2026年9月17日(木)から9月23日(水・祝)まで、松坂屋名古屋店で開催された「バウムクーヘン博覧会2026」。本館7階の大催事場には、北海道から沖縄まで全国47都道府県のご当地バウムクーヘンが集まり、250種類以上の商品と26ブランドの期間限定ショップが並ぶ大型スイーツイベントとなった。
注目を集めたのは、名古屋会場限定のATELIERITO「銀の糸PREMIUM -Warm Chocolat Edition-」や、静岡県のomotteによる「ハードふじほうじ茶」。加えて、1皿550円で5種類を味わえる食べ比べコーナー、自分でバウムクーヘンを焼く参加費2,000円の体験企画など、購入以外の楽しみも用意された。開催概要から出店ブランド、商品価格、体験内容、アクセスまで、2026年の名古屋開催を振り返る。
2026年の名古屋開催は、松坂屋名古屋店を会場として7日間にわたり実施された。主催は株式会社大丸松坂屋百貨店の松坂屋名古屋店、イベントの企画・運営には株式会社ユーハイム内のバウムクーヘン博覧会実行委員会が関わっている。
開催告知は2026年8月12日にユーハイムから発表され、全国各地のバウムクーヘンを名古屋で楽しめる催事として紹介された。名古屋情報通によると、名古屋での開催は今回で8回目。地域に定着してきたスイーツイベントの一つだ。
2026年の開催データ| 項目 | 内容 | 詳細・補足 |
|---|---|---|
| イベント名 | バウムクーヘン博覧会2026 | 全国のご当地バウムが集まる催事 |
| 開催期間 | 9月17日~9月23日 | 木曜日から水曜日・祝日までの7日間 |
| 開催時間 | 10:00~19:00 | 最終日は18:00閉場 |
| 会場 | 松坂屋名古屋店 本館7階 | 大催事場 |
| ブランドブース | 26ブランド | 期間限定のPOPUP出店 |
| ご当地コーナー | 約150ブランド | 全国47都道府県から出品 |
| 商品規模 | 250種類以上 | 多彩な地域限定商品を展開 |
| 入場料 | 無料 | 購入・飲食・体験は別料金 |
| 主催 | 松坂屋名古屋店 | 株式会社大丸松坂屋百貨店 |
入場そのものは無料で、会場を見て回るだけならチケット代は必要ない。ただし、試食感覚で楽しめる食べ比べや焼きたて商品の購入、バウムクーヘン作りなどには料金が発生する。
特に注意したいのは、入場無料とイベント内の企画がすべて無料という意味は異なる点だ。2,000円の焼成体験や550円の食べ比べなど、参加する企画を決めてから予算を考えると、会場で迷いにくい。
【出店ブランド一覧】全国47都道府県から250種類以上が名古屋に集結

今回の最大の特徴は、全国各地のバウムクーヘンを一度に比較できる規模にある。
ユーハイムの公式発表によれば、ご当地バウムクーヘンコーナーには全国47都道府県から約150ブランドが参加。さらに26ブランドが独立したPOPUPブースを構え、会場全体で250種類以上の商品が紹介された。
単に有名店の商品を並べるだけではなく、地域の農産物やお茶、地元ならではの素材を使った商品が集まる点が、このイベントの特徴だ。
ブランドブースに出店した26ブランド2026年のブランドブース出店一覧は以下のとおり。初出店のブランドも含まれており、普段は名古屋で購入する機会が少ない商品との出会いも期待できる構成だった。
北海道
- Haus Von Frau Kurosawa
- 米粉のバウムクーヘン ring ring
- 小樽石蔵バウム
東北・関東
- 山形県:南陽バウムクーヘン こおどり庵
- 群馬県:BAUMEN BROTHERS
- 東京都:カタヌキヤ
- 神奈川県:MYSTAR BASE
北陸・甲信越
- 石川県:ツキトワ by meigetsudo
- 福井県:バームクーヘン工房森のこしかけ、西洋菓子倶楽部
- 山梨県:パティスリー ザ・エレン、エイトバウム
東海
- 岐阜県:KOKOKO、nicoem、広重バームクーヘン
- 静岡県:Sweets house PIMAL、omotte
- 愛知県:パティスリー フェアリーヌ、King Farm、三寿園
- 三重県:トキノワu.Baumkuchen、瑞宝軒龍乃掌バウム
近畿・九州
- 滋賀県:クラブハリエ
- 兵庫県:丸福バーム、ユーハイム
- 福岡県:ATELIERITO(アトリエイト)
なお、公式発表ではブランドの変更可能性も案内されている。上記は2026年の開催案内に掲載された出店予定ブランドであり、実際の販売状況や商品在庫とは区別して考える必要がある。
