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【2026-2027シーズン】シーズンランキング最新順位と注目選手

黒田 宗一郎 黒田 宗一郎 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
目次

2026-2027シーズンのランキングでは、世界ランキングとは異なる顔ぶれが上位に並んでいる。

以下は、確認できる最新掲載スナップショットである2026年10月25日時点のシーズンランキングだ。11月5日時点の世界ランキングとは集計日が異なるため、比較する際には注意したい。

男子シングル:アレクサンドル・セレフコが首位
順位 選手 ポイント
1 アレクサンドル・セレフコ 1,060
2 アダム・シャオ・イム・ファ 710
2 パトリック・ブラックウェル 710
4 ウラジスラフ・ディキジ 700
5 ヴァシリ・バラホウスキ 695
6 ダニエル・グラッスル 660

男子はエストニアのアレクサンドル・セレフコが1,060ポイントでトップ。

世界ランキング1位のマリニンとは異なる選手が首位に立っている点が興味深い。

日本勢では鍵山優真や佐藤駿が世界ランキングで上位にいるものの、10月25日時点のシーズンランキングのトップ10には入っていない。これは、両ランキングが異なる期間の成績を評価していることを示している。

女子シングル:キム・ユソンが1位、中井亜美が2位
順位 選手 ポイント
1 キム・ユソン 1,020
2 中井亜美 740
3 ニーナ・ペトロキナ 700
4 アナスタシア・グバノワ 690
5 ララ・ナキ・グットマン 675
6 アレクサンドラ・イグナトワ 660

女子では韓国のキム・ユソンが首位。日本の中井亜美が740ポイントで2位につけている。

ここで注目したいのは、中井が世界ランキングでも5位、シーズンランキングでは2位という位置にいることだ。

過去の実績だけでなく、今季の競技成績でも世界上位に食い込んでいることが分かる。

なお、世界ランキング1位のアリサ・リウと2位の千葉百音は、この10月25日時点のシーズンランキングのトップ10には入っていない。

ペア:ボイコワ/コズロフスキー組が首位
順位 選手ペア ポイント
1 アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー 1,150
2 アナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワ 850
3 オードリー・シン/スペンサー・ハウ 620
4 エカテリーナ・チクマリョワ/マトベイ・ヤンチェンコフ 585
5 ポリーナ・シェシェレワ/エゴール・カルナウホフ 570

ペアではボイコワ/コズロフスキー組が首位。メテルキナ/ベルラワ組が2位となっている。

両組とも今季のポイントを大きく伸ばしており、世界ランキングでも上位に位置するカップルが今季の競争でも存在感を示している。

アイスダンス:デービス/スモルキン組がトップ
順位 選手ペア ポイント
1 ダイアナ・デービス/グレブ・スモルキン 1,150
2 ハナ・マリア・アボイアン/ダニイル・ベセルヒン 770
3 クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ 750
4 ゾーエ・ビアンキ/ダニエル・バジーレ 700
5 アンブル・ペリエ・ジャネジーニ/サミュエル・ブラン・クラペルマン 670

アイスダンスはジョージアのデービス/スモルキン組が1,150ポイントでトップ。

世界ランキングでは同組は8位だが、今季のランキングでは首位という結果になっている。

この順位の違いこそ、世界ランキングとシーズンランキングを分けて確認する意味だ。

【日本勢の現在地】鍵山優真・佐藤駿・千葉百音・中井亜美を分析

フィギュアスケートランキング

日本選手のランキングを読み解くうえで重要なのは、単純な順位だけでなく、世界ランキングとシーズンランキングの両方を見ることだ。

鍵山優真:世界ランキング男子3位

鍵山優真は4,123ポイントで世界ランキング3位。

マリニン、シャイドロフに続く位置につけており、男子シングルの世界トップ層に入っている。

世界ランキングは過去の実績を含むため、今季の順位だけでは見えない競技実績も評価される。

鍵山の順位を見る際には、世界ランキング上の評価と、実際に出場した大会での今季の成績を分けて確認することが大切だ。

佐藤駿:世界ランキング男子4位

佐藤駿は3,949ポイントで4位。

鍵山に続いて日本男子の上位を占めている。

男子シングルはマリニンを中心としたアメリカ勢、シャイドロフらの国際的な競争が激しい。その中で日本勢が3位と4位を確保していることは、代表争いや国際大会の展望を考えるうえでも大きな材料となる。

