モンペリエ大会の終了後、女子卓球の視線は11月開催のWTTチャンピオンズ・フランクフルトへ移っている。大会期間は2026年11月3日~8日。日本からは張本美和、早田ひな、大藤沙月、佐藤瞳が出場している。
11月4日までに日本卓球協会が掲載した女子シングルス1回戦の結果は次のとおりだ。
- 張本美和:3-2でソフィア・ポルカノバ(オーストリア)に勝利
- 早田ひな:3-0でリリー・チャン(アメリカ)に勝利
- 大藤沙月:3-0で佐藤瞳に勝利
- 佐藤瞳:0-3で大藤沙月に敗退
張本はフルゲームの接戦を制し、早田はストレート勝ち。大藤も佐藤との日本人対決を制した。日本勢の複数選手が勝ち上がっており、今後の中国勢や欧州勢との対戦が注目される。大会は11月8日まで続くため、11月5日時点では最終順位は確定していない。
この結果は日本卓球協会の大会記録に掲載されている。試合速報を見る際は、対戦相手だけでなく、ゲームカウントと各ゲームの得点を区別することが大切だ。
ユースオリンピックでは松島美空が準決勝進出若手選手の結果では、セネガル・ダカールで開催中の第4回ユースオリンピックも見逃せない。
女子シングルスに出場した松島美空は、11月4日の準々決勝でポーランドのカタジナ・ラジコフスカに4-0で勝利。11月5日の準決勝に進出した。
しかし、準決勝ではチャイニーズタイペイの陳忞昕に0-4で敗れた。各ゲームのスコアは10-12、6-11、5-11、6-11。決勝進出はならず、銅メダル決定戦に回ることになった。
一方、混合ダブルスでは川上流星・松島美空ペアが香港ペアを3-1で破り、金メダルを獲得。松島はシングルスでも上位に進出し、国際舞台で経験を積んでいる。
【WTTチャンピオンズ・モンペリエ2026】日本女子の試合結果と決勝スコア

2026年10月27日~11月1日にフランスで開催されたWTTチャンピオンズ・モンペリエは、女子シングルスで中国勢の強さが際立つ大会となった。
決勝は孫穎莎と蒯曼の中国勢対決。孫穎莎がゲームカウント4-1で勝利し、優勝を飾った。準決勝でも孫穎莎は王芸迪を4-3で破っており、決勝まで厳しい試合を勝ち抜いている。
日本代表の女子シングルス結果| 選手 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 張本美和 | 蒯曼(準々決勝) | 2-4で敗退 |
| 早田ひな | 孫穎莎(準々決勝) | 3-4で敗退 |
| 佐藤瞳 | 陳熠(準々決勝) | 0-4で敗退 |
| 大藤沙月 | カウフマン(1回戦) | 2-3で敗退 |
日本勢で特に注目されたのは、張本美和と早田ひなの準々決勝だ。
張本は2回戦でアメリカのリリー・チャンを3-2で下し、準々決勝へ進出。蒯曼との対戦では第1ゲームを11-9で先取したが、その後は相手の対応力に苦しみ、最終的に2-4で敗れた。
早田は1回戦で杜凱琹を3-0、2回戦でベルナデッテ・スッチを3-1で撃破。準々決勝では世界トップクラスの孫穎莎と対戦し、ゲームカウント3-4まで迫った。最終ゲームを9-11で落としたものの、試合を通じて競り合う力を見せた。
佐藤瞳も1回戦でプリティカ・パバドを3-1、2回戦でサビーネ・ウィンターを3-1で破った。準々決勝では陳熠に敗れたが、ベスト8進出という結果を残している。
大会全体では、張本、早田、佐藤の3人が準々決勝に進出。日本勢が複数の選手で上位に食い込んだ一方、ベスト4を中国勢が独占した点も重要だ。
モンペリエ大会の女子上位結果- 優勝:孫穎莎(中国)
- 準優勝:蒯曼(中国)
- ベスト4:陳熠(中国)、王芸迪(中国)
- ベスト8:張本美和、早田ひな、佐藤瞳ほか
この結果から読み取れるのは、日本勢がベスト8に進出する実力を持ちながら、中国勢との直接対決では、最後の数ゲームを取り切る部分に課題が残ったということだ。
【2026アジア卓球選手権女子結果】日本が団体優勝、張本美和は個人2種目で銀メダル
2026年10月19日~25日にウズベキスタンのタシケントで開催された第29回ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会は、日本女子にとって大きな成果を残した大会だった。