ご当地バウムクーヘンコーナーにも注目ブランドブースとは別に、約150ブランドが参加するご当地コーナーも大きな見どころだった。
北海道の柳月や三星、東京のヴィヨン、京都の京ばあむ、兵庫県のパティシエ エス コヤマなど、各地で知られるブランドが出品リストに名を連ねた。
愛知県からは、匠工房ホープ、ばぁむくぅへん研究所、はっぴーバウム、KUSU KUSU BAUM、お菓子屋レニエ、b'labなども掲載された。
ここで押さえておきたいのは、26ブランドのPOPUPブースと約150ブランドのご当地コーナーは別の出店枠だということ。出店数を単純に26ブランドと捉えると、イベントの全体像を見誤ってしまう。
【限定商品】ATELIERITOの銀の糸PREMIUMとomotteのほうじ茶バウム
2026年の名古屋会場で特に注目されたのが、会場限定商品と東海エリアでの初出店ブランドだ。なかでもATELIERITOとomotteは、素材や製法に個性があり、通常のプレーンタイプとは違う楽しみ方を提案していた。
ATELIERITO「銀の糸PREMIUM -Warm Chocolat Edition-」価格は4,000円(税込)。福岡県糸島市の工房で製造するATELIERITOが、2026年の名古屋開催に合わせて用意した限定商品だ。
今回の「銀の糸PREMIUM」は、通常の銀の糸をそのまま販売するものではない。7日間の催事のために作られた「Warm Chocolat Edition」で、ショコラの甘みとふわふわ・しっとりとした食感を楽しめる仕様だった。
特徴的なのは、食べる直前のひと手間だ。好みの厚さに切り、電子レンジで約15秒温めることでショコラの香りや食感を変化させる。冷たい状態で食べるだけではない、温めて完成させるタイプのバウムクーヘンである。
ATELIERITOの公式発表によると、代表商品「金の糸」は注文が集中し、2026年のオンライン販売受付は1月と9月の2回で終了。「銀の糸」も1年以上販売を休止していた。今回の催事は、同ブランドの商品を直接購入できる貴重な機会として企画された。
なお、同じブースでは代表商品「金の糸」も販売予定で、価格は2,500円(税込)。銀の糸PREMIUMとは別の商品なので、購入時には名称を確認したい。
いずれも数量限定で、各回なくなり次第終了と案内されていた。
omotte「omottebaum ハードふじほうじ茶」もう一つの注目商品が、静岡県富士市のバウムクーヘン専門店omotteによる「ハードふじほうじ茶」だ。
価格は1,800円(税込)。2026年の名古屋開催では東海3県初出店として紹介された。
この商品は、発酵バターの豊かな風味に、香ばしいほうじ茶の味わいを組み合わせたハードタイプ。静岡県富士市の有機茶を生かした商品で、外側のしっかりした食感と内側のしっとり感の違いも特徴だ。
富士市の紹介情報では、ほうじ茶の香ばしさに加え、オレンジミンチをアクセントとして取り入れていることも紹介されている。甘さだけでなく、茶葉の風味やほろ苦さを楽しみたい人に向いた商品だ。
2つの注目商品の違い- 銀の糸PREMIUM:4,000円。ショコラの風味を温めて楽しむ名古屋会場限定商品。
- ハードふじほうじ茶:1,800円。ほうじ茶の香ばしさと発酵バターの風味を楽しむ商品。
価格差は2,200円。希少性や限定感を重視するならATELIERITO、茶葉の個性や日常のおやつとしての楽しみやすさを重視するならomotteという選び方ができる。
【食べ比べ・体験企画】550円のBAR47から2,000円の焼成体験まで
バウムクーヘン博覧会は、商品を買って帰るだけの催事ではない。2026年の名古屋会場では、少量ずつ味わう食べ比べや、自分で焼く体験、投票やゲームなどの参加型企画も用意された。
バウムクーヘンBAR47は5種類で550円多くの商品を前にすると、どれを購入すべきか迷ってしまう。そこで活用したい企画が「バウムクーヘンBAR47」だ。
全国47都道府県のご当地バウムクーヘンから好きな5種類を選び、1皿550円(税込)で食べ比べられる。少しずつ異なる味を試せるため、購入する商品の候補を絞り込むのにも役立つ。
ドリンクはコーヒーや紅茶、ミネラルウォーターが各150円(税込)。商品はなくなり次第終了で、ラストオーダーは終了時間の30分前までと案内されていた。
250種類以上の商品すべてをその場で食べられるわけではない。BAR47は、選ばれた商品の一部を少量ずつ味わうための企画である。この違いを理解しておくと、期待とのずれが生じにくい。
自分で焼けるテーブルバウム体験は2,000円今回の体験企画の目玉は「テーブルバウム」。参加者自身がバウムクーヘンを焼く工程を体験できるコーナーだ。
