ホーム スポーツ 【なぜ14人も戦力外に?】巨人のチーム再編と選手別の事情

【なぜ14人も戦力外に?】巨人のチーム再編と選手別の事情

黒田 宗一郎 黒田 宗一郎 • 更新: • 公開: • 読了約 9 分
目次

2023年オフの巨人では、なぜこれほど多くの選手が契約を更新されなかったのでしょうか。

背景として考えられるのは、主に次の3点です。

1. 監督交代に伴うチーム再構築

2023年10月4日、原辰徳監督の辞任が発表され、阿部慎之助新監督への交代が決まりました。

翌年に向けたチーム編成の見直しが進むタイミングで、育成選手からベテランまで幅広い選手が契約の対象となりました。

戦力外通告は、単純に選手個人の能力だけで決まるものではありません。監督が求める戦術、ポジションごとの選手層、将来性、年齢構成なども編成上の判断材料になります。

2. 一軍での出場機会と二軍成績の差

2023年の選手成績を見ると、二軍で一定の数字を残していたにもかかわらず、一軍で結果を残せなかった選手もいます。

代表例が堀岡隼人と香月一也です。

堀岡はイースタン・リーグで43試合に登板し、防御率1.87という成績を残しました。一方、一軍では3試合の登板で防御率13.50でした。

香月もイースタン・リーグで106試合に出場し、打率.263、8本塁打、46打点を記録しましたが、一軍出場はありませんでした。

二軍で好成績を残すことと、一軍の戦力として起用されることは必ずしも一致しません。

一軍で求められる役割に適合できるかどうかが、契約判断に影響することを示す事例です。

3. 故障によるコンディションの問題

谷岡竜平や奈良木陸のように、故障や長期リハビリを経験した選手もいました。

特に谷岡は、2018年に25試合登板という実績がありながら、その後は肩や肘の手術を経験。2023年10月には黄色靱帯骨化症の手術を受けています。

奈良木も2021年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、長いリハビリ期間を過ごしました。

プロ野球では、投手の球速や球質だけでなく、年間を通して登板できるコンディションを維持できるかも重要です。

ただし、個々の戦力外通告について球団が詳細な理由を公表したわけではありません。故障歴や成績は当時の状況を理解する材料であり、球団の判断理由そのものと断定することはできません。

