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【職種別】休みが取りやすい仕事おすすめ8選

高杉 葵 高杉 葵 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
目次

業界だけでなく、どの職種を選ぶかも重要です。同じ会社に勤めていても、営業職とバックオフィス職では、休日の取りやすさが違うことがあります。

ここでは、勤務スケジュールを予測しやすいこと、業務を分担しやすいこと、土日祝休みの勤務形態を採用する企業があることを基準に、候補となる職種を紹介します。

1.一般事務・営業事務

休みの予定を立てやすい仕事を探している人に向いているのが、一般事務や営業事務です。

企業の営業時間に合わせて働く職場が多く、土日祝休みの企業を探しやすい職種です。データ入力、書類作成、電話対応、受発注管理など、業務内容がある程度定型化されている点も特徴です。

休みやすい職場の特徴
- 複数人で事務業務を分担している
- 業務マニュアルが整備されている
- 担当者不在時の引き継ぎ体制がある
- 月末や月初の繁忙期が予測できる

ただし、1人事務や小規模営業所の事務は、担当者が休むと業務が止まりやすい傾向があります。事務職という肩書だけで判断しないことが大切です。

2.社内SE・ITエンジニア

情報通信業は年間休日123.2日と高水準で、休暇を重視する人にとって検討しやすい業界です。

特に、社内システムの開発・管理を担当する社内SEや、企業向けシステムを開発するエンジニアは、土日祝休みの勤務形態を採用する会社が見つかります。

メリット
- 土日祝休みの企業を探しやすい
- リモートワークやフレックスタイム制度がある職場もある
- 業務をチームで分担できる場合がある

一方、システム障害への対応、サーバー保守、リリース前の作業などで休日出勤が発生する職場もあります。求人票ではオンコール対応や夜間対応の有無を確認しましょう。

3.経理・財務

経理や財務は、一般企業の本社部門で働く場合、土日祝休みの勤務形態と相性がよい職種です。

日常的な伝票処理や経費精算などはスケジュールを組みやすく、複数人で業務を分担できる企業なら、有給休暇の取得もしやすくなります。

ただし、月次決算、四半期決算、年度末決算の時期は業務量が増えます。長期休暇を希望する場合は、決算スケジュールと重ならないか確認してください。

4.人事・総務

人事や総務は、企業の内部管理を担う職種です。採用、労務管理、給与計算、社内制度の運用などを担当します。

一般企業の本社勤務であれば、会社の営業日や休日カレンダーに合わせて働けるケースがあります。繁忙期は採用活動や人事異動の時期など、比較的予測しやすい場合もあります。

ただし、給与計算の締め日や入退社手続きが集中する時期は忙しくなります。担当者が1人しかいない会社では、休暇中の業務代行が課題になります。

5.研究開発・品質管理

製造業の研究開発や品質管理も候補になります。

製造業の有給取得率は72.8%で、年間休日数も労働者1人平均119.3日です。工場の稼働日や開発スケジュールが管理されている職場では、休暇の計画を立てやすい場合があります。