千葉百音:世界ランキング女子2位

千葉百音は4,164ポイントで世界2位。

1位のアリサ・リウとの差は84ポイントにとどまっている。

この数字は、千葉が世界トップを十分に狙える位置にいることを示している。

加えて、女子の日本勢は中井亜美も5位。上位5人のうち2人が日本選手という構図になっている。

中井亜美:世界ランキング女子5位、シーズンランキング2位

中井亜美の特徴は、2種類のランキングでともに高い位置にいることだ。

- ISU世界ランキング:5位、3,557ポイント
- ISUシーズン世界ランキング:2位、740ポイント(10月25日時点)

過去の成績を含めた評価だけでなく、今シーズンの競技実績でも上位にいる。

この2つの数字を併せて見ると、中井が現在の女子シングルで注目すべき選手の一人であることが分かる。

【ポイント配分の仕組み】ISUランキングはどう決まる?

フィギュアスケートのランキングは、単純に大会で獲得した技術点や演技構成点を合計したものではない。

ISUが定めた大会ごとのポイント配分と順位に基づいて計算される。

2026-2027シーズンからポイント配分を変更

2026年7月29日、ISUはコミュニケーション2812を公表し、2026-2027シーズンから世界ランキングのポイント配分を改定した。

計算方式の基本は維持しながら、主要大会の優勝ポイントなどを引き上げている。

主な大会の優勝要点は次のとおり。

大会 2025-2026まで 2026-2027から
世界選手権・五輪 1,200 1,300
グランプリファイナル 800 1,000
欧州選手権・四大陸選手権 840 850
世界ジュニア選手権 500 600
グランプリシリーズ 400 500
ジュニアグランプリファイナル 350 450
ジュニアグランプリ 250 300
チャレンジャーシリーズ 300 350
その他のシニア国際大会 250 200

この改定で特に大きいのは、グランプリファイナルの優勝ポイントが800から1,000に増えたことだ。

また、グランプリシリーズも400から500へ引き上げられた。

一方、一般のシニア国際大会は250から200に減少している。

つまり、2026-2027シーズン以降は、主要なISU大会で好成績を残すことの価値が相対的に高まった。

ランキングに反映される大会数にも上限がある

すべての大会のポイントが無制限に加算されるわけではない。

ISU世界ランキングでは、対象となる大会カテゴリーごとに採用される成績に上限がある。

主なルールは次のとおり。

- ISU選手権・五輪:各シーズンの最高成績を採用
- グランプリシリーズ・ファイナル:各シーズンの上位2成績を採用
- ジュニアグランプリシリーズ・ファイナル:各シーズンの上位2成績を採用
- 対象となる国際大会:各シーズンの上位2成績を採用

