし、初戦のチリ戦で得たボーナスポイント1点以外は追加点を獲得できず、最終的に9点で3位となりました。
一方、アルゼンチンは3勝1敗で勝ち点14を獲得。イングランドは4戦全勝で18点を積み上げました。日本が2勝を挙げても突破できなかった背景には、上位チームとの勝ち点差がありました。
2023年大会から学べる3つのポイント1.勝利だけでなくボーナスポイントも重要
4トライ以上で1点、7点差以内の敗戦でも1点が加算される仕組みは、順位争いに大きな影響を与えます。接戦で敗れても勝ち点を持ち帰ることが、次の試合への可能性を残します。
2.強豪との試合では80分間の安定性が問われる
イングランド戦では後半に突き放され、アルゼンチン戦では相手の攻撃力を止めきれませんでした。序盤に競り合えることと、試合終了まで同じ水準で戦えることは別の課題です。
3.最終戦まで予選突破の条件を把握する必要がある
勝ち点、直接対決、得失点差、トライ数など、順位決定には複数の要素があります。大会を観戦する際には、単に何勝したかだけでなく、各試合でどのような勝ち点を獲得したかを見ると、予選突破の状況をより正確に理解できます。
2019年大会の日本は開催国として初のベスト8入りを達成しました。2023年大会では同じ結果を再現できなかったものの、チリ戦やサモア戦で見せた攻撃力、アルゼンチン戦で最後まで追い上げた粘り強さには、日本代表の戦いの特徴が表れています。
【よくある質問】ラグビーワールドカップ2023日本代表の日程に関するFAQ
Q1:ラグビーワールドカップ2023の日本代表の初戦はいつでしたか? A1:2023年9月10日(日)です。日本時間20時にチリ代表と対戦し、42対12で勝利しました。会場はフランスのスタジアム・ド・トゥールーズでした。
Q2:日本代表はワールドカップ2023で何勝何敗でしたか? A2:2勝2敗です。チリとサモアに勝利し、イングランドとアルゼンチンに敗れました。最終成績は勝ち点9、得失点差プラス2でした。
Q3:日本代表はなぜ決勝トーナメントに進出できなかったのですか? A3:プールD最終戦でアルゼンチンに27対39で敗れ、勝ち点9の3位に終わったためです。準々決勝へ進出できるのは各プールの上位2チームで、日本はアルゼンチンとイングランドの後塵を拝しました。
Q4:日本対イングランド戦は日本時間で何時からでしたか? A4:2023年9月18日(月)の午前4時です。フランス現地では9月17日(日)21時に開始されました。
Q5:2023年の日本代表メンバーは何人でしたか? A5:最終登録メンバーは33人です。フォワード19人、バックス14人で、負傷したセミシ・マシレワに代わって山中亮平が登録されました。
Q6:日本代表は2019年大会のようにベスト8に進出しましたか? A6:いいえ。2019年大会では初の準々決勝進出を達成しましたが、2023年大会はプールDの3位となり、予選プールで敗退しました。
ラグビーワールドカップ2023の日本代表は、チリに42対12、サモアに28対22で勝利し、イングランドに12対34、アルゼンチンに27対39で敗れました。
最終成績は2勝2敗、勝ち点9、得失点差プラス2のプールD・3位。アルゼンチンとの最終戦が決勝トーナメント進出を左右する大一番となりましたが、12点差で敗れ、準々決勝には届きませんでした。
大会を正確に振り返るうえでは、次の3点が重要です。
- 日本代表の全4試合の日程と日本時間を把握すること
- 勝敗だけでなく、ボーナスポイントを含む勝ち点9の内訳を理解すること
- プールDの上位2チームが準々決勝へ進む大会ルールを確認すること
2026年に振り返っても、2023年大会は日本ラグビーにとって2019年の躍進と次の世代への課題をつなぐ大会でした。結果は予選敗退でしたが、チリ戦の快勝やサモア戦の接戦、アルゼンチン戦の最後まで諦めない攻撃は、ブレイブ・ブロッサムズの戦いを象徴する記録として残っています。
試合結果だけでなく、勝ち点と順位決定の仕組みまで押さえることで、ラグビーワールドカップ2023日本代表の戦いをより深く理解できます。
主な情報源:日本ラグビーフットボール協会、ワールドラグビー、ラグビーワールドカップ2023公式大会記録・大会規則。