2026年の日本対韓国の野球は、9月27日に行われた第20回アジア競技大会の決勝で、韓国が日本を3-1で破り、金メダルを獲得しました。侍ジャパン社会人代表は銀メダルに終わりましたが、実はその2日前のスーパーラウンドでは、日本が韓国に5-0で完封勝利しています。わずか2日間で結果が逆転した背景には、韓国の先発クァク・ビンの好投と、終盤の集中打がありました。
加えて、次の日韓対決として注目されるのが、11月13日に東京ドームで開催されるラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026です。アジア大会の結果、両試合のスコア、佐藤勇基の同点打、クァク・ビンの投球成績、そして次回対戦の日程まで、2026年11月5日時点の公式記録をもとに整理します。
【2026年最新結果】日本対韓国の野球は韓国が3-1で勝利!日本は銀メダル

最初に、最も知りたい決勝の結果を確認しましょう。
2026年9月27日、愛知県豊橋市の豊橋市民球場で、第20回アジア競技大会の野球決勝が行われました。
対戦カードは侍ジャパン社会人代表と韓国代表。試合は終盤まで1点を争う展開となりましたが、韓国が8回に勝ち越し、日本を3-1で下しました。
第20回アジア競技大会・野球決勝
2026年9月27日/豊橋市民球場3
韓国1
日本
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 韓国 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 |
| 日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
安打数
韓国12本/日本7本
勝利投手
チョ・ビョンヒョン
セーブ
パク・ヨンヒョン
敗戦投手
近藤壱来
出典:侍ジャパン公式試合記録・決勝戦レポート。
この試合で韓国は、2010年の広州大会から続くアジア大会野球の金メダルを5大会連続に伸ばしました。
一方、日本は32年ぶりの金メダルを目指していましたが、あと一歩届かず銀メダルとなりました。
注目すべきなのは、日本が決勝で一方的に敗れたわけではないことです。
7回には佐藤勇基のタイムリーで同点に追いつき、試合の流れを引き戻しました。勝敗を分けたのは、その直後の8回に韓国が見せた勝負強さでした。
【試合経過を詳しく解説】佐藤勇基の同点打から韓国の8回の勝ち越しまで
決勝の展開を理解するには、得点が生まれた場面を順番に確認する必要があります。
2回表:韓国が先制、日本は最少失点で踏みとどまる日本の先発は樋口新(王子)。捕手の辻本勇樹(NTT西日本)とのバッテリーで韓国打線に挑みました。
韓国は2回、ユン・ドンヒの二塁打でチャンスを作り、ムン・ヒョンビンのレフト前タイムリーで先制します。
さらに1死満塁と追加点の好機を迎えましたが、樋口は後続を三振と外野フライに打ち取りました。
大量失点につながりかねない場面を1点で切り抜けたことは、日本にとって大きな意味がありました。
5回:水谷祥平がチーム初安打日本打線は韓国先発のクァク・ビンに苦戦しました。
150キロを超える直球と変化球を組み合わせた投球に対応できず、4回まで無安打。
5回には水谷祥平(JR東海)がレフト線への二塁打を放ち、ようやくチーム初安打を記録しました。
この一打は、ベンチに反撃への期待をもたらしました。
7回裏:佐藤勇基がレフト前タイムリーで同点決勝最大の見せ場は7回裏でした。
先頭の逢澤崚介がセンター前ヒットで出塁。続く水谷祥平もレフト前ヒットでつなぎ、日本は1死一、二塁の好機を迎えます。
ここで打席に入ったのが、トヨタ自動車所属の佐藤勇基です。
佐藤は韓国先発クァク・ビンの投球を見極め、レフト前へタイムリーヒットを放ちました。
これで試合は1-1の同点。
佐藤は一塁上で力強くガッツポーズを見せ、チームに勢いをもたらしました。
侍ジャパン公式の試合レポートでも、この一打は決勝の重要な場面として取り上げられています。
8回表:キム・ドヨンとムン・ボギョンが連続タイムリー同点で迎えた8回表、日本は近藤壱来をマウンドへ送りました。
韓国はキム・ジチャンの二塁打などで得点圏に走者を進めます。
2死からキム・ドヨンが三塁への内野安打で1点を奪い、さらにムン・ボギョンがセンター前タイムリーを放ちました。
この連続タイムリーで韓国が3-1と勝ち越します。
日本は8回裏にも1死一、三塁の好機を作りましたが、得点にはつながりませんでした。
9回裏も最後まで反撃を試みたものの、柴崎聖人が見逃し三振に倒れて試合終了。
7回に追いついた日本と、8回に勝ち越した韓国。終盤の集中力の差が最終スコアに表れました。
【2日前の日本韓国戦】スーパーラウンドは日本が5-0で完封勝利
決勝だけを見ると韓国が優勢だったように感じる可能性があります。
