ホーム スポーツ 紀平梨花の現在2026|西山真瑚とのアイスダンス成績とNHK杯、2030年五輪への道を徹底解説

紀平梨花の現在2026|西山真瑚とのアイスダンス成績とNHK杯、2030年五輪への道を徹底解説

水沢 陽菜 水沢 陽菜 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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2026年11月5日現在、フィギュアスケートの紀平梨花は、西山真瑚と結成したアイスダンスカップル「りかしん」として、新たな競技人生を歩んでいる。2026年9月のチャレンジャーシリーズ・木下グループ杯では、合計156.86点で8位。加えて、11月1日の東日本選手権では合計165.32点を記録して3位に入り、着実な成長を示した。

次の注目大会は、11月27日から開催されるNHK杯2026だ。日本スケート連盟の公式出場予定者にも紀平・西山組の名前が掲載されている。かつて2018年グランプリファイナルを制した女子シングルの実力者は、なぜアイスダンスに挑戦したのか。右足首の怪我、シングルからの転向理由、西山真瑚との関係、復帰後の成績、そして2030年冬季五輪への展望まで整理する。

【2026年最新】紀平梨花の現在は?西山真瑚とアイスダンスに挑戦中

スケート紀平梨花

紀平梨花は2002年7月21日生まれ。2026年11月現在24歳で、女子シングルからアイスダンスへ競技の軸足を移している。

現在のパートナーは、同じく2002年生まれの西山真瑚(にしやま・しんご)。2人のカップル名は「りかしん」だ。2025年9月29日に結成を発表し、カナダを練習拠点として競技力を磨いてきた。

2026年の紀平は競技環境にも変化があった。5月には早稲田大学スケート部への入部が公表され、8月には鹿島建設との所属契約を締結。競技面では、世界の舞台を見据えた活動を続けている。

かつてのシングル女王から新しい競技の挑戦者へ

紀平梨花といえば、トリプルアクセルを武器に世界のトップで戦った選手として知られる。2018年のグランプリファイナルでは、シニア初出場ながら優勝。2019年、2020年には四大陸選手権を連覇し、全日本選手権でも2連覇を達成した。

しかし、北京五輪を目指していた2021年以降、右足首の怪我が競技人生に大きな影響を及ぼす。長いリハビリと復帰への試行錯誤を経て、2025年に選んだのがアイスダンスだった。

2026年の姿は、単に以前の競技へ戻った選手ではない。ジャンプの高難度化で勝負してきた経験を生かしながら、パートナーとの連携や音楽表現を中心とする別の競技に挑んでいる。

【転向の理由を解説】紀平梨花の右足首の怪我とシングルからの決断

紀平梨花がアイスダンスに挑戦した背景には、長期化した右足首の怪我がある。

2021年の右距骨疲労骨折が転機に

紀平は2021年7月、右足の距骨(きょこつ)に疲労骨折を負った。距骨は足首を構成する重要な骨で、着氷時の衝撃や体重移動にも関係する部位だ。

この怪我によって、北京五輪シーズンのグランプリシリーズや全日本選手権を欠場。目標としていた2022年北京五輪への出場もかなわなかった。

2022年9月の中部選手権で競技に復帰し、スケートカナダでは5位、フィンランドのエスポー大会では4位を記録した。しかし、同年の全日本選手権は11位。その後も怪我に悩まされ、思うように試合へ出られない時期が続いた。

2025年9月には、シングルで出場を目指していた中部選手権を欠場。右足の距骨の状態を考慮し、高難度ジャンプや右足のトウを使うジャンプを継続することについて、医師とも相談したうえで判断したと説明している。

西山真瑚からの誘いと、ダンスへの適性

転機となったのは、西山真瑚からの提案だった。

西山は2025年7月に以前のパートナーとのカップルを解消し、新しいパートナーを探していた。2人は以前からトロントで練習する機会があり、スケーティングの感覚を共有していたという。

2025年9月、カナダ・モントリオールでトライアウトを実施。西山は紀平のスケーティングについて、互いに邪魔をすることなく滑れる点や、新しい技術を習得するスピードを評価した。

一方、紀平自身にもダンスへの親しみがあった。2026年7月に掲載された早稲田大学競技スポーツセンターのインタビューでは、クラシックバレエやジャズダンスなど、以前からさまざまなダンスに親しんできたことを明かしている。

つまり、転向の理由は怪我だけではない。シングルで高難度ジャンプを続ける難しさに直面する一方、もともと好きだった表現や踊りを競技として生かせる環境が見つかったことも大きい。

