第79回全日本バレーボール高等学校選手権大会の熊本県予選は、10月31日と11月1日に予選ラウンドが行われ、11月7日の決勝を残すのみとなりました。
熊本県バレーボール協会の大会資料とテレビ熊本の報道によると、男女の準決勝を勝ち抜いたチームは次の通りです。
鎮西は準決勝で開新と対戦し、ストレート勝ち。もう一方の準決勝では城北が熊本工業との接戦を制しました。
鎮西は18大会連続39度目の優勝を狙い、城北は8年ぶりの決勝進出。県内の王者と、その王者を倒すことを目標にしてきた挑戦者の対決です。
女子:鎮西対熊本信愛女学院女子は鎮西が熊本商業との接戦を制し、決勝進出を決めました。信愛女学院も城北を破り、最終決戦に駒を進めています。
県高校総体を制した鎮西と、春高バレー熊本県予選で5連覇中だった信愛女学院。両校の対戦は、女子の熊本代表を決める大一番になります。
準決勝の結果を整理すると、以下の通りです。
| 性別 | 準決勝 | 結果 |
|---|---|---|
| 男子 | 鎮西-開新 | 鎮西がストレート勝ち |
| 男子 | 城北-熊本工業 | 城北が勝利 |
| 女子 | 鎮西-熊本商業 | 鎮西がフルセットで勝利 |
| 女子 | 信愛女学院-城北 | 信愛女学院がストレート勝ち |
なお、11月7日の決勝で勝利した学校が、それぞれの男女カテゴリーで熊本県代表となります。現段階では、鎮西も城北も、鎮西女子も信愛女学院も全国大会出場を確定させたわけではありません。
【男子の注目試合】鎮西対城北の決勝は王者と挑戦者の激突

鎮西高校男子バレーは、熊本県内だけでなく全国の高校バレー界でも存在感を示している強豪です。
2026年はインターハイ準優勝、国民スポーツ大会4位という成績を残しました。春高バレーでの日本一を目指すチームにとって、県予選の決勝は全国への切符を手にするための重要な試合です。
鎮西の中心はエース一ノ瀬漣男子の注目選手は、主将でエースの一ノ瀬漣です。
熊本日日新聞は大会開幕前の記事で、一ノ瀬を中心とした鎮西の攻撃力を高く評価。日本代表にも選ばれた選手として紹介しています。
11月1日の準決勝では開新を相手に圧倒的な攻撃力を披露。テレビ熊本の報道によると、前衛からだけでなく後衛からもスパイクを決め、1人で24得点を記録しました。
前衛・後衛を問わず得点できることは、鎮西の攻撃を組み立てるうえで大きな強みです。相手ブロックに攻撃の方向を絞らせにくく、サーブで崩した後の攻撃にも幅が生まれます。
一ノ瀬は決勝に向けて、1年間春高優勝を目指して取り組んできたことを踏まえ、さらにプレーの精度を高める意気込みを示しました。
城北は8年ぶりの決勝で鎮西に挑む対する城北高校も、準決勝で強い存在感を見せました。
熊本工業との試合では、サウスポーの松岡、両レフトの塚本と勝原を中心に攻撃を展開。セッターの今村が攻撃陣をバランスよく使い、熊本工業の守備を揺さぶりました。
熊本工業も主将の川端を中心に粘り、デュースに持ち込む展開を見せましたが、最後は城北の今村がサービスエースを決めて勝負を決めています。
この勝利によって、城北は8年ぶりの決勝進出を達成しました。
城北の松本絆主将は、鎮西を倒すことを目標にしてきたと語り、決勝までの1週間でチームを仕上げる考えを示しています。
男子決勝の勝敗を左右する3つのポイント- 一ノ瀬の攻撃力: 鎮西の得点源を城北がどう抑えるか。
- 城北のコンビバレー: セッター今村が攻撃を分散させ、鎮西のブロックをどう攻略するか。
- サーブとレシーブ: 鎮西がサーブで主導権を握るか、城北が安定した攻撃につなげるか。
熊本日日新聞は大会前、城北についてコンビバレーを持ち味とするチームと紹介していました。鎮西の個人技と城北の組織的な攻撃という構図は、決勝を楽しむうえで注目したいポイントです。
【女子の注目試合】鎮西対熊本信愛の決勝は接戦必至
鎮西高校女子バレーも、男子と同じく熊本県を代表する強豪チームです。
2026年度の県高校総体では8年ぶりに優勝。春高予選でも勝ち上がり、熊本商業を破って決勝進出を果たしました。
一方、熊本信愛女学院は過去5大会連続で県代表となった実績を持つチームです。今大会は新チームになってから県大会での優勝がなかったものの、決勝進出によって再び全国への道を切り開くチャンスを得ました。
鎮西女子は1年生エース中島が存在感鎮西女子の準決勝の相手は熊本商業でした。
熊本商業は天皇杯・皇后杯の熊本県予選で鎮西を破って優勝した実績があり、簡単には勝たせてくれない相手です。
試合は第3セット終盤まで競り合う展開になりました。熊本商業は2年生のサウスポーエース今村のスパイクなどで3連続得点を奪い、鎮西に追いつきます。