最大のニュースは、女子団体での優勝だ。決勝で中国を3-2で破り、アジアの頂点に立った。日本卓球協会の公式記録にも女子団体優勝が掲載されている。
女子団体決勝の試合経過| 試合 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|
| 第1試合 | 橋本帆乃香 vs 陳熠 | 3-0 |
| 第2試合 | 張本美和 vs 王芸迪 | 2-3 |
| 第3試合 | 早田ひな vs 蒯曼 | 0-3 |
| 第4試合 | 張本美和 vs 陳熠 | 3-0 |
| 第5試合 | 橋本帆乃香 vs 王芸迪 | 3-1 |
試合は中国が先行する展開となったが、張本が第4試合で陳熠をストレートで破って流れを引き戻した。最終第5試合では橋本帆乃香が王芸迪を3-1で下し、日本の優勝を決めた。
特に注目したいのは、張本と橋本の働きだ。張本は最初の対戦で王芸迪に敗れたものの、次の試合では陳熠を圧倒。橋本も2試合で勝利し、団体戦における勝負強さを示した。
女子シングルスの結果女子シングルスでは張本美和が決勝まで進出した。準決勝では中国の蒯曼にゲームカウント3-2で逆転勝利。第1、第2ゲームを落とした後、第3ゲームから巻き返して決勝進出を決めた。
決勝の相手は陳熠。結果は0-3で、張本は準優勝となった。
準々決勝では韓国のLEE Daeunを3-0で破っており、準決勝でも中国の有力選手を撃破している。決勝進出という結果は、世界ランキング上位の実力を裏付けるものだ。
女子ダブルスの結果女子ダブルスでは張本美和・早田ひなペアが準優勝。決勝では中国の蒯曼・王芸迪ペアと対戦し、ゲームカウント1-3で敗れた。
準決勝では中国の陳熠・姜依依ペアを3-1で破っており、決勝までの戦いぶりは安定していた。
もう一組の日本勢、大藤沙月・長﨑美柚ペアは3位に入賞。日本は女子ダブルスでも複数ペアが上位に進出した。
アジア選手権で見えた日本女子の強み団体優勝、シングルス準優勝、ダブルス準優勝という結果は、種目によって日本勢の競争力が異なることを示している。
団体戦では橋本、張本、早田の複数選手が勝利を挙げた。一方、個人戦の決勝では中国勢が立ちはだかった。チームとしての総合力と、個人種目で優勝を争う力は分けて評価する必要がある。
【2026年全日本卓球選手権女子結果】張本美和がシングルス・ダブルスで快挙
国内大会で最も大きな話題となったのが、2026年1月の全日本卓球選手権大会だ。
張本美和は女子シングルスで初優勝を果たし、ジュニア女子でも優勝。さらに2月のダブルスの部では女子ダブルスと混合ダブルスも制し、史上初の全日本4冠を達成した。
女子シングルスの最終順位2026年1月20日~25日に東京体育館で開催された一般・ジュニアの部では、女子シングルス決勝で張本美和が早田ひなを4-3で下した。
- 優勝:張本美和
- 準優勝:早田ひな
- 3位:横井咲桜
- 3位:木原美悠
決勝は7ゲームまでもつれ込む接戦だった。張本がゲームカウント3-1と先行した後、早田が第5、第6ゲームを連取。3-3に追いついたが、最終ゲームでは張本が攻撃的なプレーで押し切った。
早田は大会3連覇を目指していたが、張本がその壁を突破。張本にとって女子シングルスでの初優勝となった。
女子ダブルスの最終結果ダブルスの部は1月29日~2月1日に愛知県のスカイホール豊田で開催された。
- 優勝:張本美和・長﨑美柚
- 準優勝:平野美宇・木原美悠
- 3位:麻生麗名・笹尾明日香
- 3位:大藤沙月・横井咲桜
決勝では張本美和・長﨑美柚ペアが平野美宇・木原美悠ペアを3-0で破った。各ゲームのスコアは11-6、11-4、11-6。3ゲームを通して主導権を握り、ストレート勝ちを収めた。
この優勝によって張本は一般女子シングルス、ジュニア女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの4種目を制覇。1936年に始まった全日本選手権で史上初の4冠という記録を打ち立てた。
2026年全日本の団体戦も注目個人戦とは別に、10月23日~25日には宮崎県で全日本卓球選手権大会の団体の部が開催された。
女子団体の優勝は星槎国際高校横浜。準優勝はサンリツ、3位はデンソーと中国電力ライシスだった。
