2026年の黒木氏と宮崎氏をめぐる問題は、一つの出来事だけで始まったわけではない。夫婦関係の悪化、宮崎氏の税務事件、事業をめぐる意見の相違、DV被害の公表など、複数の問題が重なっている。
報道と当事者のSNS発信を時系列に並べると、次のようになる。
出典:LDH JAPAN、日刊スポーツ、女性セブンプラス、ENCOUNT、女性自身などの発表・報道をもとに整理。
この年表で重要なのは、夫婦間の問題と宮崎氏の脱税事件、黒木氏の逮捕報道を別々の出来事として捉えることだ。それぞれ関係はあるものの、法的な意味や判断主体は異なる。
【逮捕報道の真相】保護命令違反とは?宮崎麗果が公表したDV被害

2026年8月に大きな注目を集めたのが、黒木氏の保護命令違反容疑による逮捕報道だ。
女性セブンプラスは8月7日、関係者の話として、黒木氏が2026年7月28日に保護命令違反の疑いで逮捕されていたと報じた。
同誌によると、2026年2月、宮崎氏に対するDVを理由として裁判所から保護命令が出されていたという。宮崎氏や子どもへの接触、住居・勤務先付近への立ち入りなどを制限する内容だったと報じられている。
ここで押さえておきたいのは、逮捕報道の容疑が、1月のDV行為そのものではなく、裁判所が出したとされる保護命令に違反した疑いだという点である。
宮崎麗果が8月14日に公表した被害内容報道から約1週間後の8月14日、宮崎氏は自身のInstagramに「一連の報道につきまして」と題する文書を投稿した。
その中で、2026年1月末に黒木氏から断続的に首を絞められ、身体を切りつけられるなどの暴力を受け、命の危険を感じたと説明した。
加えて、暴力は1月に突然始まったものではなく、数年前から続き、徐々にエスカレートしていたと主張。子どもたちの安全や生活にも関わる状況になったため、関係機関への相談を重ねたと述べている。
宮崎氏は、当初から離婚を望んでいたわけではなく、カウンセリングや関係機関への相談を通じて関係改善を模索していたとも説明した。しかし、1月の出来事を受け、以前と同じ夫婦関係に戻ることは難しいと判断したという。
「何より優先したかったものは、子どもたちの安全と、安心して過ごすことのできる日常です」 2026年8月14日・宮崎麗果氏のInstagram投稿より
また、黒木氏の処罰そのものを目的としていたのではなく、自身と子どもたちの安全を確保するために裁判所へ保護命令を申し立てたと説明している。
2日間で約450件の電話・メッセージという説明宮崎氏の投稿でもう一つ注目されたのが、保護命令後の連絡についての説明だ。
宮崎氏は、保護命令が出た後も黒木氏からの接触が続き、ある2日間だけで電話やメッセージなどが約450件に達したと主張した。
そして、本人だけで対応することに限界を感じて警察に相談し、その後の対応を捜査機関と司法機関に委ねたと説明している。
この説明は、逮捕に至った背景について宮崎氏自身が公に語ったものだ。ただし、個々の連絡内容や回数の内訳、裁判所の命令全文などは一般に公開されていない。
また、宮崎氏の代理人弁護士は女性セブンプラスの取材に対し、刑事・民事ともに弁護団に一任しており、司法手続き中であると回答していた。
逮捕されたら有罪確定なのか?ここは誤解しやすい部分だ。
逮捕は犯罪の有罪判決を意味しない。逮捕、起訴、不起訴、裁判、判決はそれぞれ異なる手続きである。
2026年11月6日時点で、今回確認できる主要報道では、7月28日の逮捕報道と宮崎氏による経緯説明、その後のSNS上の動向が伝えられている。一方、黒木氏の保護命令違反容疑について、その後の起訴・不起訴や有罪判決を確定的に示す続報は確認できない。
したがって、逮捕報道をもって黒木氏の刑事責任が確定したと理解するのは正しくない。刑事手続きの結論と、宮崎氏が公表した被害の訴えは、分けて受け止める必要がある。
【離婚協議の経緯】黒木啓司と宮崎麗果の主張はどこが違う?