しかし、実際には決勝のわずか2日前、9月25日のスーパーラウンド第1戦で日本が韓国を5-0で破っています。
同じ大会、同じカードでありながら、結果は大きく異なりました。
スーパーラウンド第1戦
2026年9月25日/豊橋市民球場5
日本-
0
韓国
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 韓国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 日本 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 5 |
日本9安打、韓国4安打。日本は無失点で試合を終えた。
日本は3回、辻本勇樹のヒットや四球で走者をためると、向山基生(NTT東日本)がレフト線へのタイムリー二塁打を放ちました。
さらに逢澤崚介のショートゴロの間に1点を追加。
続く水谷祥平も内野安打で出塁し、相手の送球エラーを誘って3点目を奪いました。
この回の日本は、長打だけでなく走塁や相手の守備の乱れを得点につなげています。
6回裏:矢野幸耶と添田真海が連続タイムリー6回には熊田任洋のヒットなどでチャンスを作り、矢野幸耶と添田真海が連続タイムリーを記録。
日本はリードを5-0に広げました。
樋口新が7回4安打無失点の好投投手陣の活躍も見逃せません。
先発の樋口新は7回を投げて4安打無失点。捕手の辻本勇樹と連携し、韓国の強力打線を封じました。
8回は嘉陽宗一郎、9回は渕上佳輝が登板し、それぞれ無失点で抑えています。
侍ジャパン公式の試合レポートによると、この試合では韓国打線に二塁を踏ませない投球が展開されました。
つまり、9月25日の勝利は単なる打線の爆発ではありません。
- 先発投手が長いイニングを安定して投げる。
- 捕手との連携で相手打線を封じる。
- 走塁と守備で小さなチャンスを得点につなげる。
- 中継ぎと抑えがリードを守り切る。
こうした社会人野球の持ち味が発揮された試合でした。
【比較表】日本対韓国の2026年対戦結果と主要選手の関係
ここまでの2試合と次回の日韓戦を整理すると、2026年の対戦記録が分かりやすくなります。
この比較で特に重要なのは、アジア大会の日本代表と11月の侍ジャパンが同じチームではないという点です。
侍ジャパン社会人代表とトップチームは別の代表9月のアジア大会に出場した日本代表は、社会人野球を中心に編成されたチームでした。
対する韓国はプロリーグ所属選手を中心とした代表です。
一方、11月のアジアプロ野球チャンピオンシップは、若手のプロ選手を中心としたトップチームの大会です。
同じ日本対韓国でも、出場選手や代表編成の背景が異なります。
そのため、9月の5-0や3-1という結果だけで、11月の試合の勝敗を予測することはできません。
【クァク・ビンの投球成績】日本打線を苦しめた韓国のエース
決勝の流れを語るうえで欠かせない選手が、韓国の先発投手クァク・ビンです。
9月25日のスーパーラウンドでは日本が韓国を5-0で破りましたが、決勝ではクァク・ビンが先発し、日本打線を抑え込みました。
クァク・ビンの決勝戦投球成績
クァク・ビン(韓国)
投球回6回1/3
被安打4
奪三振9
失点・自責点1・1
| 投球内容 | 記録 |
|---|---|
| 対戦打者 | 25人 |
| 被本塁打 | 0 |
| 与四球 | 2 |
| 与死球 | 0 |
| 奪三振 | 9 |
出典:侍ジャパン公式・2026年9月27日決勝投打成績。
特に注目したいのが、6回1/3で9奪三振という数字です。
日本打線は4回までヒットを打てず、5回に水谷祥平がチーム初安打を記録するまで苦しみました。
7回に佐藤勇基の同点打を許したものの、その直後にチョ・ビョンヒョンへ交代。チョ・ビョンヒョンは後続を抑え、韓国はリードを守る体制を整えました。
韓国のアジア大会野球5連覇の意味韓国代表は今回の優勝で、アジア大会野球の5大会連続金メダルを達成しました。
その連覇は次の大会から続いています。
- 2010年:広州大会
- 2014年:仁川大会
- 2018年:ジャカルタ・パレンバン大会
- 2022年:杭州大会(実施は2023年)
- 2026年:愛知・名古屋大会
KBS WORLD Japaneseも、2026年9月28日の報道で韓国の5連覇を伝えています。
韓国の強さを考える際には、個々の選手の能力だけでなく、プロ野球選手を中心とした編成にも注目すべきです。
一方、日本の社会人代表は企業チームで経験を積んだ選手たちが中心でした。
決勝では韓国のプロ選手たちが終盤の勝負どころで力を発揮しましたが、日本も佐藤勇基の同点打をはじめ、最後まで互角に渡り合いました。
【次の日韓戦は11月13日】アジアプロ野球チャンピオンシップ2026の日程と放送予定