単独の高校チームが男女を通じて大会初優勝を飾った点も大きなニュースとなった。日本女子卓球はナショナルチームのトップ選手だけでなく、ジュニアや高校生の層でも競争が活発化している。
【女子シングルス世界ランキング2026】張本美和3位、早田ひな6位
2026年11月5日時点で確認できる最新のITTF女子シングルス世界ランキングは、11月2日発表の第45週ランキングだ。
日本卓球協会が掲載した日本選手の順位を見ると、張本美和が3位、早田ひなが6位。佐藤瞳も9位に入り、日本勢がトップ10に3人名を連ねている。
2026年11月2日発表の女子シングルス上位要点はITTF第45週の公表値。
| 順位 | 選手 | 国・地域 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | 王曼昱 | 中国 | 9,265 |
| 2位 | 孫穎莎 | 中国 | 8,575 |
| 3位 | 張本美和 | 日本 | 7,009 |
| 4位 | 蒯曼 | 中国 | 6,030 |
| 5位 | 王芸迪 | 中国 | 5,260 |
| 6位 | 早田ひな | 日本 | 4,770 |
| 7位 | 陳幸同 | 中国 | 4,660 |
| 8位 | 陳熠 | 中国 | 4,335 |
| 9位 | 佐藤瞳 | 日本 | 4,220 |
| 10位 | 朱雨玲 | マカオ | 3,500 |
世界1位は王曼昱、2位は孫穎莎。張本美和は中国勢2人に続く3位につけている。日本卓球協会のランキング掲載情報とITTF第45週のデータを照合すると、日本女子の上位進出がはっきり見えてくる。
さらに日本選手では、大藤沙月が11位、橋本帆乃香が14位、長﨑美柚が18位、木原美悠が19位、横井咲桜が22位となっている。トップ20に複数の日本選手が入っていることも強みだ。
女子団体と女子ダブルスのランキングシングルスだけでなく、団体とダブルスのランキングにも日本勢の存在感が表れている。
- 女子団体:日本2位、6,500ポイントの中国に続く5,600ポイント
- 女子ダブルス:早田ひな・張本美和ペアが1位、7,750ポイント
- 女子ダブルス:大藤沙月・横井咲桜ペアが5位、2,024ポイント
日本女子団体は世界2位で、中国との差を追う位置にいる。女子ダブルスでは早田・張本ペアが世界1位であり、アジア選手権準優勝という結果と合わせて、国際的な競争力を維持している。
つまり、日本はシングルスだけでなく、団体戦やダブルスでも上位を争える選手層を持っている。
【張本美和・早田ひな・日本代表の現在地】中国との勢力図を分析
2026年の女子卓球を分析するうえで重要なのは、単純な優勝回数だけで日本と中国の力関係を判断しないことだ。
アジア選手権では日本が女子団体で中国を破った。一方、女子シングルスでは張本美和が陳熠に敗れ、女子ダブルスでも張本・早田ペアが中国ペアに敗退。モンペリエでも日本勢は中国勢に準々決勝で敗れた。
つまり、団体戦では勝てるだけの総合力がありながら、個人戦の決勝やトップ選手同士の対戦では中国勢が依然として強いという構図だ。
張本美和:日本女子の中心を担う存在張本美和は2026年の国内外の大会で存在感を高めた選手だ。
全日本選手権では女子シングルス初優勝を達成し、ダブルスを含めた4冠も実現。アジア選手権ではシングルス準優勝、女子団体優勝に貢献し、世界ランキングでも3位を維持している。
モンペリエでは準々決勝敗退となったが、フランクフルトでは初戦を突破。大会ごとの結果に波があるというより、世界上位の選手として常に優勝争いに絡む立場になったと見るべきだろう。
早田ひな:経験と安定感が光る日本の主力早田ひなは世界ランキング6位。全日本女子シングルスでは準優勝となったものの、アジア選手権では団体優勝に貢献し、張本との女子ダブルスでも世界ランキング1位を維持している。
モンペリエの準々決勝では孫穎莎とフルゲームの接戦を演じた。勝利には届かなかったが、世界トップ選手に対して競り合えることを示した試合だった。
早田の強みはシングルスだけではない。張本とのダブルスで結果を残していることからも、日本代表における複数種目での貢献度は高い。