- 参加費:2,000円(税込・お土産付き)
- 所要時間:約30分
- 定員:各回4名
- 開催時間:10:30から18:30まで、1時間ごとの計9回
- 予約方法:松坂屋名古屋店の公式サイト内で受付
最終日の9月23日は16:30の回が最終受付とされていた。また、小学生未満の子どもは保護者同伴が必要で、定員に達した時点で受付終了となる案内だった。
ここで注意したいのが、2,000円という金額は入場料ではなく、焼成体験の参加費だという点。お土産も付いており、商品を購入するだけでは得られない体験価値を含んだ料金設定になっている。
AI焼成機THEOの焼きたてバウムクーヘン自分で焼くテーブルバウムとは別に、バウムクーヘン専用AI焼成機「THEO(テオ)」による実演販売も実施予定として紹介された。
焼きたてバウムクーヘンは1個432円(税込)。たまごの風味を楽しめる商品で、各日数量限定だった。
焼き上がりは10:30から18:30までの各時間帯に設定され、最終日は17:30の回まで。自分で作る体験と、専用機械で焼き上げた商品を購入する企画は別なので、目的に合わせて選びたい。
バウムクレープや参加型イベントも会場には、バウムクーヘンの生地を使った「バウムクレープ(みたらし)」も登場。価格は1個1,200円(税込)で、各日50個限定と案内されていた。
また、食べる以外の企画として、次のような催しも予定されていた。
- ばうみくじ:ミニバウムクーヘン付きのおみくじ。1回300円(税込)。
- ファイナルクーヘン総選挙2026秋:全国のご当地バウムからお気に入りに投票する企画。
- バウム投げ:バウムクーヘン型のリングを投げるゲーム。Aコースは100円、Bコースは500円。
- 茅の輪くぐり:9月18日に会場で実施予定とされた特別企画。
特にファイナルクーヘン総選挙は、単なる人気投票ではなく、地域のブランドを知るきっかけにもなる。ご当地バウムを購入する前に投票対象を確認すれば、商品選びにも新しい視点が生まれる。
【アクセス・費用】松坂屋名古屋店は栄・矢場町からどう行く?
会場となった松坂屋名古屋店は、名古屋市中区栄3丁目に位置する百貨店だ。地下鉄でのアクセスが良く、特に矢場町駅からは地下通路で直結している。
最寄り駅とアクセス方法- 地下鉄名城線・矢場町駅:5番・6番出口方面の地下通路から直結。
- 地下鉄東山線・名城線・栄駅:16番出口から南へ徒歩約5分。
- 住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目16番1号。
雨の日や暑い日でも移動しやすいのは矢場町駅からのルート。栄駅周辺で買い物や食事を楽しむ予定がある場合は、栄駅から歩く方法も便利だ。
車の場合は、松坂屋名古屋店周辺の契約駐車場などを利用できる。公式アクセス案内では、税込5,000円以上の買い物で1時間、税込20,000円以上で2時間の駐車料金優待が案内されている。ただし、イベント商品の購入額が駐車優待の対象となるかは、会計時に確認したい。
予算別に考えるイベントの楽しみ方イベントを楽しむための費用は、参加する企画によって変わる。代表的な料金を整理すると次のとおりだ。
- 入場のみ:0円。
- BAR47:550円。
- THEOの焼きたてバウム:432円。
- バウムクレープ:1,200円。
- omotteのハードふじほうじ茶:1,800円。
- テーブルバウム体験:2,000円。
- ATELIERITOの銀の糸PREMIUM:4,000円。
例えば、BAR47と焼きたてバウムを楽しむだけなら合計982円。さらに焼成体験を加える場合は2,982円となる。限定商品や手土産も購入するなら、別途商品代を見込んでおくとよい。
なお、上記は開催案内に掲載された価格であり、2026年11月現在はすでに会期が終了している。次回開催の価格や内容を示すものではない。
【プロの結論】2026年の名古屋開催で見えたバウムクーヘン博覧会の魅力
今回の名古屋開催を読み解くうえで重要なのは、単なるスイーツの販売催事ではなく、全国各地のブランドを比較し、体験し、選ぶことができるイベントとして設計されていた点だ。
全国の地域性を一度に比較できることが最大の価値バウムクーヘンは、基本的な形こそ似ていても、使用する素材や焼き方によって食感や風味が大きく異なる。
例えば、omotteのハードふじほうじ茶は茶葉の香ばしさと発酵バターの組み合わせが特徴。一方、ATELIERITOの銀の糸PREMIUMはショコラの香りと温めて楽しむ食べ方に個性がある。
このように、異なる地域やブランドの商品を同じ会場で比較できることが、通常の百貨店の菓子売り場とは違う魅力だ。