「いまはアイスダンスに集中するという形を選択させていただいてるんですけど、シングルを引退というわけでもなく」

これは2025年9月の結成発表時に紀平が説明した競技への向き合い方だ。アイスダンスへの挑戦を始めた時点で、女子シングルを明確に引退すると宣言したわけではなかった。

ただし、2026年シーズンの実際の活動はアイスダンスが中心となっている。

【りかしんの関係と成績】紀平梨花・西山真瑚の競技実績を時系列で整理

「りかしん」は、紀平梨花と西山真瑚が組むアイスダンスカップルの愛称だ。2人は同世代で、紀平が持つ高い身体能力とスケーティング技術、西山が積み重ねてきたアイスダンスの経験を組み合わせている。

西山は2025年の冬季アジア大会で銅メダルを獲得した実績を持つ。アイスダンスの経験が比較的少ない紀平にとって、競技の基礎やパートナーとの連携を学ぶうえで重要な存在となっている。

紀平梨花と西山真瑚の主な経歴・大会成績
時期 人物・大会 関係・成績・出来事
2018年12月 紀平梨花 女子シングルでグランプリファイナル初優勝
2021年7月 紀平梨花 右距骨の疲労骨折。競技活動に大きな影響
2025年9月29日 紀平梨花・西山真瑚 アイスダンスの新カップル結成を発表
2025年11月 西日本選手権 合計136.74点で3位
2025年12月 全日本選手権 合計144.41点で4位
2026年9月4~6日 木下グループ杯 合計156.86点で8位。2人での国際大会デビュー
2026年10月30日~11月1日 東日本選手権 合計165.32点で3位。全日本選手権への出場決定
2026年11月27~28日 NHK杯 アイスダンスで出場予定
木下グループ杯2026は156.86点で8位

2026年9月4~6日に東京で開催されたISUチャレンジャーシリーズ・木下グループ杯は、2人にとって初めての国際大会だった。

9月5日のリズムダンスでは61.37点を獲得して8位。翌6日のフリーダンスでは95.49点を記録し、合計156.86点で8位となった。

テレビ朝日の大会結果・選手紹介でも、この156.86点が2人の国際大会でのトータル自己ベストとして掲載されている。

この大会には、約4年ぶりに紀平が国際大会へ戻ってきたという意味もあった。演技後には紀平が、再び多くの観客の前で滑れたことへの感慨を語っている。

加えて、2027年2月の四大陸選手権出場に必要な最低技術点をクリアしたと報じられた。これは大きな前進だが、最低技術点の獲得と大会への正式な派遣決定は別の段階である。

東日本選手権2026では165.32点で3位

木下グループ杯の後も、2人は着実に得点を伸ばしている。

2026年10月30日から11月1日に開催された東日本選手権では、リズムダンス65.79点、フリーダンス99.53点を獲得。合計165.32点で3位に入った。

木下グループ杯の156.86点と比べると8.46点の上積みとなる。大会や採点環境が異なるため単純な実力比較はできないが、演技の完成度を高めていることを示す結果だ。

この大会は全日本選手権のアイスダンス予選会も兼ねており、紀平・西山組は全日本への出場を決めた。日刊スポーツの取材では、紀平も今回の得点を自信につながる結果として受け止めていた。

2025年の全日本4位から、2026年は国際大会での自己ベスト更新、国内予選での165点台到達へと進んでいる。りかしんの成長を評価するうえで、重要な流れだ。

西山真瑚との関係は?恋愛ではなく競技パートナーとしての絆

紀平梨花と西山真瑚の関係について、ファンの間では2人の息の合った演技や親しげな姿も注目されている。

ただし、2人について公表されている中心的な関係は、アイスダンスの競技パートナーというものだ。私生活の恋愛関係を示す公式発表はない。

2026年11月1日の東日本選手権後、西山は愛をテーマにしたプログラムについて、観客が本当に恋愛関係にあるように感じるほどの表現を目指したいと語った。これはアイスダンスの演技表現に関する発言であり、2人の私生活を説明するものではない。

アイスダンスでは、競技上の信頼関係と表現力が不可欠になる。2人がどのような演技を作り上げていくかが、今後も注目される。

【シングルとアイスダンスの違い】紀平梨花の強みはどう変わった?

