2026年11月現在、NHKのオリンピックアナウンサーを調べるうえで中心となるのが、2026年2月に開催されたミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックです。開会式を担当したのは曽根優アナウンサーと星麻琴アナウンサー、閉会式を担当したのは吉岡真央アナウンサーと渡辺憲司アナウンサーでした。
一方、競技中継にはこの4人だけでなく、NHKから派遣されたアナウンサーや、民放各局と共同で実況を行うジャパンコンソーシアム(JC)のメンバーも参加しています。大会全体の放送を支えたNHKの派遣アナウンサーは9人。実況、式典キャスター、スタジオ進行では、それぞれ役割が異なります。
【2026年最新】NHKオリンピックアナウンサーは誰?開会式・閉会式の担当者一覧

2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、NHKの開会式・閉会式を担当したアナウンサーは次の4人です。
開会式は曽根優アナウンサーと星麻琴アナウンサー、閉会式は渡辺憲司アナウンサーと吉岡真央アナウンサー。この組み合わせは、2025年12月17日のNHKによる大会放送計画の発表で明らかになりました。
開会式:曽根優アナウンサー・星麻琴アナウンサー開会式は、スポーツ実況の経験を持つ曽根優アナウンサーと、報道番組で活躍してきた星麻琴アナウンサーのコンビが担当しました。
今回の開会式は2026年2月6日(現地時間)、イタリア・ミラノのサン・シーロ競技場を中心に開催されました。日本時間では2月7日の早朝です。
ミラノだけでなく、コルティナ・ダンペッツォ、プレダッツォ、リビーニョを含む複数の会場で選手の入場行進が行われる、従来とは異なる広域開催形式が特徴でした。
曽根アナは、複数会場で同時進行する入場行進や、2か所に設けられた聖火台をどのように伝えるかに注目。視聴者と驚きを共有しながら放送したいという意気込みを会見で語っています。
一方、星アナは選手の名前や過去の大会成績を一覧にまとめ、イタリアの歴史や文化についても勉強していました。レオナルド・ダ・ヴィンチやジョルジオ・アルマーニに関する書籍を関係者と読み進めていたことも紹介されています。
閉会式:渡辺憲司アナウンサー・吉岡真央アナウンサー閉会式を担当したのは、渡辺憲司アナウンサーと吉岡真央アナウンサーです。
閉会式は2月22日(現地時間)、イタリアのヴェローナにある歴史的建造物ヴェローナ・アリーナで開催されました。大会の総括だけでなく、次のパラリンピックへとつなぐ節目の式典です。
渡辺アナは、ロンドン、リオ、東京の各オリンピックでも経験を積んできたベテラン。大会中は選手の競技や背景をできるだけ把握し、その経験を閉会式での伝え方に生かす考えを示していました。
吉岡アナは、選手が大会に臨んだ目標や、それまでの歩みを踏まえた放送を目指しました。イタリア語のあいさつも勉強していたと会見で明かしています。
開会式が大会の始まりを伝える役割を担うのに対し、閉会式では競技を終えた選手たちの表情や交流、大会を通して生まれた絆を伝えることが大切です。担当者の組み合わせにも、それぞれの式典の性格が表れています。
【人物・役割比較】曽根優・星麻琴・吉岡真央・渡辺憲司の経歴と担当業務
4人は同じNHKアナウンサーでも、得意分野やキャリアが異なります。大会での担当と、それぞれの経験を整理すると次のとおりです。
| アナウンサー | 2026年の担当 | 経歴・特徴 | 大会での役割 |
|---|---|---|---|
| 曽根優 | 開会式 | 札幌放送局。スポーツ実況経験が豊富 | 分散開催の式典進行や競技背景の紹介 |
| 星麻琴 | 開会式 | 報道番組でのキャスター経験 | 式典の進行、選手やイタリア文化の紹介 |
| 渡辺憲司 | 閉会式・派遣チーム統括 | ロンドン・リオ・東京五輪の経験 | 大会総括と次の大会への橋渡し |
| 吉岡真央 | 閉会式 | ニュースウオッチ9のスポーツキャスター経験 | 選手の歩みや競技を通じた交流の紹介 |
| 深澤健太 | 現地中継 | NHK派遣アナウンサー | バルディフィエメ地域を担当 |
| 黒住駿・浅田春奈 | 現地中継 | NHK派遣アナウンサー | ミラノ地域を担当 |