しかし、最後に試合を動かしたのは鎮西の1年生エース・中島でした。勝負どころでスパイクを決め、接戦に終止符を打っています。
この試合で注目したいのは、経験豊富な上級生だけでなく、1年生も重要な場面で得点できるチーム構成です。
主将の増田有花は、チームの持ち味を粘り強いバレーと説明し、最後まで泥臭く1点を取りにいく姿勢を強調しました。
信愛女学院は高さと守備力で勝負信愛女学院は準決勝で城北と対戦しました。
テレビ熊本の報道では、信愛女学院のスターティングメンバーの平均身長は173センチ。高さだけでなく、守備面でも安定感を見せた試合でした。
セッターの安達が好レシーブで攻撃につなげ、榮田が得点。加えて、前年の全国大会を経験した朝長と野口の両エースが要所でスパイクを決めました。
主将の朝長小百合は、過去の先輩たちの実績を意識しながらも、自分たちは挑戦者という気持ちで決勝に臨む姿勢を示しています。
信愛女学院にとって、鎮西との決勝は単なる県内のライバル対決ではありません。連覇の重圧を乗り越え、再び全国大会に進むための大切な試合です。
女子決勝の注目ポイント- 中島の決定力: 鎮西の1年生エースが決勝でも勝負どころで活躍できるか。
- 増田主将のリーダーシップ: 鎮西が持ち味の粘り強さを維持できるか。
- 信愛の高さと守備: 平均身長173センチの布陣が鎮西の攻撃にどう対応するか。
- 経験の差: 全国大会を経験した信愛の選手たちが、勝負どころで冷静にプレーできるか。
【関係者・登録メンバー】鎮西高校の監督と注目選手を整理
鎮西高校の男子・女子両チームは、同じ学校に所属していても監督や選手構成、戦い方が異なります。春高バレーをより深く楽しむために、関係者と注目選手を整理します。
鎮西高校男子バレーの監督は宮迫竜司男子の監督は宮迫竜司です。
宮迫監督は鎮西高校の出身で、2013年に母校のコーチに就任。畑野久雄前監督のもとで指導経験を積み、2025年11月に畑野前監督が亡くなった後、チームを引き継ぎました。
2026年のインターハイでは準優勝を達成。月刊バレーボールの取材では、相手に応じてローテーションを変更するなど、戦術面での工夫も紹介されています。
鎮西の伝統的なエースを生かす攻撃力に加え、状況に応じて戦術を変える柔軟さが、現在の男子チームの特徴です。
鎮西高校女子バレーの監督は成田貴志女子の監督は成田貴志です。
2026年度の熊本県高校総体優勝時にも監督として紹介されており、優勝に満足せず、基本を固めてさらに高いレベルを目指す姿勢を選手に伝えています。
主将は増田有花。県高校総体での優勝に続き、春高予選でもチームを決勝へ導きました。
公開情報で確認できる注目メンバー鎮西高校バレー登録メンバーについては、選手全員の名前を掲載した公式一覧と、報道で確認できる注目選手を区別する必要があります。現在の大会報道で名前が確認できる選手をまとめました。
| チーム | 選手 | 役割・注目点 |
|---|---|---|
| 鎮西男子 | 一ノ瀬漣 | 主将・エース。日本代表選出経験 |
| 鎮西女子 | 増田有花 | 主将。粘り強いチームづくりを重視 |
| 鎮西女子 | 中島 | 1年生エース。準決勝の勝負どころで得点 |
| 城北男子 | 松本絆 | 主将。鎮西撃破を目標に掲げる |
| 城北男子 | 今村 | セッター。攻撃の組み立てとサービスエース |
| 信愛女子 | 朝長小百合 | 主将。全国大会経験を持つチームを牽引 |
| 信愛女子 | 野口 | エース。要所でスパイクを決める |
| 信愛女子 | 安達 | セッター。守備から攻撃につなぐ |
| 信愛女子 | 榮田 | 準決勝で得点に貢献 |
なお、熊本県バレーボール協会の大会要項では、選手登録は18名以内、チーム編成上の選手は14名以内とされています。大会の登録枠と、実際に試合に出場するメンバーは同じ意味ではありません。
【2026年最新】熊本県予選の日程・組み合わせと春高バレー2027決勝日程
春高バレー2027の熊本県予選は、2026年10月31日、11月1日、11月7日の3日間にわたって開催されます。
大会の正式名称は「JVA第79回全日本バレーボール高等学校選手権大会熊本県代表決定戦」。主催する熊本県バレーボール協会が日程や組み合わせを公表しています。
11月7日の決勝スケジュール
2026年11月7日(土)10:00
男子決勝
鎮西高校 対 城北高校
12:00
女子決勝
鎮西高校 対 熊本信愛女学院
会場
ユナイテッドトヨタキズナアリーナ益城(益城町総合体育館)
女子は12時開始予定。前の試合の進行状況によって変更される場合があります。
開始時刻と会場は熊本県バレーボール協会の運営計画・組み合わせ資料に基づいています。