特に研究開発部門や品質保証部門では、複数人で案件を担当する企業を選ぶと、特定の担当者に仕事が集中しにくくなります。

一方、生産ラインに直結する品質検査や納期対応を担う場合は、工場の稼働状況に左右されます。

6.金融機関の本部事務・管理部門

金融業・保険業は、有給取得率72.8%、年間休日数121.7日という比較的良好な実績があります。

銀行や保険会社の本部で働く事務、企画、システム、人事、総務などは、休暇を重視する人が検討したい職種です。

ただし、金融業界でも支店の窓口業務、営業職、本部の管理部門では仕事の性質が異なります。営業目標や顧客対応がある部署では、休暇取得に調整が必要な場合があります。

7.電気・ガス・水道関連の事務・管理職

電気・ガス・水道業は、今回の業界比較で有給取得率が最も高い75.2%でした。

インフラ関連企業の事務、経理、調達、企画、管理部門などは、休暇の取りやすさを重視する人にとって有力な候補です。

ただし、設備保守、現場作業、監視業務は24時間体制や交替勤務になることもあります。業界の高い取得率を、そのまま現場職の勤務条件に当てはめないようにしましょう。

8.公務員の一般行政職

市役所や県庁などの一般行政職も、土日祝休みを希望する人が検討する職種です。

窓口業務や内部事務などは、基本的に行政機関の開庁日を中心とした勤務体系です。年間の勤務予定を把握しやすく、休日の計画を立てやすい場合があります。

ただし、公務員は今回の民間企業を対象とする就労条件総合調査の比較対象ではありません。また、災害対応、選挙、休日イベント、繁忙期の窓口対応などで休日勤務が発生することもあります。

職種選びで押さえたいポイント

休みを重視するなら、職種名よりも「業務を代わりに担当できる人がいるか」「勤務日が事前に決まっているか」「緊急対応があるか」を確認してください。

【職場の実態】休みが取りやすい会社に共通する5つの特徴

休みが取りやすい仕事

休暇制度が充実していても、実際に利用できなければ意味がありません。

休みが取りやすい会社には、制度だけではなく、日常業務を支える仕組みに共通点があります。

1.業務を複数人で担当している

最も重要なのが、担当者が休んでも仕事が止まらない人員体制です。

例えば、経理担当者が1人しかいない会社では、その人が休むと請求書処理や支払い業務が滞る可能性があります。

一方、複数人が同じ業務を把握している会社なら、担当者が有給休暇を取得しても、ほかの社員が対応できます。

こうしたバックアップ体制は、急な体調不良や家庭の事情による休暇にも対応しやすくします。

2.有給休暇の取得を管理職が推奨している

有給休暇を取りやすい職場では、管理職自身が休暇を取得し、部下にも取得を促している傾向があります。

反対に、制度上は自由に取得できても、上司が休まない、申請すると理由を細かく聞かれる、取得後に仕事が集中するといった環境では、社員が休暇を申請しにくくなります。

制度の存在だけでなく、管理職が実際に利用しているかが重要です。

3.業務マニュアルと引き継ぎルールが整備されている

休みやすい会社では、仕事の進め方が特定の社員の頭の中だけに存在しません。

作業手順、顧客対応履歴、進捗状況、緊急時の連絡先などが共有されていれば、担当者が休んでも周囲が対応できます。

属人化した業務を減らすことは、有給取得だけでなく、長期休暇や育児・介護との両立にも役立ちます。

4.繁忙期と閑散期を把握している

年間を通して業務量が一定でない企業では、繁忙期と閑散期を明確に把握していることが大切です。

例えば、経理部門では決算期、製造業では納期前、教育関連では新年度前後など、仕事が集中する時期があります。

休暇取得の予定を早めに共有し、繁忙期を避けて交代で休める仕組みがあれば、社員は予定を立てやすくなります。

5.休暇取得による不利益がない

有給休暇を取った社員が評価や昇進で不利になったり、休暇明けに過剰な業務を押し付けられたりする職場では、制度があっても利用が進みません。

休暇を取得することが特別な行為ではなく、通常の勤務管理の一部として扱われていることが、健全な職場環境の目安になります。

有給休暇の取得義務と会社の実態は別問題

労働基準法では、年次有給休暇が10日以上付与される労働者に対し、会社は基準日から1年以内に5日を取得させる義務を負っています。

この制度は2019年4月に施行されたもので、対象には管理監督者や一定の要件を満たす有期雇用労働者も含まれます。

つまり、求人企業が「有給休暇を年5日取得できます」と説明していても、それだけでは特に取得しやすい会社だとは判断できません。法令上の義務を超えて、どれだけ取得できる環境が整っているかを見る必要があります。