| 宮本真智 | 現地中継 | NHK派遣アナウンサー | リビーニョ地域を担当 |
| 条谷有香 | 現地中継 | 松山放送局所属。入局5年目 | コルティナ地域を担当 |
このほか、NHKから大会に派遣された9人のうち、渡辺アナが統括を務めました。上記の地域担当は派遣時の発表に基づくもので、個々の競技の実況担当者をすべて示すものではありません。
曽根優アナウンサー:冬季競技の知識と実況経験曽根優アナウンサーは、NHK札幌放送局に所属するスポーツ実況経験者です。特に冬季競技に関する知識を持ち、カーリングなどの競技にも関心を寄せてきました。
大会前の会見では、日本女子カーリング代表のフォルティウスと吉村紗也香選手に注目していることを紹介。長年のスポーツ中継で培った経験を、開会式の進行にも生かす役割を担いました。
星麻琴アナウンサー:報道キャスターから五輪開会式へ星麻琴アナウンサーは、2014年にNHKへ入局。岡山、札幌の放送局を経て東京アナウンス室で勤務し、2024年4月から「ニュースウオッチ9」のキャスターを担当してきました。
2026年1月の会見では、五輪中継に携わるのは今回が初めてで、スポーツの仕事は約10年前の選抜高校野球大会でのリポート以来になると説明しています。
経験の異なる曽根アナと組み、選手の表情や現地の雰囲気を伝えることに重点を置いた点が特徴です。
なお、2026年7月からは「クローズアップ現代」の新キャスターに就任。11月現在は、報道番組での役割も担っています。
吉岡真央アナウンサー:スポーツ報道の経験を閉会式に生かす吉岡真央アナウンサーは2018年にNHKへ入局し、初任地の高知放送局を経て東京アナウンス室に異動しました。
2023年度から「ニュースウオッチ9」のスポーツキャスターを担当。日々のスポーツニュースを通じて、競技結果だけでなく選手の背景や大会の流れを伝えてきました。
2026年の閉会式では、選手それぞれの目標や大会までの道のりを踏まえてコメントすることを意識していました。クラシックバレエを長年習っていた経験から、表現力が豊かなフィギュアスケートにも関心を持っています。
2026年11月の番組情報でも「ニュースウオッチ9」のスポーツ担当として名前が確認できます。
渡辺憲司アナウンサー:過去3大会の経験を持つ統括担当渡辺憲司アナウンサーは、今回のNHK派遣チームの統括を担当した人物です。ロンドン、リオ、東京の各オリンピックに携わった経験があります。
大会派遣時には鹿児島放送局に所属していました。初任地の新潟では雪国のスポーツ取材を経験しており、冬季競技への理解も深めてきました。
閉会式では、競技を終えた選手の背景や大会期間中の出来事を踏まえ、次のパラリンピックにつなぐ役割も意識していました。
【実況アナウンサーとの違い】NHK五輪中継とジャパンコンソーシアムの仕組み
「NHKオリンピックアナウンサー」を検索する人が混同しやすいのが、式典キャスターと競技実況アナウンサーの違いです。
テレビ画面で聞こえる声がすべてNHK所属のアナウンサーとは限りません。オリンピック中継には、NHKと民放各局が協力するジャパンコンソーシアム(JC)という仕組みがあるためです。
キャスター・実況・解説者の役割キャスターは、番組や式典の進行を担当します。開会式や閉会式では、式典の進行状況、選手の情報、開催国の文化や歴史などを視聴者に伝えます。
実況アナウンサーは、競技中の状況をリアルタイムで言葉にする担当者です。得点、順位、選手の動き、試合展開などを正確かつ分かりやすく伝えます。
解説者は、競技経験や専門知識をもとに技術や戦術を分析します。実況が試合の状況を伝える役割なら、解説はその意味や背景を深く理解するための役割です。
ジャパンコンソーシアムとは?NHKと民放が共同で中継する理由ジャパンコンソーシアムは、NHKと日本民間放送連盟に加盟する民放各社が協力してオリンピックの放送権を取得し、競技中継を制作する枠組みです。
日本民間放送連盟の2019年11月の発表では、NHKと民放連で構成するJCが、2026年ミラノ・コルティナ大会、2028年ロサンゼルス大会、2030年冬季大会、2032年大会の放送権を獲得することでIOCと合意したとされています。
そのため、普段は民放に所属するアナウンサーがNHKの放送で実況するケースもあります。