紀平梨花の競技転向を理解するうえで重要なのが、女子シングルとアイスダンスの採点対象や演技内容の違いだ。

ジャンプ中心のシングルから、2人で作る演技へ

女子シングルでは、トリプルアクセルや4回転ジャンプなどの高難度ジャンプ、スピン、ステップシークエンスが重要な得点源となる。ジャンプの成功率や着氷の質が総合順位に大きく影響する。

一方、アイスダンスではジャンプやスロージャンプを中心とする競技構成ではなく、2人のステップ、ターン、ツイズル、ダンスリフト、音楽表現などが評価される。

競技はリズムダンス(RD)とフリーダンス(FD)の2つで構成され、両方の得点を合計して順位を決定する。

両競技の主な違い
  • 女子シングル:ジャンプ、スピン、ステップ、個人の技術力や演技構成が中心。
  • アイスダンス:パートナーとの同調、ツイズル、ステップ、リフト、音楽との一体感が中心。
  • 演技形式:シングルはショートプログラムとフリースケーティング、アイスダンスはリズムダンスとフリーダンス。
  • 評価のポイント:アイスダンスでは2人のスケーティング技術、演技の統一感、構成、プレゼンテーションも重要。

つまり、ジャンプを跳ばないからといって、アイスダンスが簡単な競技になるわけではない。2人の動きを合わせながら高いスピードと正確なエッジワークを維持する必要がある。

紀平梨花が生かせる身体能力と表現力

紀平の大きな強みは、シングル時代から培ってきた身体能力とスケーティング技術だ。高難度ジャンプを成功させてきた運動能力に加え、音楽に合わせて身体を動かす表現力も持っている。

2026年7月の早稲田大学競技スポーツセンターのインタビューでは、本人もシングル時代の強みとして、本番に合わせる力や高難度ジャンプを挙げる一方、アイスダンスでは基礎やルールを学び、一つ一つのエレメントを正確に実行することに力を入れていると説明した。

特に注目したいのは、パートナーと競技を作り上げるという経験だ。

紀平は2026年9月のNumberのインタビューで、シングル時代は一人で悩みを抱え込むことがあった一方、アイスダンスでは2人で話し合い、挑戦の方向性を共有できることを心強く感じていると語っている。

この変化は、単なる技術の変更ではない。自分一人の完成度を追求する競技から、パートナーと一緒に一つの作品を完成させる競技への転換でもある。

また、右足首の負担についても、ジャンプの着氷衝撃が減ることは競技継続を考えるうえで意味がある。ただし、アイスダンスにもリフトやターン、複雑な足さばきがあり、怪我が完全に解消されることを意味するわけではない。

【NHK杯2026と2030年冬季五輪】紀平梨花の今後の目標と課題

2026年11月5日時点で、紀平梨花・西山真瑚組の次の大きな舞台はNHK杯2026だ。

NHK杯2026は11月27日から開催

日本スケート連盟が公表したNHK杯2026の公式出場予定選手には、紀平梨花・西山真瑚組が掲載されている。

アイスダンスの日程は次のとおりだ。

  • 11月27日(金):リズムダンス(RD)12時35分開始予定
  • 11月28日(土):フリーダンス(FD)12時開始予定
  • 11月29日(日):エキシビション

大会には日本から紀平・西山組のほか、吉田唄菜・森田真沙也組、櫛田育良・島田高志郎組も出場予定だ。国内のライバルと海外の実力派カップルが集まるため、現在のりかしんの競技力を測る重要な機会になる。

木下グループ杯での156.86点、東日本選手権での165.32点を踏まえると、NHK杯では得点の更新だけでなく、国際大会での演技の安定性や2人の連携にも注目したい。

2030年フランス・アルプス冬季五輪が長期目標

紀平と西山が見据えている大きな目標は、2030年に開催されるフランス・アルプス冬季五輪だ。

2026年8月、JOCが報じたカナダでの取材で、紀平は次のように抱負を語っている。

「今季は結果を残す。日本のトップで争い、世界で評価されたい」

この言葉からも、単に競技へ復帰することだけではなく、国内トップレベルで競い、世界で評価されるカップルになることを目指していると分かる。

ただし、2030年五輪への出場は現段階で確定しているわけではない。日本代表として選ばれるには、今後の国内選考や国際大会での実績、カップルとしての完成度が問われる。

特に重要になるのは、次の3点だ。

  • 技術面:ツイズルやリフト、ステップシークエンスなどの難度と実施の正確性を高めること。
  • 表現面:音楽の世界観を2人で共有し、演技全体の完成度を上げること。
  • 競技実績:国内大会で上位を維持し、国際大会で評価される得点を積み重ねること。