【求人票の見極め方】有給休暇が取りやすい会社を見分ける7項目

転職や就職で失敗しないためには、求人票に書かれた休日数だけでなく、面接や企業研究で実際の運用状況を調べることが大切です。

求人票で必ず確認したい項目

① 年間休日数

まずは年間休日数を確認します。休日を重視するなら、120日以上を一つの比較基準にするとよいでしょう。

ただし、求人票の「年間休日125日」という記載だけでは、土日祝がすべて休みとは限りません。シフト制や会社独自の休日設定も確認してください。

② 完全週休2日制かどうか

「完全週休2日制」と「週休2日制」は同じ意味ではありません。

完全週休2日制は毎週2日の休日がある勤務形態です。一方、週休2日制は毎週必ず2日休めるとは限らず、月によって休日数が異なる場合があります。

加えて、完全週休2日制でも土日休みとは限りません。土日祝休みを希望する場合は、休日の曜日まで確認しましょう。

③ 有給休暇取得率と平均取得日数

取得率だけでなく、平均取得日数も確認します。取得率が高くても、付与日数が少なければ実際に休める日数は限られるためです。

企業全体の数字だけでなく、応募する部署の取得実績を確認できれば、さらに参考になります。

④ 月平均残業時間

月平均残業時間は、平日の生活に直結する項目です。固定残業代が設定されている場合は、何時間分が給与に含まれているかも調べましょう。

⑤ 休日出勤と振替休日

休日出勤が発生する場合、振替休日や代休を確実に取得できるかを確認してください。休日出勤の頻度が高い場合、求人票の年間休日数だけでは実態が分かりません。

⑥ 夏季休暇・年末年始休暇

年間休日に夏季休暇や年末年始休暇が含まれているかを確認します。求人によっては、会社独自の休暇制度を別枠で記載していることがあります。

⑦ 有給休暇の申請方法

申請が社内システムで完結するのか、上司との個別調整が必要なのかも確認したいところです。申請手続きが簡単で、代替要員を確保できる会社は、休暇を利用しやすい傾向があります。

面接で確認したい質問例

求人票だけでは、実際に休めるかどうかは分かりません。面接では、次のような質問をすると職場の実態を把握しやすくなります。

- 「こちらの部署では、有給休暇は年間どのくらい取得されていますか?」
- 「連続して3~5日程度の休暇を取得することは可能でしょうか?」
- 「担当者が休む際の業務の引き継ぎは、どのように行っていますか?」
- 「繁忙期はいつ頃で、その時期の残業や休日出勤はどの程度ありますか?」
- 「急な体調不良などで休む場合、どのような対応になりますか?」

質問に対して具体的な日数や運用方法を説明できる企業は、休暇管理の仕組みが明確である可能性があります。

企業規模も判断材料の一つ

令和7年就労条件総合調査では、企業規模別の有給休暇取得率にも差が見られました。

- 従業員1,000人以上:69.0%
- 従業員300~999人:66.8%
- 従業員100~299人:65.5%
- 従業員30~99人:64.9%

大企業ほど平均取得率が高い傾向ですが、企業規模だけで休みやすさが決まるわけではありません。

中小企業でも、少人数のチームを複数配置したり、業務を標準化したりすることで、休暇を取りやすくしている会社はあります。反対に、大企業でも人手不足の部署や顧客対応部門では、休暇の調整が難しいことがあります。

【プロの結論】休みが取りやすい仕事は職種よりも職場の仕組みで選ぶ

休みが取りやすい仕事を探すとき、業界ランキングや職種別の人気だけを追いかけても、本当に自分に合う職場にはたどり着けません。

2025年公表の厚生労働省調査では、有給休暇取得率66.9%、労働者1人平均年間休日116.6日という結果が示されました。電気・ガス・水道業、製造業、金融業・保険業などは、有給取得率が比較的高い業界です。

