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【原晋監督の采配とチーム戦略】青学の3連覇を支えた強さ

倉持 玲奈 倉持 玲奈 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
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2026年の優勝を分析すると、黒田朝日の個人能力だけでなく、原晋監督がチーム全体の力を引き出したことが見えてくる。

原監督が掲げたチームスローガンは「輝け大作戦」。エースに依存するのではなく、全員がそれぞれの区間で役割を果たし、チームとして優勝をつかむという考え方が背景にあった。

1区16位からの逆転を監督はどう見ていたのか

青学は1区で16位と出遅れ、序盤から厳しい展開を強いられた。加えて、3区から4区へ襷が渡った時点では、先頭の中央大学と3分以上の差があったという。

それでも原監督は諦めなかった。4区の平松享祐が区間3位の好走を見せ、5区の黒田朝日が区間新記録を樹立。往路で首位に立つ展開につながった。

大学公式の優勝報告会で、原監督は平松の走りを黒田の活躍につながる土台として評価し、5区への黒田起用についても、ファンがワクワクするレースにしたいという思いがあったと説明している。

この采配の要点は、単純に最も強い選手を2区に置くという固定観念にとらわれなかったことだ。黒田の走力を最大限に生かせる場所を考え、山登りという勝負どころに配置した判断が結果につながった。

黒田朝日だけではない、4年生の結束力

2026年の青学では、黒田、塩出、佐藤有一という4年生3人が区間賞を獲得した。加えて、平松も4区3位、宇田川も最後の箱根駅伝で襷をつないだ。

特に塩出は3年連続で8区を担当し、最後の大会で区間新記録を達成。佐藤有一も初めての箱根駅伝で区間賞を獲得した。異なる区間でそれぞれの4年生が結果を残したことは、チームの総合力を象徴している。

一方、1年生の石川浩輝が6区で区間3位、2年生の佐藤愛斗が7区で区間3位を記録した点も見逃せない。上級生の経験と下級生の勢いが組み合わさったことが、3連覇を実現した大きな要因だった。

黒田朝日は金栗四三杯と大会MVPも獲得

黒田は5区の区間新記録だけでなく、最優秀選手賞にあたる金栗四三杯と大会最優秀選手賞(MVP)も受賞した。

箱根駅伝の山登りで歴史的な記録を残し、チームを優勝へ導いた黒田の存在は、第102回大会を振り返るうえで欠かせない。大学公式の優勝報告会でも、主将として1年間チームを引っ張ってきたことへの思いを語っている。

【青山学院大学の箱根駅伝歴代優勝記録】2026年で通算9回目

青山学院大学箱根駅伝2026メンバー

青山学院大学の箱根駅伝における躍進は、2015年の第91回大会で初めて総合優勝を果たしたことから本格化した。

その後、2015年から2018年まで4連覇を達成。2020年、2022年にも総合優勝を獲得し、2024年から2026年には再び3連覇を成し遂げた。

日本テレビの歴代優勝校記録と大会公式記録を整理すると、青山学院大学の総合優勝は以下の9大会となる。

- 2015年:第91回大会
- 2016年:第92回大会
- 2017年:第93回大会
- 2018年:第94回大会
- 2020年:第96回大会
- 2022年:第98回大会
- 2024年:第100回大会
- 2025年:第101回大会
- 2026年:第102回大会

特筆すべきは、2026年の優勝が史上初となる2度目の3連覇だったことだ。2015~2018年の4連覇に続き、2024~2026年にも3年連続で頂点に立った。

第102回大会の総合・往路・復路記録



総合タイム・大会新記録

10時間37分34秒




往路

5:18:08


大会新記録


復路

5:19:26


大会新記録

総合・往路・復路のすべてで大会記録を更新。

従来の総合大会記録は、2025年に青学自身が樹立した10時間41分19秒だった。2026年はこれを3分45秒更新する10時間37分34秒でゴールした。

また、往路と復路の両方でも大会新記録を達成。往路優勝、復路優勝、総合優勝のすべてを青学が獲得する完全優勝となった。

今回の大会では、黒田と塩出の区間新記録に加え、他大学の選手も含めて記録更新が相次いだ。大会全体で5区間の区間新記録が誕生し、7人が従来の区間記録を更新した。青学の総合力だけでなく、大学駅伝全体の競技レベルの高さが表れた大会でもあった。

【青山学院大学の箱根駅伝2026メンバー】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:青山学院大学の箱根駅伝2026の登録メンバーは何人ですか?
A1:2025年12月10日に発表されたチームエントリーは16人です。4年生5人、3年生3人、2年生5人、1年生3人で構成されていました。実際に第102回大会で走ったのは、そのうち10人です。

Q2:黒田朝日はなぜ2026年の箱根駅伝で5区を走ったのですか?
A2:12月29日の区間エントリーでは補欠でしたが、1月2日の当日変更で松田祐真に代わり5区に入りました。原晋監督の戦略的な判断によるもので、黒田は1時間7分16秒の区間新記録で区間賞を獲得しました。

Q3:青山学院大学の2026年の区間賞獲得選手は誰ですか?
A3:5区の黒田朝日、8区の塩出翔太、9区の佐藤有一の3人です。このうち黒田と塩出は区間新記録も達成しました。佐藤は区間賞であり、区間新記録ではありません。

青山学院大学の箱根駅伝2026メンバーを振り返ると、16人の登録選手から10人が出走し、それぞれの役割を果たしたことが分かる。

特に重要だったのは、当初補欠だった黒田朝日を5区に起用した原晋監督の采配だ。黒田の区間新記録だけでなく、8区の塩出翔太、9区の佐藤有一による区間賞、4区の平松享祐や復路の若手選手たちの好走が重なり、総合優勝につながった。

【プロの結論】2026年のメンバー情報を見るときの3つの判断基準

箱根駅伝の選手情報を正確に把握するには、次の3点を区別することが大切だ。

1. チームエントリー16人と出走10人を区別する。
登録された選手が全員走るわけではない。16人の中から実際に走る10人が決まる。

2. 区間エントリーと当日変更後のメンバーを区別する。
12月29日の区間エントリーは最終確定ではない。2026年の青学のように、当日変更でエースが補欠から投入されるケースもある。

3. 区間賞と区間新記録を区別する。
区間賞はその大会で区間1位になった選手の記録。区間新記録は従来の区間記録を更新したことを意味する。2026年の黒田と塩出は両方を達成したが、佐藤有一は区間賞を獲得した。

青山学院大学は2026年、通算9度目の総合優勝と史上初の2度目の3連覇を達成した。10時間37分34秒という大会新記録は、特定のスター選手だけに頼らず、選手層、区間配置、当日変更、チーム全体の走力がかみ合った結果だった。

黒田朝日の5区での快走はもちろん、4年生の最後の挑戦、下級生の成長、原晋監督の大胆な判断まで含めて、第102回箱根駅伝は青学の強さを象徴する大会となった。

2027年以降の青学を展望する際にも、2026年の16人の登録構成と実際の出走メンバー、そして世代交代の流れは重要な比較材料になる。

主な参考資料:青山学院大学「第102回箱根駅伝優勝報告会」、東京箱根間往復大学駅伝競走公式記録、日本テレビ箱根駅伝公式サイト、TBS NEWS DIG、日刊スポーツ、文化放送。

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倉持 玲奈

テクノロジー分野を担当。一次情報(公式発表・公式サイト)と発表日を必ず確認し、推測は推測と明記する編集方針に従っています。

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