アジア大会の準決勝では、日本は韓国に対して次の結果を残している。
- 松島輝空:3対1でチャン・ウジンに勝利
- 張本智和:3対0でアン・ジェヒョンに勝利
- 戸上隼輔:3対2でオ・ジュンソンに勝利
3選手がそれぞれ勝利し、1試合も落とさず決勝進出を決めた。約1カ月後のアジア選手権で同じ韓国に敗れたことを考えると、団体戦では対戦順や選手の状態、相手の戦術への適応が結果を大きく左右することが分かる。
【プロの結論】日本男子卓球代表の現在と今後の課題

2026年の日本男子卓球代表を評価する際、最も大切なのは金メダルと銅メダルという順位だけで判断しないことだ。
アジア大会では中国の8連覇を止め、60年ぶりの金メダルを獲得した。一方、アジア選手権では韓国に敗れた。しかし、張本智和は同大会の男子シングルスで優勝しており、日本選手の競争力そのものが低下したわけではない。
今後の日本男子代表を評価するうえでは、次の3点が重要になる。
1.中国に対する勝利を再現できるか
アジア大会では張本が王楚欽を破り、松島が最終戦を制した。中国に勝つための戦力と勝負強さを示したことは大きい。今後は一度の金星で終わらせず、異なる大会や対戦条件でも同様の結果を残せるかが焦点となる。
2.韓国などの多様な戦型に対応できるか
カン・ドンスのカット主体のプレーに張本が苦しんだように、卓球では攻撃力や世界ランキングだけで勝敗が決まるわけではない。相手の戦型に合わせた試合運び、ラリーの組み立て、ゲーム途中の修正力が必要になる。
3.主力以外の選手が勝てるチームになるか
戸上のような主力選手が欠場しても、他の選手が役割を果たせることが理想だ。篠塚、宇田、田中らが国際大会で経験を積み、複数の選手が勝ち星を計算できるようになれば、日本男子の団体戦はさらに安定する。
プロの視点から見ると、2026年の日本男子は「中国を倒せるチーム」へと進んだ一方、「どの大会でも安定して勝ち切れるチーム」になるための過程にある。金メダルはその実力を証明した成果であり、アジア選手権の3位は次の成長に向けた課題を示した結果だ。
【卓球男子団体に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の卓球男子団体で日本は金メダルを獲得した?
はい。2026年9月24日のアジア競技大会決勝で中国を3対2で破り、1966年バンコク大会以来60年ぶりの金メダルを獲得しました。
Q2:日本対中国の男子団体決勝で活躍した選手は誰?
張本智和と松島輝空です。張本は王楚欽と温瑞博からそれぞれ勝利し、2勝を記録。松島は最終第5試合で温瑞博を3対1で下し、日本の優勝を決めました。
Q3:2026年のアジア卓球選手権で日本男子はなぜ3位だった?
10月22日の準決勝で韓国に1対3で敗れたためです。戸上隼輔が体調不良で団体戦を欠場したほか、篠塚大登と松島輝空が敗れ、張本智和も第4試合でカン・ドンスに敗退しました。
Q4:2026年の日本男子卓球代表メンバーは誰?
10月1日発表の後期男子ナショナルチームは、松島輝空、張本智和、戸上隼輔、篠塚大登、宇田幸矢の5人です。ただし、大会ごとの代表選考や登録メンバーは異なります。
Q5:卓球男子団体の次の注目要点は?
中国に対する勝利の再現性、韓国など異なる戦型への対応、主力選手以外の選手層の強化です。個人のランキングだけでなく、団体戦での勝ち星や選手起用にも注目する必要があります。
2026年の卓球男子団体は、日本にとって歴史的な一年となった。
9月のアジア競技大会では、張本智和、松島輝空、戸上隼輔らが中国を3対2で破り、60年ぶりの金メダルを獲得。準決勝でも韓国を3対0で下し、アジアの頂点に立った。
しかし、10月の第29回アジア卓球選手権では韓国に1対3で敗れ、男子団体は3位。戸上の欠場や選手ごとの試合内容など、今後に向けた課題も明確になった。
2026年11月現在、日本男子卓球代表には世界ランキング1位の松島、同3位の張本をはじめ、国際舞台で戦える選手がそろっている。中国を破った実績は、日本男子が世界の頂点を狙えることを示す重要な成果だ。
これからの日本男子卓球で注目したいのは、張本と松島の二枚看板だけではない。戸上、篠塚、宇田、田中らを含めたチーム全体の成長こそが、次の国際大会での勝利を左右する。2026年の金メダルを一度きりの快挙に終わらせず、継続的に世界と戦える日本男子団体を築けるか。その挑戦はまだ続いている。