【2026年の最新動向】香月一也と堀岡隼人にも新たな転機

巨人戦力外2023

2023年の巨人退団後も現役を続けてきた選手には、2026年に新たな転機が訪れています。

香月一也:オリックスで3年間プレーし、引退の意向

香月一也は巨人を戦力外となった後、2024年からオリックス・バファローズと育成契約を結びました。

ロッテ、巨人に続く3球団目での挑戦です。

2024年はウエスタン・リーグで67試合に出場。2025年も34試合に出場し、打率.280、1本塁打、11打点を記録しました。

2026年もファームで41試合に出場し、打率.310を記録するなど打撃面で結果を残していました。

しかし、10月5日にオリックスから2027年シーズンの育成契約を結ばないと通告されました。

報道によると、香月は12年間のプロ生活を振り返り、現役引退の意向を示しています。

巨人退団後も3年間にわたって支配下復帰を目指したことは、選手としての強い意志を感じさせる経歴です。

堀岡隼人:DeNAで支配下復帰、日本一を経験するも再び戦力外

堀岡隼人は2023年の巨人退団後、横浜DeNAベイスターズと育成選手契約を結びました。

2024年6月には支配下登録を勝ち取り、背番号92を着けて再スタート。巨人時代には実現できなかった新しい環境での挑戦が始まりました。

その後は一軍登板も経験し、2024年の日本シリーズにも登板。DeNAの日本一を経験しています。

ところが、2026年9月29日、DeNAから来季の契約を結ばない旨を通告されました。

本人は現役続行への意欲を示しており、次の所属先を模索する状況です。

巨人での戦力外通告が野球人生の終わりではなかったことを示す一方、NPBでプレーを続ける難しさも表しています。

【プロの結論】巨人戦力外選手のその後から分かる3つのこと

2023年に巨人から戦力外通告を受けた14人の経歴を振り返ると、プロ野球選手のセカンドキャリアについて、3つの要点が見えてきます。

1. 戦力外通告は必ずしも野球人生の終わりではない

鍵谷や堀岡、三上、香月のように、他球団や別のカテゴリーでプレーを続けた選手がいます。

育成契約から支配下登録に復帰した堀岡のように、所属先を変えることで再びチャンスを得られるケースもあります。

2. 球団スタッフへの転身も重要な選択肢

高木京介、田中豊樹、太田龍、谷岡竜平、奈良木陸は、現役引退後も野球界との関わりを続けています。

選手としてプレーすることだけが、プロ野球で培った経験を生かす方法ではありません。

打撃投手、アカデミーコーチ、球団職員など、裏方としてチームを支える役割もあります。

3. トライアウトは再出発の機会だが、結果は一人ひとり異なる

合同トライアウトに参加した選手の中には、社会人野球やクラブチームに進んだ人もいます。

一方、トライアウト後に現役を引退した選手もいます。

選手がどの道を選ぶかは、年齢、身体の状態、家族や生活環境、競技を続けたいという意思などによって異なります。

巨人戦力外2023の14人は、同じ球団から同じ時期に通告を受けながら、その後はまったく異なるキャリアを歩んでいます。

【巨人戦力外2023】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2023年に巨人から戦力外通告を受けた14人は誰ですか?

A1:髙田竜星、奈良木陸、太田龍、阿部剣友、山本一輝、保科広一、鍵谷陽平、高木京介、田中豊樹、三上朋也、堀岡隼人、中島宏之、香月一也、谷岡竜平の14人です。10月5日に6人、10月13日に7人、10月23日に1人が通告を受けました。

Q2:巨人戦力外の鍵谷陽平は現在何をしていますか?

A2:2024年に日本ハムで現役を引退し、2025年から同球団のベースボールオペレーション部に所属する球団職員として活動しています。

Q3:中島宏之の移籍先はどこでしたか?

A3:巨人退団後の2024年は中日ドラゴンズでプレーしました。2025年3月に引退を表明した後、同年9月にベースボール・ユナイテッドのファルコンズで現役復帰することが発表されました。

Q4:三上朋也は現在も野球を続けていますか?

A4:選手としては2025年シーズン限りで引退しました。2025年12月にENEOS野球部のコーチに就任し、2026年も指導者として活動しています。

Q5:谷岡竜平が戦力外になった理由は何ですか?

A5:2019年の右肩手術、2022年の右肘手術など故障が続き、2023年10月には黄色靱帯骨化症の手術を受けました。戦力外通告は10月23日です。引退後は巨人の球団職員となり、選手寮のサポート業務を担当する道を選びました。

Q6:巨人戦力外の堀岡隼人と香月一也は2026年も現役ですか?

A6:堀岡は2026年9月にDeNAから戦力外通告を受け、現役続行を希望しています。香月はオリックスから2026年10月に契約終了を通告され、現役引退の意向を示しました。

2023年の読売ジャイアンツでは、育成選手を含む14人が戦力外通告を受けました。

その後の進路は、他球団への移籍、育成契約による再挑戦、社会人野球への転身、現役引退、球団スタッフへの就任など多岐にわたります。

特に注目したいのは、次の選手たちです。

- 鍵谷陽平: 日本ハム復帰を経て球団職員に転身。
- 中島宏之: 中日移籍、引退表明を経て海外リーグで現役復帰。
- 三上朋也: オイシックスでプレー後、ENEOSのコーチに就任。
- 高木京介: 巨人の打撃投手としてチームを支える。
- 田中豊樹: ジャイアンツアカデミーのコーチに転身。
- 堀岡隼人: DeNAで支配下復帰と日本一を経験し、2026年は再び現役続行を模索。
- 香月一也: オリックスで育成選手として挑戦を続けた後、2026年に引退意向を表明。

戦力外通告は、プロ野球選手にとって厳しい節目です。しかし、その後の人生まで否定するものではありません。

巨人で過ごした時間を土台に、新しい球団で挑戦する選手もいれば、指導者やスタッフとして野球界に残る選手もいます。

2026年現在の14人の歩みを見ると、戦力外通告は一つのキャリアの区切りであり、新しい人生の出発点でもあったことが分かります。

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コンテンツディレクター 黒田 宗一郎
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