夫婦関係が大きく変化したことが広く知られるようになったのは、2026年4月の離婚協議報道だった。
女性自身は4月23日、女性セブンプラスの報道を引用し、黒木氏が東京の自宅を離れ、九州の実家に戻ったと関係者の証言をもとに伝えた。家族写真の削除や、黒木氏のInstagram投稿の変化なども紹介している。
その後、7月18日に黒木氏本人が離婚に向けた話し合いをしていると公表したことで、単なる夫婦不仲の噂ではなく、当事者が認める協議段階にあることが明らかになった。
黒木啓司が7月18日に明かしたこと黒木氏は、宮崎氏に有罪判決が言い渡されたことを受けてInstagramストーリーズを更新した。
妻の脱税については、夫として責任を感じていると謝罪。一方で、自身は1月から子どもたちと会えていない状況にあり、離婚に向けた話し合いをしていると明かした。
加えて、事業をめぐる経済的な状況についても言及。HERBACIE LABOを設立した際の借入金約1,500万円が残っており、返済するために別の仕事をしていると説明した。
投稿では、会社を辞めることになった経緯や金銭面への不満も表現されていた。これは黒木氏本人による説明であり、会社側の説明や法的な債務関係が確定したという意味ではない。
宮崎麗果側は借金・会社退任について反論宮崎氏は8月14日の投稿で、黒木氏が公表した仕事や金銭の説明についても言及した。
約1,500万円の借入金については、自身が黒木氏に不当に負わせたものではなく、黒木氏が会社設立時に正式な手続きを経て調達した事業融資だと説明した。
また、会社から黒木氏を一方的に排除した事実はなく、取締役退任は本人の固い意思によるものだったと主張。農園についても、別居後に家族での事業継続を提案したものの、黒木氏が希望しなかったため終了したと説明している。
両者の発信を比較すると、会社退任の経緯、借入金の意味、農園事業の終了理由などに認識の違いがあることが分かる。
現時点で一般に確認できるのは、それぞれが公表した説明であり、事業上の契約や金銭関係の最終的な法的判断が示されたわけではない。
宮崎麗果は「恨んでいない」とも発言2026年8月28日のInstagramライブでは、宮崎氏が黒木氏について語った内容も報じられた。
8月31日付の女性自身によると、黒木氏について質問を受けた宮崎氏は、子どもたちの父親であることに触れ、「恨んでない」と発言。加えて、幸せになってほしいという思いを語った。
一方、家庭内の問題については、守りたいものがあるため、これ以上詳しく話すことは控えたいという趣旨の説明もしている。
この発言は、被害の訴えを撤回したという意味ではない。子どもたちの父親であることと、夫婦関係を続けられるかどうかは別の問題として考えていることがうかがえる。
【プロの結論】黒木啓司の2026年を読み解く3つの判断基準
黒木啓司氏をめぐるニュースは、芸能界引退、家族、事業、刑事問題が重なっているため、断片的なSNS投稿だけでは全体像を把握しにくい。
情報を正しく理解するには、次の3つの視点が欠かせない。
1. 2022年の引退と2026年の問題を混同しない黒木氏の芸能界引退は2022年に本人とLDH JAPANが正式に発表したものだ。2026年の夫婦問題や逮捕報道が、引退の原因だったわけではない。
引退時の説明には、体力面の限界やパフォーマーとしての誇りが明確に示されている。引退理由については、当時の本人の言葉を基準に理解するのが妥当だ。
2. 逮捕報道と有罪判決を区別する2026年に報道された2つの刑事問題は、対象者も内容も異なる。
- 宮崎麗果氏:法人税法違反などについて2026年7月15日に有罪判決。
- 黒木啓司氏:保護命令違反の疑いで2026年7月28日に逮捕されたとの報道。
宮崎氏の有罪判決を黒木氏の刑事責任と結びつけることはできない。また、黒木氏についても逮捕報道だけで有罪と判断することはできない。
3. 家族に関する情報は子どものプライバシーを優先する黒木氏と宮崎氏には子どもたちがいる。夫婦間の対立が報じられていても、子どもたちの生活や心情まで第三者が断定することはできない。
宮崎氏自身も、8月14日の発信で子どもたちの安全と日常生活を最優先に考えていると説明している。
今後の情報を見る際は、夫婦それぞれの発言、代理人弁護士の説明、裁判所や捜査機関による公的な判断を区別することが重要だ。
芸能ニュースとしての話題性だけでなく、当事者と子どもたちの生活に関わる問題であることを忘れてはならない。
【黒木啓司の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:黒木啓司は現在EXILEに復帰していますか?