大会日程の一覧| 日程 | 大会内容 | 会場 |
|---|---|---|
| 10月31日(土) | 男女予選ラウンド | 城南総合スポーツセンターほか |
| 11月1日(日) | 男女準々決勝・準決勝 | 県内指定会場 |
| 11月7日(土) | 男女決勝 | 益城町総合体育館 |
今大会の試合方式にも注目です。熊本県バレーボール協会の大会要項では、1回戦から準決勝までは3セットマッチ、決勝は5セットマッチと定められています。
つまり、決勝では準決勝までよりも長い試合になる可能性があり、選手層や体力、途中交代の判断も勝敗を左右します。攻撃力だけでなく、終盤まで集中力を維持できるかがポイントです。
春高バレー2027の全国大会はいつ?熊本県代表が決まった後、全国の代表校が集まる第79回全日本バレーボール高等学校選手権大会が開催されます。
| 日程 | 競技 |
|---|---|
| 2027年1月4日 | 開会式・男女1回戦 |
| 1月5日 | 男女1・2回戦 |
| 1月6日 | 男女2回戦 |
| 1月7日 | 男女3回戦・準々決勝 |
| 1月8日 | 試合なし |
| 1月9日 | 男女準決勝 |
| 1月10日 | 男女決勝・閉会式 |
会場は東京体育館です。日本バレーボール協会の公式大会概要でも、この日程が発表されています。
熊本県予選の優勝校は、男女それぞれの熊本県代表として全国大会に出場します。鎮西が男女両方で優勝すれば、同じ学校から男子・女子の両チームが全国の舞台に進むことになります。
【プロの結論】鎮西春高バレー2027で本当に注目すべきポイント
今回の熊本県予選は、単純な優勝候補の比較だけでは見えてこない面白さがあります。
男子は全国大会でも上位を狙える実力を持つ鎮西に、8年ぶりの決勝進出を果たした城北が挑みます。女子は県高校総体を制した鎮西と、過去5連覇の実績を持つ信愛女学院が対戦します。
特に注目したいのは、次の3点です。
1. 男子は一ノ瀬への依存度だけでなく攻撃の幅を見る一ノ瀬漣の得点力は大きな武器ですが、全国大会で勝ち上がるには相手に研究された後の対応も欠かせません。城北戦では、一ノ瀬以外の攻撃陣がどのように得点に絡むかも評価基準になります。
2. 女子は鎮西の若さと信愛の経験の対比に注目鎮西女子は1年生エース中島の存在が際立っています。一方の信愛女学院は、全国大会を経験した朝長や野口を中心に、試合の流れを読む力を持っています。
若い選手の勢いが上回るのか、それとも全国経験のある選手たちの対応力が勝るのか。女子決勝の大きな見どころです。
3. 決勝は5セットマッチという点を忘れない準決勝までは3セットマッチですが、決勝は5セットマッチです。試合が長引けば、序盤の勢いだけでは勝ち切れません。
サーブの精度、レシーブの安定性、選手交代、終盤の判断力まで含めて、チーム全体の完成度が試されます。
観戦する際は得点ランキングだけでなく、サーブで相手を崩した場面、ラリーを取り切った場面、連続失点を止めた選手にも注目すると、試合の見方が大きく変わります。
【よくある質問】鎮西春高バレーに関するFAQ
Q1:鎮西高校は春高バレー2027の全国大会出場が決まっていますか?
A1:2026年11月4日現在、男女ともに決まっていません。男子は城北、女子は熊本信愛女学院との決勝が11月7日に予定されており、それぞれの勝者が熊本県代表となります。
Q2:鎮西対城北の男子決勝は何時からですか?
A2:2026年11月7日(土)午前10時開始予定です。会場はユナイテッドトヨタキズナアリーナ益城です。
Q3:鎮西対熊本信愛の女子決勝は何時からですか?
A3:同日正午の12時開始予定です。前の試合の進行状況によって開始時刻が変更される場合があります。
Q4:鎮西高校男子バレーの監督は誰ですか?
A4:2026年度の男子監督は宮迫竜司です。女子の監督は成田貴志です。
Q5:鎮西高校の注目選手は誰ですか?
A5:男子は主将でエースの一ノ瀬漣、女子は主将の増田有花と1年生エースの中島が注目選手です。
2026年度の春高バレー熊本県予選は、男子が鎮西対城北、女子が鎮西対熊本信愛女学院という注目の決勝カードになりました。
男子の鎮西は一ノ瀬漣を中心とする全国トップクラスの攻撃力、女子の鎮西は増田有花や中島を中心とした粘り強さが武器です。一方、城北の組織的な攻撃と信愛女学院の高さ・全国経験も見逃せません。
11月7日(土)の男子10時、女子12時の決勝が、2027年1月の春高バレー全国大会につながる大一番です。
熊本の高校バレーを長く牽引してきた鎮西が男女そろって全国への切符をつかむのか。それとも城北、信愛女学院が王者を破るのか。男女それぞれの戦いに注目です。