実際に2026年のミラノ・コルティナ大会では、TBSの南波雅俊アナウンサーがNHK BSのスケート・ショートトラック中継で実況を担当しました。南波アナは元NHKアナウンサーで、2020年にTBSへ移籍した人物です。
このように、NHKの番組で聞こえる実況者の所属局と、放送局が必ずしも一致しないのが五輪中継の特徴です。
したがって、特定の競技の実況者を調べる場合は、式典キャスターの一覧だけで判断せず、実際の番組クレジットや競技別の放送情報を確認する必要があります。
【歴代NHKオリンピックアナウンサー】パリ五輪からミラノ五輪への変化
NHKのオリンピックアナウンサーは、毎大会同じメンバーが担当するわけではありません。大会の開催地、競技数、現地での放送体制、アナウンサーの経験などを踏まえて編成されます。
近年の開閉会式を比較すると、担当者の変化が分かります。
2024年パリオリンピックの開閉会式担当2024年のパリオリンピックでは、開会式を伊藤慶太アナウンサーと中山果奈アナウンサーが担当しました。
閉会式は松野靖彦アナウンサーと中川安奈アナウンサーが担当しています。
競技実況についても、ジャパンコンソーシアムからNHK・民放各局のアナウンサー24人が派遣されました。NHKの横井健吉アナウンサーが統括を務め、各局の担当者が競技ごとに実況を行う体制でした。
2026年ミラノ・コルティナ大会での変化2026年は、曽根優アナウンサーと星麻琴アナウンサーが開会式、渡辺憲司アナウンサーと吉岡真央アナウンサーが閉会式を担当しました。
加えて、NHKからは9人のアナウンサーが派遣され、広域開催に対応するため複数の地域に配置されました。
パリ大会と比較すると、開閉会式の担当者だけでなく、現地での取材・中継体制にも大会ごとの特徴が表れています。
NHKの歴代五輪アナウンサーを調べる際には、次の3つを分けると情報を整理しやすくなります。
- 開会式・閉会式の担当者
- 競技別の実況アナウンサー
- 現地リポーターやスタジオキャスター
これらを一括りにすると、担当していない競技まで特定のアナウンサーが実況したかのような誤解が生まれるため注意が必要です。
【NHK ONE】2026年オリンピックの配信内容と現在の視聴方法
2026年のミラノ・コルティナ大会は、NHK ONEがサービス開始後に初めて迎えた冬季オリンピックでした。
NHKは2026年1月27日の説明会で、全競技・全種目をインターネット配信する計画を発表。ライブストリーミングの配信時間は、総合テレビなどの同時・見逃し配信を除いて840時間以上を予定していました。
NHK ONEで提供された主なコンテンツ大会期間中の特設ページでは、テレビ放送だけではカバーしきれない競技もインターネットで視聴できるように設計されていました。
- 全競技・全種目のライブストリーミング
- 競技映像の見逃し視聴
- 日本選手が出場する競技の日本語実況
- 日本選手の速報動画
- 1日ごとの競技ハイライト
- 現地取材班が制作するショート動画
総合テレビとEテレで放送された番組についても、同時配信や見逃し配信が提供されました。
2026年11月現在、オリンピックの映像は見られる?ここで押さえておきたいのが、NHK ONEの通常の見逃し配信と、五輪期間中の特設ライブ配信は同じものではないという点です。
NHKが公表している通常の番組配信では、総合テレビ・Eテレの番組は原則として放送後1週間の見逃し配信が基本です。
そのため、2026年2月に行われた大会の全競技映像が、11月現在も一律に視聴できるわけではありません。大会特設ページの配信終了後は、個別の番組や動画の公開状況によって視聴できる内容が異なります。
過去の映像を探す場合は、NHK ONE内で大会名や競技名、選手名を入力して検索する方法が有効です。特集動画や関連番組が残っている場合は、そこから確認できます。
NHK ONEとNHKプラスの違いにも注意NHK ONEは2025年10月1日に開始したインターネットサービスです。当初、サービス全体の名称はNHK ONEでしたが、番組配信アプリには旧名称のNHKプラスが引き続き使われていました。
その後、2026年10月1日から番組配信アプリの名称もNHK ONEに統一されました。
つまり、2026年11月現在は、以前のNHKプラスアプリを探すよりも、名称変更後のNHK ONEアプリを利用するのが基本です。