A1:2026年11月6日現在、EXILEへの復帰発表は確認されていない。2022年10月31日にLDHを退社し、芸能界を引退している。
Q2:黒木啓司が芸能界を引退した理由は何ですか?
A2:本人は年齢や体力の限界を感じたこと、パフォーマーとして最高の状態を保てなくなる前に引退したいことを理由に挙げている。
Q3:黒木啓司と宮崎麗果はいつ結婚しましたか?
A3:2021年12月14日に結婚を発表した。宮崎氏の子どもたちと家族になり、2023年7月と2024年9月には夫婦の子どもが誕生している。
Q4:黒木啓司は2026年に何の容疑で逮捕されたのですか?
A4:女性セブンプラスは、2026年7月28日にDV防止法に基づく保護命令違反の疑いで逮捕されたと報じた。宮崎氏も8月14日のInstagram投稿で逮捕に至った経緯に言及している。逮捕と有罪判決は別の手続きである。
Q5:宮崎麗果は黒木啓司からDVを受けたと公表したのですか?
A5:はい。2026年8月14日、Instagramで1月末に首を絞められるなどの暴力を受けたと公表した。また、暴力は数年前から続いていたと説明している。これは宮崎氏本人による被害の公表である。
Q6:黒木啓司と宮崎麗果の離婚は成立していますか?
A6:2026年7月18日に黒木氏本人が離婚に向けて話し合っていると公表しているが、2026年11月6日現在、離婚成立を確認できる発表は見当たらない。
Q7:黒木啓司のInstagramは現在も更新されていますか?
A7:10月30日付の女性自身は、7月の発信以降、Instagramの更新が止まっていると報じた。宮崎氏のフォロー解除も伝えられているが、その理由は本人から説明されていない。
EXILEの元パフォーマー・黒木啓司氏は、2022年10月31日に芸能界を引退し、約17年間所属したLDH JAPANを退社した。引退の理由は、本人が語った年齢や体力面への限界、そしてパフォーマーとしての信念だった。
2021年に結婚した宮崎麗果氏とは、子どもたちを含む家庭を築き、夫婦の間にも2人の子どもが誕生した。しかし2026年には別居や離婚協議が報じられ、黒木氏本人も離婚に向けた話し合いを認めている。
加えて、7月28日の保護命令違反容疑による逮捕報道、8月14日の宮崎氏によるDV被害公表など、夫婦をめぐる問題は深刻化した。10月末の報道では黒木氏のSNS発信が止まっている状況も伝えられている。
今後、特に注目されるのは次の3点だ。
1. 黒木氏の保護命令違反容疑について、刑事手続きがどのような結論を迎えるか。
2. 夫婦の離婚協議や事業・金銭をめぐる問題がどのように整理されるか。
3. 黒木氏が芸能界引退後の仕事や生活について、改めて公の場で説明するか。
長年EXILEを支えたパフォーマーとしての実績と、現在報じられている家庭・法的問題は、それぞれ分けて考える必要がある。2026年11月時点では、離婚成立や刑事手続きの最終結果を断定できる段階ではない。今後は本人の発信だけでなく、代理人や公的機関による正式な説明が重要になる。
主な参照報道・資料:LDH JAPAN公式発表、EXILE公式メッセージ、日刊スポーツ、ORICON NEWS、女性セブンプラス、ENCOUNT、女性自身、モデルプレス。