2026年7月の松屋フーズ公式発表に基づく比較
松屋の創業ビーフカレーを語るうえで外せないのが、とんかつ専門店「松のや」での展開だ。2025年にも松屋と松のやの食べ比べ企画が実施され、2026年7月には松屋の創業60周年を記念して、松のやを主業態とする店舗でも商品が発売された。
両ブランドの違いは、カレーそのものよりも、組み合わせる料理と食事の楽しみ方にある。
松屋と松のやの違い松屋は、創業ビーフカレーそのものの味を楽しむシンプルなスタイルが基本。牛肉の旨味や炒め玉ねぎの甘み、スパイスの香りを中心に味わいたい人に向いている。
一方、松のやはとんかつ専門店ならではの揚げ物との組み合わせが魅力。2026年7月8日の発売時には、手仕込みのロースかつをのせた商品や、厚切りリブロースかつを使った商品が用意された。
松のやの発売時価格と商品ラインアップ- 創業ビーフカレー:780円
- 創業ビーフロースかつカレー:980円
- 創業ビーフ超厚切りリブロースかつカレー:1,170円
- 創業ビーフカレー単品:660円
- 創業ビーフオムレツカレー:980円(松のや・マイカリー食堂併設店のみ)
松のやの発売時の基本価格は780円で、松屋の2026年11月現在の680円より100円高い。ロースかつや厚切りリブロースを組み合わせることで、単純なカレーの価格比較では測れない食べ応えが加わる。
なお、上記は2026年7月8日の発売時に公表された価格であり、11月現在の全店舗の販売継続を保証するものではない。対象店舗や取り扱い商品は店舗によって異なる。
どちらを選ぶのがお得?価格を抑えて創業ビーフカレーの味を楽しみたいなら松屋、揚げ物を組み合わせて満足感を高めたいなら松のや、という選び方が分かりやすい。
特にロースかつとの組み合わせは、カレーのコクと衣の食感を同時に楽しめる点が魅力だ。基本のカレーだけで十分という人にとっては松屋の680円が魅力的だが、食事としてのボリュームを重視する人には松のやの商品も候補になる。
【持ち帰り・テイクアウト】松屋創業ビーフカレーは自宅でも食べられる?

創業ビーフカレーは持ち帰りにも対応している。松屋の公式弁当メニューにも基本の創業ビーフカレーが掲載されており、2026年11月現在の表示価格は680円だ。
仕事帰りに購入したり、自宅でゆっくり食べたりできるため、店内飲食にこだわらない人にも利用しやすい。
テイクアウトで気をつけたいポイント最も注意したいのは、みそ汁の扱いだ。松屋の公式商品案内では、持ち帰りにはみそ汁が付かず、必要な場合は別途料金で購入する仕組みが案内されている。
店内飲食と持ち帰りでは付属品に違いがあるため、店内と同じ内容を期待して注文すると、受け取り時に戸惑う可能性がある。
また、注文時にはライスの量や商品名を確認しておきたい。基本の創業ビーフカレーと、カレーソースだけの単品商品は別の扱いになる。
2026年10月登場の「創業ビーフカレーDELI」にも注目テイクアウト関連で見逃せないのが、2026年10月27日に価格が改定された「MATSUYA DELI」シリーズだ。
松屋フーズは、おかずだけを持ち帰れる商品シリーズについて、創業ビーフカレーDELIを従来の560円から490円に値下げした。
これは通常の680円の創業ビーフカレーとは別商品で、ご飯付きのカレー弁当ではない。自宅で用意したご飯と合わせたり、食卓のおかずとして利用したりする商品だ。
つまり、自宅でカレーライスとして食べるなら通常の持ち帰り商品、おかずだけを購入したいなら創業ビーフカレーDELIという使い分けができる。
【プロの結論】2026年に創業ビーフカレーを選ぶならどれ?