シングル時代の実績だけで五輪への道が開かれるわけではない。新しい種目で、世界のアイスダンスカップルと競える水準まで成長できるかが焦点になる。

【プロの結論】紀平梨花の現在を評価する3つの判断基準

紀平梨花の2026年を振り返ると、最も重要なのは「怪我から戻ってきた」という一言だけでは説明できない変化が起きていることだ。

彼女は女子シングルで世界の頂点を経験した後、長い怪我との闘いを経て、まったく異なる競技に挑戦している。

判断基準1:順位だけでなく得点の推移を見る

木下グループ杯の8位だけを見ると、表彰台には届いていない。しかし、国際大会デビューで156.86点を獲得し、その後の東日本選手権では165.32点まで伸ばした。

順位だけで成長を判断するのではなく、リズムダンスとフリーダンスの得点、エレメントの実施内容、国際大会での評価を合わせて見ることが大切だ。

判断基準2:シングル時代と現在を単純比較しない

グランプリファイナル優勝という過去の実績は、紀平の能力を示す重要な記録だ。しかし、シングルとアイスダンスでは競技の評価対象が違う。

現在の紀平を評価するなら、過去のジャンプの成功率だけでなく、パートナーとの同調、スケーティング技術、音楽表現、技術要素の完成度を見る必要がある。

判断基準3:2030年五輪への道は段階的に見る

2030年五輪を目指すという目標は明確だが、実際に出場できるかは今後の成績次第だ。NHK杯、全日本選手権、国際大会での結果が、次の評価材料になる。

現段階でメダル獲得や代表入りを断定するよりも、国内上位カップルとの差を縮め、国際大会で安定した演技を披露できるかを確認するのが適切だ。

また、紀平と西山の演技に対する評価は、恋愛関係などの憶測ではなく、競技者としての技術や信頼関係を基準に考えたい。

何よりも、紀平自身がインタビューで語った「目標に向かって取り組めていることが何よりも幸せ」という競技への姿勢は、現在の活動を理解するうえで象徴的だ。

紀平梨花の現在・アイスダンスに関するよくある質問(FAQ)

Q1:紀平梨花は2026年現在、何をしている?
A1:西山真瑚と組むアイスダンスカップル「りかしん」として競技を続けている。木下グループ杯2026で国際大会デビューを果たし、東日本選手権では3位に入った。

Q2:紀平梨花と西山真瑚の木下グループ杯2026の成績は?
A2:リズムダンス61.37点、フリーダンス95.49点、合計156.86点で8位だった。2人での国際大会デビュー戦であり、国際大会での自己ベストを記録した。

Q3:紀平梨花はNHK杯2026に出場する?
A3:出場予定だ。日本スケート連盟の公式名簿に掲載されており、11月27日にリズムダンス、28日にフリーダンスが予定されている。

Q4:紀平梨花がシングルからアイスダンスに転向した理由は?
A4:2021年に負った右距骨の疲労骨折が長引き、高難度ジャンプや右足のトウを使うジャンプの継続が難しくなったことが大きい。また、以前からダンスや表現が好きだったこと、西山真瑚との相性がよかったことも決断の背景にある。

Q5:紀平梨花は2030年冬季五輪に出場できる?
A5:2030年フランス・アルプス冬季五輪を目標にしているが、出場はまだ確定していない。今後の国内選考や国際大会での成績が重要になる。

2026年11月現在、紀平梨花は西山真瑚と組むアイスダンスカップル「りかしん」として、着実に競技実績を積み上げている。

木下グループ杯2026では156.86点で8位、東日本選手権では165.32点で3位。国際大会への復帰と国内大会での得点向上という、2つの成果を残した。

右足首の疲労骨折によって女子シングルでのキャリアは大きな転換を迫られたが、そこで競技人生を終わらせるのではなく、得意なスケーティングと好きだったダンスを組み合わせる道を選んだ。

次のNHK杯2026は、2人の成長を国際舞台で確認できる大切な大会となる。その先には全日本選手権、さらには2030年フランス・アルプス冬季五輪という長期目標がある。

かつてのグランプリファイナル女王という肩書だけでなく、現在の演技と成績に注目すること。それが、紀平梨花の新しい挑戦を正しく評価するためのポイントだ。

主な事実確認資料

- JOC・日本スケート連盟の発表およびNHK杯公式情報。
- テレビ朝日の2026年大会結果、東日本選手権の大会結果、日刊スポーツの取材報道。
- Number、早稲田大学競技スポーツセンター、ワールド・フィギュアスケートによるインタビュー・競技転向の報道。

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水沢 陽菜

美容・健康カテゴリを担当。引用元の研究・公的機関の資料を確認したうえで、誰にでも読める形に整えます。

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