佐藤瞳・大藤沙月・橋本帆乃香にも注目日本代表の層を語るうえで、佐藤瞳、大藤沙月、橋本帆乃香の存在も欠かせない。
佐藤は世界ランキング9位。モンペリエでベスト8に進出し、ランキング上位の実力を示した。フランクフルトでは大藤との日本人対決に敗れたものの、国際大会での経験は大きい。
大藤は世界ランキング11位。フランクフルトでは佐藤を破って2回戦に進む結果を残した。橋本は世界14位で、アジア選手権の中国との団体決勝では2勝を挙げている。
こうした選手たちがいることで、日本は特定の1人に依存しないチームを形成できる。団体戦で中国を破った背景にも、複数の選手が勝負どころで力を発揮できる層の厚さがある。
【プロの結論】2026年の女子卓球は「個人の順位」と「チームの強さ」を分けて見る2026年の日本女子卓球を評価する際には、次の3つの基準が重要になる。
1. 世界ランキング: 長期的な国際競争力を確認する。張本3位、早田6位、佐藤9位という順位は、日本のトップ層の強さを示す。
2. 大会別の勝敗: 全日本、アジア選手権、WTTでは出場選手や競技形式が異なる。それぞれの優勝・準優勝・ベスト8を分けて評価する。
3. 中国勢との直接対決: 中国選手に勝ったかどうかだけでなく、ゲームカウントや最終ゲームの得点まで見ることで、競争力の変化を把握できる。
世界ランキングが高い選手でも、すべての大会で勝ち続けられるわけではない。逆に、ランキング上位ではない選手が団体戦で大きな勝利を挙げるケースもある。
日本女子卓球の現在地は、張本美和を中心とする個人戦の上位進出力と、早田ひな、橋本帆乃香、大藤沙月、佐藤瞳らを含めた団体戦の総合力にある。中国を継続的に上回るには、個人戦の決勝で勝ち切る力をさらに伸ばせるかが焦点となる。
【卓球女子の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の女子卓球で世界ランキング最上位の日本選手は誰?
張本美和だ。2026年11月2日発表のITTF女子シングルス世界ランキングで3位、7,009ポイントを獲得している。早田ひなは6位、佐藤瞳は9位。
Q2:2026年アジア卓球選手権の女子団体はどこの国が優勝した?
日本が優勝した。10月22日の決勝で中国を3-2で破り、女子団体のタイトルを獲得した。女子シングルスでは張本美和が準優勝、女子ダブルスでも張本・早田ペアが準優勝となった。
Q3:2026年全日本卓球選手権の女子シングルス優勝者は誰?
張本美和だ。1月25日の決勝で早田ひなを4-3で破り、初優勝を果たした。2月の女子ダブルスでも長﨑美柚とのペアで優勝し、混合ダブルスなどを含めて史上初の全日本4冠を達成した。
Q4:WTTチャンピオンズ・モンペリエ2026の女子優勝者は誰?
中国の孫穎莎だ。決勝で蒯曼を4-1で破って優勝した。日本勢では張本美和、早田ひな、佐藤瞳がベスト8に進出した。
Q5:2026年11月5日現在、次に注目すべき女子卓球の大会は?
開催中のWTTチャンピオンズ・フランクフルトだ。11月3日~8日の日程で、張本美和、早田ひな、大藤沙月らが出場している。日本勢の勝ち上がりと中国・欧州勢との対戦が注目される。
2026年11月5日現在、日本女子卓球は世界ランキングと国際大会の両面で高い競争力を示している。
主な結果を振り返ると、張本美和が全日本女子シングルスで初優勝し、史上初の全日本4冠を達成。アジア選手権では日本が女子団体で中国を破り、張本はシングルスとダブルスで準優勝した。WTTチャンピオンズ・モンペリエでは日本勢3人がベスト8に入った。
世界ランキングでは張本美和が3位、早田ひなが6位、佐藤瞳が9位。女子ダブルスでは早田・張本ペアが世界1位となっている。
一方、中国勢は女子シングルスの上位を複数占め、WTTの主要大会でも優勝争いをリードしている。日本が世界の頂点を目指すには、団体戦で示した総合力を個人戦のタイトル獲得につなげられるかが重要だ。
今後の試合結果を追う際は、ITTFの世界ランキング、日本卓球協会の公式大会記録、WTTの大会別スコアを組み合わせて確認したい。優勝者だけでなく、ベスト4・ベスト8、ゲームカウント、直接対決まで見ることで、2026年の女子卓球の本当の勢力図が分かる。