堂林の現在地を考えるうえで、もう一つ重要なのが選手会長としての役割を終えたことだ。
堂林は広島の選手会長を2年間務めた。2025年11月の選手会総会を経て、後任には投手の島内颯太郎が就任。堂林は2026年シーズンから選手会長ではなく、一選手として自身の成績と向き合う立場になった。
2025年11月25日の契約更改では、推定年俸4800万円で契約を更新。前年から1200万円減、20%のダウンだった。44試合出場、打率.186という結果を踏まえた厳しい評価だったが、球団との契約は継続している。
日刊スポーツの報道によると、堂林は契約更改の際、次のシーズンに向けて野球への情熱を持ち直す決意を語った。
「もう1回野球に対する情熱を持って」
また、2025年は開幕直後に4番を任された時期もあった。外国人選手モンテロの負傷離脱を受けて起用されたが、4試合連続出場で14打数3安打。その後は出場機会が減少し、7月11日に一軍登録を抹消された。シーズン後半はファームでの調整が続いた。
つまり、2025年の成績低迷は単に数字が悪かったというだけではない。一時はクリーンアップを任されながら、最終的には一軍の出場機会を失ったというシーズンだった。
2026年は原点回帰を掲げてスタート2026年1月9日には、鹿児島県鹿児島市の最福寺で護摩行に参加した。会沢翼とともに臨んだこの行事は、10年連続10回目。堂林にとって、シーズン前の恒例行事となっている。
「とにかく1軍で活躍して、とにかく勝つ」
これは2026年の護摩行後に堂林が語った言葉として、デイリースポーツが報じたものだ。目標は明確に一軍での活躍に置かれていた。
選手会長の重責を終えたことで、チーム全体の調整役という役割から、自身の競技生活により集中できる環境になったとも考えられる。ただし、本人が掲げた目標と実際のシーズン結果には差が残った。2026年は一軍公式戦への出場がなく、ファームで60試合に出場する結果となった。
【プロの結論】堂林翔太の復活を判断する3つのポイント

堂林の2026年を評価する際、過去の実績だけを理由に復活を期待するのも、現在の打率だけを理由に可能性を否定するのも適切ではない。
プロ野球の一軍枠は限られており、ベテラン選手には若手以上に即戦力としての結果が求められる。堂林の場合、2012年の144試合出場、2020年の14本塁打、2023年の12本塁打という実績がある。長打力を持つ右打ちの内野手として、過去に一軍で結果を残した経験は大きな強みだ。
一方、2026年ファームの打率.219、出塁率.295、OPS.616という数字は、一軍で継続的に起用されるためには、さらに打撃内容を改善する余地があることを示している。
1. 打率だけでなく出塁率を改善できるか2026年のファームでは41安打を記録した一方、出塁率は.295だった。一軍で打席を得るには、安打だけでなく四球を含めた出塁能力も重要になる。相手投手に簡単に打ち取られず、攻撃の起点になれるかが注目点だ。
2. 長打力を一軍でも再現できるか2026年ファームでは5本塁打を記録した。過去には2020年と2012年に14本塁打、2023年には12本塁打を放っている。長打を打てることは堂林の持ち味だ。ファームで見せた本塁打の力を、一軍投手を相手に発揮できるかが復活の条件となる。
3. 限られた出場機会で結果を残せるか2025年は一軍で44試合に出場したものの、打率.186に終わった。2026年は一軍出場がなかった。仮に次のシーズンで昇格の機会を得た場合、少ない打席でも結果を残せるかが重要になる。
堂林に必要なのは、過去の実績を語ることではなく、現在の競争環境で起用する価値を示すことだ。ベテランとしての経験と、右打者としての長打力をどう生かすか。ここが今後の評価を左右する。
ファンが今後の成績を追う際には、次の順番で確認すると選手の状態を判断しやすい。
【堂林翔太の現在に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:堂林翔太は2026年現在も広島東洋カープに所属している?
A1:所属している。2026年度のNPB支配下選手一覧にも、背番号7の内野手として掲載されている。ただし、2026年の一軍公式戦出場はなく、ファームを中心にプレーした。
Q2:堂林翔太の2026年の成績は?
A2:2026年ファーム公式戦の成績は60試合、210打席、41安打、打率.219、5本塁打、26打点。出塁率.295、長打率.321、OPS.616。一軍公式戦の出場はない。
Q3:堂林翔太の2025年の一軍成績は?
A3:44試合に出場し、70打数13安打、打率.186、1本塁打、4打点だった。7月11日に一軍登録を抹消され、シーズン後半はファームでの調整が続いた。
Q4:堂林翔太は現在も選手会長?
A4:2026年現在は選手会長ではない。2025年まで2年間務め、2025年11月の総会で島内颯太郎に役職を引き継いだ。
Q5:堂林翔太のプロ通算成績は?
A5:2025年終了時点の一軍通算成績は1070試合、667安打、打率.242、67本塁打、284打点。2012年の144試合出場や、2020年の14本塁打などが代表的な実績となっている。
堂林翔太は2009年ドラフト2位で広島に入団して以来、長年にわたってカープでプレーしてきた内野手だ。2012年の全144試合出場、2020年の打率.279・14本塁打、2023年の12本塁打など、一軍で結果を残したシーズンも複数ある。
しかし、2025年は打率.186、1本塁打、4打点と苦戦。2026年もファームで打率.219、5本塁打、26打点を記録したものの、一軍公式戦への出場はなかった。支配下選手としての所属は続いているが、以前のような一軍での存在感を取り戻すには、打撃成績の改善が必要な状況だ。
また、2年間務めた選手会長を退任し、2026年からは自分自身のプレーに集中する立場となった。2026年1月には一軍での活躍を目標に掲げていたが、数字の面では厳しい結果が残った。
堂林翔太の現在地は、広島に所属するベテラン内野手でありながら、一軍復帰を目指す競争の中にいるというものだ。今後の動向を判断する際には、過去の実績や知名度だけでなく、ファームでの打率、出塁率、長打力、そして一軍昇格の有無を確認することが重要になる。
背番号7を背負ってきた堂林が、再びマツダスタジアムの一軍の舞台で結果を残せるのか。長年カープを応援してきたファンにとっても、引き続き注目したい選手の一人だ。