2026年11月5日時点で、最も注目したい数字は小穴桃里・青木豪ペアの世界チームランキングです。
CurlingZoneが掲載するWorld Curling Team Rankingsの2026-2027シーズンランキングでは、11月3日時点で日本の小穴・青木ペアが世界2位、190.016ポイントを記録しています。
首位はスウェーデンのテレーゼ・ウェストマン/ロビン・アールベリ組で190.096ポイント。日本との差はわずか0.080ポイントです。
2026-2027シーズンのミックスダブルス上位ランキング| 順位 | チーム | 国・地域 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | Westman/Ahlberg | スウェーデン | 190.096 |
| 2位 | Koana/Aoki | 日本 | 190.016 |
| 3位 | Thiesse/Dropkin | アメリカ | 173.040 |
| 4位 | Skaslien/Nedregotten | ノルウェー | 169.082 |
| 5位 | Wytrychowski/Hewitt | オーストラリア | 137.335 |
出典:CurlingZone World Curling Team Rankings、2026年11月3日更新。
この順位から読み取れるのは、日本ペアが世界トップクラスの実績を維持していることです。首位との差も非常に小さく、今後の国際大会で順位が入れ替わる可能性があります。
なぜ大会順位と世界ランキングが違うのか混同しやすいのが、次の2種類のランキングです。
- 大会順位: 特定の世界選手権や予選大会での勝敗によって決まる順位。
- 世界チームランキング: 複数の対象大会で獲得したポイントを積み上げて決まる年間評価。
World Curlingが定めるWorld Curling Team Ranking System(WCTRS)は、世界選手権、国内選手権、グランドスラム大会、対象となるツアー大会などの成績を反映します。
加えて、単純な優勝回数ではなく、出場チームの競技力や大会の重要度もポイント計算に影響します。
2026-2027シーズンのミックスダブルスでは、ポイント集計の対象となる大会数も段階的に増加します。
| 基準日 | 当季の対象大会数 | 前シーズンのポイント反映率 |
|---|---|---|
| 2026年8月1日 | 1大会 | 100% |
| 2026年10月1日 | 2大会 | 80% |
| 2026年11月1日 | 3大会 | 60% |
| 2026年12月1日 | 4大会 | 40% |
| 2027年1月1日 | 5大会 | 20% |
| 2027年2月1日 | 6大会 | 0% |
最終的には年間の対象大会数が最大8大会まで拡大します。
つまり、11月初旬の順位は当季の成績だけではなく、前シーズンの実績も反映した途中経過です。
なお、World Curlingには国・地域単位のWorld Rankingsもあります。こちらはペア別のWCTRSとは別の指標です。「日本が何位か」と調べる場合も、国別順位なのか小穴・青木ペアの順位なのかを区別する必要があります。
【2026年世界選手権結果】日本代表は5位、予選リーグ7勝2敗の好成績

大会名:ACE & Company World Mixed Doubles Curling Championship 2026
2026年の世界ミックスダブルスカーリング選手権は、4月25日から5月2日までスイス・ジュネーブで開催されました。
大会を制したのはオーストラリア。タリ・ギル/ディーン・ヒューイット組が決勝でスウェーデンを8対4で下し、金メダルを獲得しました。
最終メダルの内訳は次のとおりです。
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日本代表の小穴桃里・青木豪ペアは、グループAで9試合を戦いました。
最終成績は7勝2敗、勝率77.8%。グループ3位で決勝トーナメント進出を果たしています。
グループAの上位4チームは次のとおりです。
| 順位 | 国・チーム | 勝敗 |
|---|---|---|
| 1位 | オーストラリア | 8勝1敗 |
| 2位 | スウェーデン | 7勝2敗 |
| 3位 | 日本 | 7勝2敗 |
| 4位 | エストニア | 6勝3敗 |
日本とスウェーデンはともに7勝2敗でしたが、直接対決ではスウェーデンが10対4で勝利しています。そのため、スウェーデンが2位、日本が3位となりました。
決勝トーナメントでイタリアと対戦2026年5月1日の日本対イタリア戦は、勝ち上がりを左右する重要な一戦でした。
日本は試合中にイタリアと競り合い、8エンド終了時点で6対6。延長エンドに突入しました。
しかし、最終的にはイタリアが1点を獲得し、7対6で日本に勝利。小穴・青木ペアのメダル獲得はなりませんでした。
公式最終順位では日本はスコットランドと並ぶ5位です。
ここで見逃せないのは、日本がラウンドロビンで3位だったことと、最終順位が5位だったことは矛盾しないという点です。
予選リーグの順位は決勝トーナメントの進出条件や組み合わせを決めるものであり、そのまま最終順位になるわけではありません。
【順位・成績の関係一覧】2026年の世界選手権から2027年予選まで
大会の結果、日本代表のランキング、次回世界選手権の出場権を一度に整理すると、現在の状況が分かりやすくなります。
この一覧から分かる要点は、日本は2026年の世界選手権で5位に終わったものの、2026-2027シーズンのペアランキングでは世界2位に浮上していることです。