次の日韓対決として注目されるのが、2026年11月12日から15日まで東京ドームで開催される「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」です。
日本、韓国、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリアの4チームが参加します。
日本対韓国は11月13日19時開始予定11月13日(金)19:00
日本代表 vs 韓国代表
日本
VS
韓国
会場
東京ドーム
テレビ放送
テレビ朝日系列
テレビ放送時間
18:50~21:54
ネット配信
Prime Video
配信開始
18:30~
※テレビ放送は一部地域を除きます。試合開始時刻と放送予定は侍ジャパン公式発表に基づきます。
| 日程 | 試合開始 | 対戦カード |
|---|---|---|
| 11月12日 | 12:00 | 韓国-オーストラリア |
| 11月12日 | 19:00 | チャイニーズ・タイペイ-日本 |
| 11月13日 | 12:00 | オーストラリア-チャイニーズ・タイペイ |
| 11月13日 | 19:00 | 日本-韓国 |
| 11月14日 | 12:00 | オーストラリア-日本 |
| 11月14日 | 19:00 | 韓国-チャイニーズ・タイペイ |
| 11月15日 | 11:00 | 3位決定戦 |
| 11月15日 | 19:00 | 決勝戦 |
ここで一つ注意したいのが、日本代表の大会初戦は11月13日ではなく、11月12日のチャイニーズ・タイペイ戦という点です。
11月13日は、日本にとって韓国との対戦日です。
11月大会はどのような選手が出場する?アジアプロ野球チャンピオンシップは、若手選手の国際経験を重視する大会です。
2026年大会の選手登録は28人で、原則として24歳以下または入団3年目までの選手が対象です。29歳以下のオーバーエイジ枠も3人まで設けられています。
9月のアジア大会で戦った社会人代表とは異なる編成となるため、単純に前回の結果を引き継ぐ試合ではありません。
また、侍ジャパンの公式発表によると、2026年大会は井口資仁新監督のもとで臨む大会です。新たな代表チームの戦いにも注目が集まります。
【よくある質問】日本と韓国の野球結果2026に関するFAQ
Q1:2026年のアジア大会決勝、日本と韓国のスコアは?
A1:2026年9月27日の決勝は、韓国が3-1で日本に勝利しました。韓国が金メダル、日本は銀メダルです。
Q2:日本は韓国に5-0で勝ったのではありませんか?
A2:その結果も正しいです。9月25日のスーパーラウンドでは日本が韓国に5-0で勝利しました。しかし、2日後の決勝では韓国が3-1で勝っています。別々の試合結果です。
Q3:佐藤勇基は決勝でどのような活躍をしましたか?
A3:7回裏にレフト前タイムリーを放ち、日本を1-1の同点に導きました。試合の流れを変える重要な一打でした。
Q4:クァク・ビンの決勝戦の投球成績は?
A4:6回1/3を投げ、被安打4、奪三振9、与四球2、失点1、自責点1でした。
Q5:韓国はアジア大会野球で何連覇しましたか?
A5:2026年の優勝で5大会連続の金メダルとなりました。2010年広州大会から続く記録です。
Q6:次の日本対韓国の野球はいつですか?
A6:2026年11月13日(金)19時から、東京ドームでアジアプロ野球チャンピオンシップ2026の日本対韓国戦が予定されています。テレビ朝日系列とPrime Videoで放送・配信予定です。
2026年の日本対韓国の野球結果を振り返ると、アジア大会では日本がスーパーラウンドで5-0の完封勝利を収めた一方、決勝では韓国が3-1で雪辱を果たしました。
この2試合から見えてくるのは、国際大会では一度の勝利だけで実力差を判断できないということです。
スーパーラウンドでは樋口新と辻本勇樹のバッテリーを中心に日本の投手陣が機能しました。決勝ではクァク・ビンが6回1/3を1失点に抑え、韓国の救援陣も終盤のリードを守り抜きました。
また、佐藤勇基の同点打が示したように、日本にも韓国を追い詰めるだけの攻撃力がありました。
2026年の日韓野球を評価するうえで押さえておきたい要点は3つです。
1. 9月25日の5-0と9月27日の3-1は、両方とも正しい公式結果。 大会のラウンドを区別して確認することが大切です。
2. 韓国の強さは投手力と終盤の得点力にある。 クァク・ビンの好投と8回の連続タイムリーが決勝の勝敗を決めました。
3. 11月13日は新たな日韓対決。 9月の社会人代表同士の戦いとは異なる、トップチームによる国際大会です。
9月のアジア大会で銀メダルとなった日本が、11月のアジアプロ野球チャンピオンシップで韓国にどのような戦いを見せるのか。
11月13日の日本対韓国戦は、2026年の日韓野球を振り返るうえでも見逃せない一戦です。