加えて、3シーズンを通じた採用成績にも上限が設定されている。

この仕組みによって、一度の大会で大量のポイントを獲得しても、その後の成績や過去のポイント構成によって順位が変わることがある。

実際のポイント計算で注意したいこと

ランキングの数字を理解するうえで、次の3点は押さえておきたい。

1. 大会の格によってポイントが違う

同じ優勝でも、世界選手権と一般の国際大会では獲得できるポイントが異なる。

2. すべての大会成績が加算されるわけではない

採用される成績にはカテゴリー別の上限があるため、大会出場数が多いだけで有利になるわけではない。

3. 過去の要点は永続しない

ISU世界ランキングでは、3シーズン前の古い成績が順次ランキング計算から外れる。

したがって、長期間にわたって上位を維持するには、継続的な成績が必要となる。

【ランキングの正しい見方】順位だけでは分からない実力と注意点

ランキングを調べる際には、数字だけを追うのではなく、何を評価した順位なのかを確認する必要がある。

世界ランキング1位が今季も最強とは限らない

代表例が2026年の男子と女子だ。

男子ではマリニンが世界ランキング1位だが、2026-2027シーズンランキングではアレクサンドル・セレフコが首位。

女子でも世界ランキング1位はアリサ・リウだが、シーズンランキングではキム・ユソンが1位となっている。

これは矛盾ではない。

世界ランキングは複数シーズンの実績を評価し、シーズンランキングは今季の成績を評価するからだ。

ランキングポイントと大会の演技得点は別物

もう一つ多い誤解が、ランキングポイントと大会の得点を同じものとして扱うことだ。

フィギュアスケートの大会では、技術点や演技構成点などを合計して競技結果が決まる。

一方、ランキング要点は大会の最終順位と大会カテゴリーに基づいて付与される。

例えば、同じグランプリ大会で優勝した選手は、演技得点が異なっていても、ランキング上の基本要点は同じカテゴリーの優勝ポイントとなる。

そのため、演技得点の高さとランキング順位が必ずしも一致するわけではない。

シーズンランキングは出場機会にも左右される

シーズンランキングでは、どの大会に出場し、どの順位を獲得したかが直接反映される。

ISUの競技制度では、一つの国・地域から主要大会に出場できる人数にも制限がある。

そのため、実力があっても大会への出場機会が限られる選手は、ランキングポイントを獲得しにくい場合がある。

また、ジュニアとシニアを含む総合ランキングと、ジュニア独立ランキングは区別して見る必要がある。

ランキングを正確に比較したい場合は、次の基準がおすすめだ。

- 選手の長期的な国際競争力を知りたい:ISU世界ランキング
- 今季の好調選手を知りたい:ISUシーズン世界ランキング
- ジュニア選手の成長を追いたい:ジュニア独立ランキング
- 大会での実際の演技内容を評価したい:大会の最終結果と技術点・演技構成点

このように目的を分けることで、ランキングの数字に振り回されず、選手の実力や競技状況を把握しやすくなる。

【フィギュアスケートランキング】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年のフィギュアスケート男子世界ランキング1位は誰ですか?

A1:アメリカのイリア・マリニンです。2026年11月2日時点で4,590ポイントを獲得し、世界1位となっています。日本勢では鍵山優真が3位、佐藤駿が4位です。

Q2:女子シングル世界ランキング1位は誰ですか?

A2:アメリカのアリサ・リウです。4,248ポイントで首位に立ち、日本の千葉百音が4,164ポイントで2位、中井亜美が3,557ポイントで5位につけています。

Q3:フィギュアスケートの世界ランキングとシーズンランキングはどちらが重要ですか?

A3:目的によって異なります。大会の滑走順やグランプリ出場選考などに関わる長期的な評価では世界ランキングが重要です。今シーズンの好調さを判断するならシーズンランキングが適しています。

Q4:鍵山優真と佐藤駿の世界ランキングは何位ですか?

A4:2026年11月2日時点で、鍵山優真が3位(4,123ポイント)、佐藤駿が4位(3,949ポイント)です。

Q5:2026-2027シーズンの女子ランキング1位はアリサ・リウですか?

A5:ランキングの種類によって異なります。過去3シーズンを対象とする世界ランキングではアリサ・リウが1位です。一方、10月25日時点のシーズンランキングではキム・ユソンが1位、中井亜美が2位です。

2026年11月5日時点のフィギュアスケートランキングでは、男子はイリア・マリニン、女子はアリサ・リウが世界ランキングの首位に立っている。

日本勢では、男子の鍵山優真が3位、佐藤駿が4位、女子の千葉百音が2位、中井亜美が5位と、男女シングルの上位に複数の選手が名を連ねている。

一方、2026-2027シーズンのランキングでは、男子のアレクサンドル・セレフコ、女子のキム・ユソンが首位となり、世界ランキングとは異なる勢力図が見えている。

今後、グランプリシリーズやファイナル、各種選手権の結果が反映されるにつれて、ポイントと順位は変動していく。

フィギュアスケートランキングを正しく理解する最大の要点は、世界ランキングを長期的な実績、シーズンランキングを今季の競争力として読み分けることだ。

日本選手の順位だけでなく、海外の有力選手とのポイント差や、どの大会でポイントを獲得したのかまで確認すると、シーズンの勢力図をより立体的に把握できる。

今後は鍵山優真、佐藤駿、千葉百音、中井亜美ら日本勢が、世界ランキングとシーズンランキングの両方でどこまで順位を伸ばすのかが大きな見どころとなる。

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