大会の一度の敗戦だけで、年間の競技力まで判断するのは適切ではありません。
【2026-2027世界予選速報】米国・ラトビア・フランスが出場権を獲得
2027年世界選手権の出場枠を争う世界ミックスダブルス予選は、2026年10月2日から8日まで、米国コロラド州で開催されました。
参加したのは26チーム。すでに出場権を得ている国・地域を除いたチームが、残る3枠を争いました。
ラウンドロビンの各グループ上位予選リーグは3グループに分かれて行われました。
グループA
| 順位 | 国 | 勝敗 |
|---|---|---|
| 1位 | 米国 | 8勝0敗 |
| 2位 | ポーランド | 7勝1敗 |
| 3位 | オーストリア | 6勝2敗 |
グループB
| 順位 | 国 | 勝敗 |
|---|---|---|
| 1位 | フランス | 7勝0敗 |
| 2位 | チャイニーズタイペイ | 6勝1敗 |
| 3位 | メキシコ | 5勝2敗 |
グループC
| 順位 | 国 | 勝敗 |
|---|---|---|
| 1位 | ラトビア | 8勝0敗 |
| 2位 | ウクライナ | 5勝3敗 |
| 3位 | スペイン | 5勝3敗 |
グループAは米国、グループBはフランス、グループCはラトビアが首位で通過しました。
予選の最終順位とメダル決定戦最終的な上位4チームは以下のとおりです。
| 最終順位 | 国 | 結果 |
|---|---|---|
| 1位 | 米国 | 金メダル |
| 2位 | ラトビア | 銀メダル |
| 3位 | フランス | 銅メダル |
| 4位 | ポーランド | 4位 |
決勝では、米国のコーリー・ティース/コーリー・ドロップキン組がラトビアに8対6で勝利しました。
準決勝ではラトビアがフランスを8対5で破り、米国もポーランドを8対6で下しています。
さらに3位決定戦ではフランスがポーランドを7対6で破り、最後の出場枠を獲得しました。
日本代表は予選に参加する必要がある?ここは誤解されやすい部分です。
小穴・青木ペアが2026-2027世界予選に参加していないからといって、2027年世界選手権への出場権を持っていないわけではありません。
World Curlingの2026年10月9日付公式発表では、2027年大会の出場予定国として日本がすでに掲載されています。
2027年1月の世界選手権には、開催国フィンランドと既に出場権を確保した国々に、今回予選を突破した米国、ラトビア、フランスが加わります。
大会は2027年1月4日から10日まで、フィンランドのローヤにあるキサカリオ・キャンパスで開催予定です。
【勝敗表の見方】DSCとミックスダブルスの順位決定ルールを解説
カーリングの順位表を見る際、単純に勝ち数だけを確認していると、同率チームの順位を正しく理解できないことがあります。
ミックスダブルスでは、勝敗、直接対決、DSCなどを組み合わせて順位を決定します。
① 勝敗数と勝率基本となるのはラウンドロビンの勝敗です。
例えば、2026年世界選手権の日本は9試合で7勝2敗でした。
勝率は次の計算で求められます。
\[
勝率=\frac{勝利数}{試合数}\times100
\]
日本の場合は、
\[
\frac{7}{9}\times100=77.8\%
\]
となります。
ただし、勝率が同じチームが存在すると、次の順位決定基準が必要になります。
② 直接対決の成績2チームが同じ勝敗数で並んだ場合、原則として直接対決の勝者が上位になります。
2026年世界選手権の日本とスウェーデンが分かりやすい例です。
両チームとも7勝2敗でしたが、直接対決はスウェーデンが10対4で勝利しました。
その結果、スウェーデンが2位、日本が3位になっています。
③ DSC(ドローショットチャレンジ)DSCは、Draw Shot Challengeの略称です。
ラウンドロビンで各チームが投じたラストストーンドロー(LSD)の距離を集計し、平均値を求める仕組みです。
- ストーンが中心に近いほど有利。
- 距離の平均値が小さいチームが上位。
- 平均値を計算するときは、規定に従って成績の悪い投球を除外する。
2026年世界選手権のグループAでは、日本のDSCは23.313cm、スウェーデンは20.419cmでした。
しかし、両チームの順位は直接対決の結果で決まったため、DSCは順位を入れ替える要因にはなりませんでした。
DSCはどのように計算する?基本的な計算イメージは以下のとおりです。
仮に、対象となる投球のうち規定数の悪い記録を除外し、残った距離を平均します。
\[
DSC=\frac{残ったLSD距離の合計}{集計対象の投球数}
\]
World Curlingの規則では、集計対象となる投球数が11以下なら最も不利な1投を、11を超える場合は不利な2投を除外します。
このため、試合中のLSDの距離だけを見て、最終的なDSC順位を判断することはできません。
決勝トーナメント進出条件は?大会ごとに競技形式が異なるため、必ず公式の大会要項を確認する必要があります。
2026年世界選手権では、各グループの上位3チームがプレーオフに進出する形式でした。
- グループ1位:準決勝へ直接進出。
- グループ2位と3位:別グループの相手と進出決定戦。
- 進出決定戦の勝者:準決勝へ進出。
- 準決勝の勝者:決勝へ進出。
この方式では、ラウンドロビンの首位通過に大きな価値があります。試合数を多く勝つだけでなく、最後まで首位を維持が必要です。
【歴代優勝国】世界ミックスダブルスの勢力図はどう変わった?