なお、NHKの案内によると、すでに世帯でNHKの受信契約を締結している場合、NHK ONEの利用にあたって別途の契約や追加負担は必要ありません。
【プロの結論】NHK五輪アナウンサーを調べるときに押さえたい3つのポイント
今回のミラノ・コルティナ2026を振り返ると、NHKのオリンピック中継は、単に競技の結果を伝えるだけではなく、選手の背景や開催地の文化まで含めて届ける総合的な報道体制だったことが分かります。
特に注目したいのは、次の3点です。
1. 式典キャスターと競技実況者を混同しない曽根優アナと星麻琴アナは開会式、渡辺憲司アナと吉岡真央アナは閉会式を担当しました。しかし、これは全競技の実況を4人が担当したという意味ではありません。
競技実況には別の担当者が存在し、ジャパンコンソーシアムを通じて民放アナウンサーも参加します。
2. アナウンサーの経験だけでなく、競技への理解にも注目する曽根アナのようにスポーツ実況の経験を積んできた人物もいれば、星アナのように報道分野で培った進行力を式典中継に生かす人物もいます。
どちらが優れているという話ではありません。大会の状況を正確に把握し、選手の情報を整理し、視聴者に分かりやすく届けることが共通して求められます。
3. 最新情報は大会名・担当競技・放送局をセットで確認する「NHKオリンピックアナウンサー」という検索だけでは、式典担当者、NHKの派遣アナウンサー、民放の実況担当者が混在します。
正確に調べるには、開催年、競技名、式典名、放送局を組み合わせるのがおすすめです。特にJCの仕組みを知っておくと、NHKの番組で民放アナウンサーの声が聞こえる理由も理解できます。
NHKオリンピックアナウンサーに関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年ミラノ・コルティナ五輪のNHK開会式キャスターは誰ですか?
A1:曽根優アナウンサーと星麻琴アナウンサーです。2026年2月6日(現地時間)の開会式を担当しました。
Q2:NHKの閉会式キャスターは誰でしたか?
A2:渡辺憲司アナウンサーと吉岡真央アナウンサーです。2月22日(現地時間)、ヴェローナ・アリーナで行われた閉会式を担当しました。
Q3:NHKのオリンピック実況アナウンサーは全員NHK所属ですか?
A3:いいえ。NHKと民放各局が協力するジャパンコンソーシアムの仕組みがあるため、民放所属のアナウンサーがNHKの番組で実況する場合もあります。2026年大会では、TBSの南波雅俊アナウンサーがNHK BSの中継で実況を担当した例があります。
Q4:星麻琴アナウンサーは2026年現在、何の番組を担当していますか?
A4:2026年7月から「クローズアップ現代」のキャスターを担当しています。ミラノ五輪では曽根優アナウンサーと開会式を担当しました。
Q5:2026年の五輪映像はNHK ONEで今も見られますか?
A5:大会期間中は全競技・全種目の配信が実施されました。ただし、通常の見逃し配信には原則1週間という期間があるため、2026年11月現在、全競技の映像が残っているとは限りません。個別の競技名や番組名で検索して確認してください。
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのNHK開会式キャスターは曽根優アナウンサーと星麻琴アナウンサー、閉会式キャスターは渡辺憲司アナウンサーと吉岡真央アナウンサーでした。
また、NHKから派遣された9人のアナウンサーが現地の複数地域で中継を担当し、ジャパンコンソーシアムによるNHK・民放共同の実況体制も大会を支えました。
大会終了後の2026年11月現在は、星麻琴アナウンサーが「クローズアップ現代」、吉岡真央アナウンサーが「ニュースウオッチ9」のスポーツ担当として活動しています。
NHK ONEについても、2026年10月からアプリ名称が統一されるなど、視聴環境が変化しています。
NHKの五輪中継をより深く楽しむには、誰が開会式・閉会式を担当したかだけでなく、競技実況の担当者、ジャパンコンソーシアムの仕組み、そして配信サービスの変化まで把握しておくことが大切です。次のロサンゼルス2028オリンピックでも、こうした放送体制やアナウンサーの顔ぶれに注目したいところです。
主な参照資料・報道