ここまでの価格、味、栄養成分、販売経緯を踏まえると、2026年の創業ビーフカレーは基本メニューを中心に、好みに応じて派生商品を選ぶのが合理的だ。
目的別のおすすめ- 初めて食べる人:創業ビーフカレー(680円)。玉ねぎの甘み、牛肉の旨味、スパイスのバランスを確かめるなら基本形が最適。
- まろやかさを重視する人:チーズ創業ビーフカレー(880円)。チーズのコクを加えたい人におすすめ。
- 肉の満足感を重視する人:創業ビーフカレギュウ(950円)。牛めしの具とカレーを一度に楽しめる。
- ボリューム重視の人:ハンバーグ創業ビーフカレー(890円)。カレーと肉料理を一緒に食べたい人向け。
- 揚げ物も楽しみたい人:松のやの創業ビーフロースかつカレー。発売時価格980円のかつカレーが選択肢になる。
2025年9月に780円で定番化された商品が、2026年には680円で販売されている点は、購入者にとって大きな変化だ。
一方、基本メニューでも769kcalあるため、決して低カロリーな食事ではない。チーズやハンバーグを追加すれば、さらに熱量が増える。価格の手頃さと栄養面のバランスは分けて考えたい。
また、松屋フーズは原材料費、人件費、物流費、光熱費などの上昇を理由に、2026年10月13日から一部商品の価格を改定している。その改定で創業ビーフカレーが主な対象商品に含まれなかったことも、現在の価格を確認するうえで押さえておきたい。
「創業当時の味」という表現の本当の意味もう一つ、商品名を理解するうえで興味深いのが「創業」という言葉だ。
松屋フーズの公式沿革によると、1966年6月に東京都練馬区羽沢で開店した創業時の店舗は、中華飯店「松屋」だった。牛めし・焼肉定食を提供する松屋の店舗が江古田に開業したのは1968年7月である。
つまり、創業60周年の2026年に展開されている創業ビーフカレーを、1966年当時から全く同じレシピで提供されていたカレーと解釈するのは正確ではない。
2019年の公式発表では、創業当時の味を再現した商品として紹介されている。ここでの「創業」は、松屋フーズの原点やブランドの歴史を表現するコンセプトとして捉えると理解しやすい。
この背景を知ると、2026年の60周年記念で松のやにも展開された理由が見えてくる。単なるカレーメニューの追加ではなく、松屋フーズの歴史を複数のブランドで共有する企画としての意味もある。
【松屋創業ビーフカレー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月現在、松屋創業ビーフカレーはいくらですか?
2026年11月5日現在、松屋の公式メニューでは680円(税込)です。チーズ創業ビーフカレーは880円、創業ビーフカレギュウは950円、ハンバーグ創業ビーフカレーは890円です。店舗限定のロースかつカレーは1,070円です。
Q2:創業ビーフカレーのカロリーは何kcalですか?
松屋フーズの2026年9月8日現在の栄養成分情報では、基本メニューは769kcalです。チーズは938kcal、カレギュウは1,003kcal、ハンバーグは1,066kcalとなっています。メインメニューの数値にはみそ汁も含まれます。
Q3:創業ビーフカレーは辛いですか?
スパイスの刺激はありますが、激辛を売りにした商品ではありません。玉ねぎの甘みや牛肉のコクも感じられる味わいです。辛さが苦手な人はチーズを組み合わせる方法もあります。
Q4:創業ビーフカレーはテイクアウトできますか?
できます。松屋の公式弁当メニューにも掲載されています。持ち帰りではみそ汁が付かないため、必要な場合は別途注文してください。
Q5:松のやでも創業ビーフカレーを販売していますか?
2026年7月8日から、一部店舗を除く全国の松のやで発売されました。基本のカレーに加えてロースかつや超厚切りリブロースかつとの組み合わせも発表されています。販売状況は店舗によって異なります。
Q6:創業ビーフカレーが復活したのはいつですか?
最初の発売は2019年6月4日で、同年12月に定番化しました。2022年5月に販売を休止し、2023年には松屋ビーフカレーとしてリニューアル。2025年6月に創業ビーフカレーとして期間限定復活し、同年9月に再び定番化しました。
2026年11月現在、松屋の創業ビーフカレーは680円。炒め玉ねぎの甘み、スパイスの香り、柔らかく煮込まれた牛肉を組み合わせた、松屋の歴史を感じさせるメニューだ。
チーズ創業ビーフカレー、創業ビーフカレギュウ、ハンバーグ創業ビーフカレーなど、派生商品によって食べ応えや味わいも変わる。カロリーを重視するなら基本形、濃厚さならチーズ、肉のボリュームならカレギュウやハンバーグという選び方ができる。
2026年は松屋の創業60周年。松のやへの展開やテイクアウト商品の拡充など、創業ビーフカレーを楽しむ選択肢も広がった。
初めて注文するなら、まずは680円の基本メニューから試してみたい。気に入ったらチーズやカレギュウ、松のやのかつカレーへと食べ比べていく。それが、この商品の魅力を最も分かりやすく楽しむ方法だ。