購入だけでなく体験に料金を払う価値があるテーブルバウムの2,000円という参加費は、一般的なバウムクーヘンの購入価格と比較すると高く感じるかもしれない。しかし、約30分の焼成体験とお土産が含まれている点を考慮する必要がある。
完成品を買うだけなら、一般的な商品を選ぶ方が経済的だ。一方、製造工程に興味がある人や、子どもと一緒にお菓子作りを楽しみたい人にとっては、価格だけでは測れない価値がある。
向いている人・おすすめしにくい人特におすすめできるのは、次のような人だ。
- 全国のご当地スイーツを比較して楽しみたい人。
- 普段は購入できない限定バウムクーヘンを探している人。
- 食べ比べを通じて自分好みのブランドを見つけたい人。
- 子どもと一緒に焼き菓子作りを体験したい人。
- 全国各地のスイーツを手土産や贈り物にしたい人。
一方で、特定の商品を確実に購入することだけが目的の人には、数量限定商品の多い催事は注意が必要だ。人気商品は売り切れる可能性があり、必ず希望の商品を購入できるとは限らない。
また、少数の商品だけを購入したい場合は、オンラインショップや各ブランドの通常販売の方が予算や移動時間を抑えられることもある。
今回の開催で特に評価したいのは、250種類以上という商品数だけではない。550円の食べ比べ、2,000円の体験、4,000円の会場限定商品というように、幅広い予算と目的に応じた楽しみ方を用意していたことだ。
【よくある質問】バームクーヘン博覧会名古屋に関するFAQ
Q1:バウムクーヘン博覧会2026名古屋はいつ開催されましたか?
A1:2026年9月17日(木)から9月23日(水・祝)までの7日間、松坂屋名古屋店本館7階の大催事場で開催されました。営業時間は10時から19時までで、最終日は18時閉場でした。
Q2:バウムクーヘン博覧会の入場料はいくらですか?
A2:入場料は無料です。ただし、商品の購入や食べ比べ、焼成体験などには別途料金が必要です。
Q3:全国のバウムクーヘンは何種類ありましたか?
A3:開催案内では250種類以上と発表されていました。全国47都道府県から約150ブランドがご当地コーナーに参加し、別途26ブランドがPOPUPブースを展開する構成でした。
Q4:名古屋会場限定のバウムクーヘンは何ですか?
A4:福岡・糸島のATELIERITOが販売した「銀の糸PREMIUM -Warm Chocolat Edition-」です。価格は4,000円(税込)。約15秒電子レンジで温めて楽しむショコラタイプの商品でした。
Q5:バウムクーヘンを自分で焼く体験はいくらでしたか?
A5:「テーブルバウム」の参加費は2,000円(税込・お土産付き)でした。所要時間は約30分で、各回4名の定員制。松坂屋名古屋店の公式サイトで予約を受け付ける形式でした。
Q6:松坂屋名古屋店へはどの駅から行くのが便利ですか?
A6:地下鉄名城線の矢場町駅が便利です。5番・6番出口方面の地下通路から直結しています。栄駅からも16番出口を利用して徒歩約5分でアクセスできます。
2026年9月17日から23日まで松坂屋名古屋店で開催されたバウムクーヘン博覧会は、全国47都道府県のご当地商品と26ブランドのPOPUP出店、250種類以上の品ぞろえを打ち出した大型スイーツイベントだった。
なかでも、ATELIERITOの銀の糸PREMIUMやomotteのハードふじほうじ茶は、地域の素材やブランド独自の製法が反映された注目商品。加えて、BAR47の食べ比べやテーブルバウムの焼成体験など、購入以外にも楽しめる企画がそろっていた。
今回の開催で見えてきたのは、バウムクーヘンという身近なお菓子にも、地域ごとの素材や作り手のこだわりによって多様な個性があるということだ。
次回以降の名古屋開催を楽しみにしている人は、会期だけでなく、出店ブランド、限定商品の販売数、体験予約の受付開始日まで確認しておきたい。特に数量限定商品や定員制の体験企画は、事前情報を押さえておくことが満足度を高めるポイントになる。
全国の味を一度に楽しみ、自分だけのお気に入りを見つける。バウムクーヘン博覧会は、そんな新しいスイーツとの出会いを提供するイベントとして、今後の開催にも期待が集まる。
主な事実確認資料
- ユーハイム・バウムクーヘン博覧会実行委員会の2026年8月12日付開催発表
- 松坂屋名古屋店の2026年開催案内(MANTANWEB掲載)
- ATELIERITOの2026年9月16日付限定商品発表
- 松坂屋名古屋店の公式アクセス案内
- 名古屋情報通の開催情報・体験企画紹介
- 富士市によるomotteの商品紹介