世界ミックスダブルスでは、スイス、スウェーデン、スコットランド、イタリア、米国などが歴代優勝国として名を連ねています。
近年の優勝国を並べると、勢力図の変化が見えてきます。
| 開催年 | 優勝国 |
|---|---|
| 2026年 | オーストラリア |
| 2025年 | イタリア |
| 2024年 | スウェーデン |
| 2023年 | アメリカ |
| 2022年 | スコットランド |
| 2021年 | スコットランド |
| 2020年 | 新型コロナの影響で中止 |
| 2019年 | スウェーデン |
| 2018年 | スイス |
歴代優勝国の通算実績ではスイスが7回の優勝を誇り、長く強豪国として存在感を示してきました。
一方、2023年には米国、2024年にはスウェーデン、2025年にはイタリア、2026年にはオーストラリアが優勝しています。
近年は優勝国が分散しており、特定の国だけがタイトルを独占する状況ではありません。世界ランキングの上位チームにも複数の国が入り、国際大会ごとの競争が激しくなっています。
2026年以降に注目したい日本の強み小穴・青木ペアを見るうえで注目したいのは、世界選手権での成績と年間ランキングの両方です。
2026年の世界選手権では5位でしたが、ラウンドロビンでは7勝を挙げています。さらに11月3日の世界チームランキングでは2位まで上昇しました。
これは、世界選手権の一発勝負だけでなく、複数大会を通じた競技力が評価されていることを示しています。
今後は次の3点が観戦時の判断材料になります。
1. 世界ランキング上位のスウェーデンや米国との直接対決。
2. 重要な局面でのドローショットとテイクアウトの精度。
3. 予選リーグ終盤での勝敗とDSCの安定性。
とりわけ、僅差の試合を勝ち切れるかどうかは、メダル争いに直結するポイントです。
【カーリングミックスダブルスの速報順位】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月現在、小穴桃里・青木豪ペアは世界何位ですか?
A1:CurlingZoneの2026年11月3日時点のWorld Curling Team Rankingsでは世界2位です。要点は190.016で、1位のスウェーデンとは0.080ポイント差です。
Q2:2026年世界ミックスダブルス選手権で日本代表は何位でしたか?
A2:小穴桃里・青木豪ペアは最終5位でした。グループAでは7勝2敗の3位でプレーオフに進みましたが、5月1日のイタリア戦で延長の末に6対7で敗れました。
Q3:2026-2027世界ミックスダブルス予選を突破した国はどこですか?
A3:米国、ラトビア、フランスの3カ国です。米国が決勝でラトビアを8対6で下して優勝し、フランスは3位決定戦でポーランドを7対6で破りました。
Q4:日本代表は2027年の世界選手権に出場できますか?
A4:はい。World Curlingの2026年10月の公式発表で、日本は2027年世界選手権の出場予定国に含まれています。大会は2027年1月4日から10日までフィンランドで開催予定です。
Q5:カーリングの順位表でDSCとは何ですか?
A5:Draw Shot Challengeの略で、ラウンドロビン中のラストストーンドローの距離を平均した数値です。同率チームの順位決定に使われ、数値が小さいほど上位になります。
2026年11月5日時点のカーリングミックスダブルス速報順位を整理すると、重要な事実は3つあります。
- 2026年世界選手権はオーストラリアが優勝、日本は5位。
- 2026-2027シーズンのペア別世界ランキングでは小穴桃里・青木豪ペアが2位。
- 2027年世界選手権の予選では米国、ラトビア、フランスが新たに出場権を獲得した。
特に日本ペアは世界1位のスウェーデンと0.080ポイント差という僅差で2位につけています。今後の大会結果によって首位交代が起きても不思議ではありません。
速報順位を追う際には、次のように情報を使い分けると混乱しません。
- 試合中の勝敗を知りたい場合: World Curlingの公式ライブスコア。
- 大会の最終順位を知りたい場合: 公式のFinal Standings。
- 日本ペアの年間順位を知りたい場合: CurlingZoneのWorld Curling Team Rankings。
- 同率チームの順位を確認したい場合: 直接対決とDSC。
2027年1月の世界選手権は、日本ペアの実力を改めて世界に示す舞台になります。小穴・青木ペアが世界ランキング首位に届くか、そしてメダル争いに加われるか。年間ランキングと大会速報の両方を追うことで、ミックスダブルスの勢力図をより正確に把握できます。