しかし、休みやすさを決める本質は、社員が休んでも業務を継続できる仕組みがあるかどうかです。

休みを重視する人におすすめの選び方

土日祝休みを最優先したい人

情報通信業、金融業の本部部門、一般企業の事務・管理部門、法人向け企業のバックオフィスなどを中心に探すとよいでしょう。

有給休暇を自由に使いたい人

電気・ガス・水道、製造、金融などの業界を候補にしつつ、応募先企業の部署別取得実績や代替要員の有無を調べてください。

残業も休日も少ない負担にしたい人

年間休日120日以上を一つの目安にしながら、月平均残業時間、休日出勤の頻度、繁忙期の働き方を重視しましょう。

急な休みにも対応できる職場がよい人

複数人で業務を分担し、マニュアルや引き継ぎ体制が整備されている企業がおすすめです。

反対に、1人で業務を抱える職場、慢性的な人員不足がある職場、休暇取得のたびに周囲への謝罪や過度な調整を求められる職場は、休日数が多くても慎重に検討したいところです。

2026年の仕事選びでは、求人票の数字を入口にして、実際の休暇取得状況と職場の人員体制まで確認することが、入社後のミスマッチを防ぐ近道です。

【休みが取りやすい仕事】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:休みが取りやすい業界はどこですか?
A1:2025年公表の厚生労働省調査では、電気・ガス・熱供給・水道業の有給休暇取得率が75.2%で最も高い結果でした。次いで鉱業・採石業・砂利採取業が74.3%、製造業と金融業・保険業がそれぞれ72.8%です。ただし、業界内でも企業や職種によって差があります。

Q2:年間休日は何日あれば休みが多い仕事ですか?
A2:年間休日120日以上を一つの目安にできます。2025年調査の労働者1人平均は116.6日です。125日以上なら休日が比較的充実している求人を探す際の候補になります。なお、有給休暇は年間休日とは別に扱われます。

Q3:土日祝休みで有給休暇も取りやすい仕事は何ですか?
A3:一般事務、経理、人事・総務、社内SE、法人向けITエンジニア、金融機関の本部事務などが候補です。企業の営業日と連動した勤務形態を採用する職場を探すとよいでしょう。

Q4:有給取得率が高ければ、必ず休みやすい会社ですか?
A4:必ずしもそうではありません。会社指定の計画年休で取得率が上がっている場合もあります。自分の希望日に取得できるか、連続休暇の実績があるか、急な休みに対応できるかまで確認してください。

Q5:休みが取りやすい会社を求人票で見分ける方法はありますか?
A5:年間休日120日以上、有給取得率70%以上を比較の目安にし、月平均残業時間や休日出勤の頻度も確認しましょう。加えて、面接で部署別の有給取得日数や業務の代替体制を質問すると、実態を把握しやすくなります。

Q6:中小企業でも有給休暇を取りやすい会社はありますか?
A6:あります。企業規模が小さくても、複数人で仕事を担当する体制や業務マニュアルが整っていれば、休暇を取得しやすくなります。会社全体の取得率だけでなく、応募先部署の人数や業務分担を確認することが大切です。

休みが取りやすい仕事を探すなら、電気・ガス・水道、製造、金融、情報通信などを中心に検討すると、比較的良好な休暇実績を持つ企業を見つけやすくなります。

厚生労働省の令和7年就労条件総合調査では、有給休暇取得率66.9%、年間休日数は労働者1人平均116.6日でした。こうした全国平均を基準に、年間休日120日以上、有給取得率70%以上などを応募先選びの目安にすると、条件を比較しやすくなります。

ただし、最も大切なのは数字の裏側にある職場環境です。複数人で業務を分担できること、管理職が休暇取得を推奨していること、繁忙期でも計画的に休めることが、無理なく働き続けるための条件になります。

求人票の年間休日だけで判断せず、有給休暇の実績、残業時間、休日出勤、代替要員の確保まで確認してください。仕事の内容と生活のバランスを両立できる職場を選ぶことが、長く安心して働くための第一歩です。

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高杉 葵

アイドル・グラビア担当。所属事務所の公式発表を一次情報とし、憶測は書きません。

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