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【2022年のBTSは受賞した?】「Butter」の結果と受賞者を確認

水沢 陽菜 水沢 陽菜 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

第64回グラミー賞におけるBTSの結果は、ノミネート止まりで、受賞には至らなかった。候補となったのは、世界的なヒット曲「Butter」による最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞の1部門だった。

同部門を制したのは、Doja Cat featuring SZAの「Kiss Me More」。BTSはJustin Bieberとbenny blancoの「Lonely」、Tony BennettとLady Gagaの「I Get A Kick Out Of You」、Coldplayの「Higher Power」などと競い合った。

グラミー賞を主催するRecording Academyの公式受賞記録にも、「Butter」はノミネート作品として掲載され、受賞者には「Kiss Me More」が記録されている。

第64回グラミー賞の開催日と会場

2022年の授賞式は、当初予定されていた1月31日から変更され、2022年4月3日(米国時間)に開催された。

会場は米ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナ。司会を務めたのはトレバー・ノアだった。

開催日変更の背景には、新型コロナウイルスのオミクロン株をめぐる懸念があった。Recording Academy、CBS、CMTによる共同発表を経て、ラスベガスでの開催が決定している。

2022年の受賞結果
項目 結果
授賞式 第64回グラミー賞
開催日 2022年4月3日
会場 MGMグランド・ガーデン・アリーナ
BTSの候補曲 Butter
ノミネート部門 最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞
受賞者 Doja Cat、SZA
受賞作品 Kiss Me More
BTSの結果 ノミネート・受賞なし

この結果を理解するうえで押さえておきたいのは、BTSが候補に入ったことと、グラミー賞そのものを獲得したことは別だという点だ。

世界的な知名度やチャートでの実績が、そのままグラミー賞の受賞に直結するわけではない。BTSにとって2022年は、初受賞を目指しながら、前年に続いて同じ主要ポップ部門で評価を受けた年だった。

【Butterがノミネートされた部門とは?】最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞の意味

グラミー賞bts2022

最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞は、ポップ音楽におけるデュオ、グループ、コラボレーションによる歌唱・演奏の優秀さを評価する部門だ。

Recording Academyの部門説明では、デュオやグループ、コラボレーション全体のパフォーマンスが審査対象として定義されている。つまり、単に楽曲の人気や作詞の評価だけを競う賞ではない。

「Butter」が候補になった理由

「Butter」は、BTSが2021年に発表した英語詞の楽曲。軽快なポップサウンドとキャッチーなメロディーを特徴とし、グループの国際的な活動を象徴する作品の一つとなった。

2022年のグラミー賞が対象としたのは、2020年9月1日から2021年9月30日までに発表された録音作品。したがって、2021年にリリースされた「Butter」は対象期間に含まれていた。

ここで重要なのは、BTSがノミネートされたのは「年間最優秀レコード賞」や「年間最優秀楽曲賞」ではなく、ポップ・デュオ/グループのパフォーマンス部門だったことだ。

グラミー賞は複数の部門に分かれており、それぞれ対象となる音楽的な評価軸が異なる。

「Butter」がノミネートされたことは、BTSのグループとしてのパフォーマンスが、米国の音楽業界で評価対象になったことを示している。

受賞した「Kiss Me More」との関係


Doja Cat featuring SZAによる楽曲。第64回グラミー賞の最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を受賞した作品。

「Kiss Me More」は、Doja CatとSZAのコラボレーション作品だ。

BTSの「Butter」と同じ部門にエントリーされ、最終的に受賞を果たした。受賞者の記録には両アーティストの名前が掲載されている。

ここで注意したいのは、BTSがDoja CatやSZAに人気で負けたという単純な比較ではないことだ。グラミー賞の結果は、各部門の審査と投票によって決まる音楽賞であり、アーティストの世界的な人気ランキングとは性質が異なる。

【2022年グラミー賞のBTSパフォーマンス】007風の演出が話題に

2022年のBTSを語るうえで、受賞結果と同じくらい印象的なのが「Butter」のステージパフォーマンスだ。

授賞式では、メンバーが黒いスーツを身にまとい、スパイ映画を思わせる演出を展開。単に楽曲を披露するだけではなく、短いステージの中にストーリー性を持たせた構成が注目を集めた。

Recording Academy自身も、授賞式の印象的な場面を紹介する公式記事で、BTSのパフォーマンスをジェームズ・ボンドを思わせる演出として取り上げている。

ステージを彩った主な演出

1. ジョングクのワイヤー降下

パフォーマンス冒頭、ジョングクがステージ上部からワイヤーで降下。映画の潜入シーンを思わせる登場で、会場の視線を集めた。

2. Vとオリヴィア・ロドリゴの演出

Vは客席に座っていたオリヴィア・ロドリゴの背後からカードを取り出す演技を披露した。

この短いやり取りは、パフォーマンスの導入部分として組み込まれ、授賞式の印象的な場面の一つになった。

3. レーザーを使った振り付け

ステージ上にはレーザー光線を思わせる演出が設けられ、メンバーがその間をくぐり抜けたり、飛び越えたりする振り付けを展開。

楽曲の軽快な雰囲気に、スパイ映画の緊張感を組み合わせた演出だった。

4. ジャケットを使ったパフォーマンス

メンバーがジャケットを脱ぎ、それらをつなげてギターのように見せる動きも披露された。

こうした小道具を使った演出によって、「Butter」のステージは歌唱とダンスだけでなく、視覚的なショーとしても完成度を高めていた。

7人全員がステージに立てた背景

当時のBTSには、パフォーマンスへの参加を心配される事情もあった。

ジョングクは授賞式直前に新型コロナウイルスへの感染が確認されていたが、所属事務所の発表によれば、4月2日までに隔離期間を終え、出演できる状態になった。

また、JINは前月に負ったけがの影響で、ステージ上では椅子に座って歌唱する場面があった。

韓国の聯合ニュースは、こうした状況を含め、7人がそろって披露した「Butter」のパフォーマンスを報道している。

受賞には届かなかったものの、BTSは授賞式のステージで存在感を示した。グラミー賞における評価を、トロフィーの有無だけで測れない理由の一つでもある。

【BTSのグラミー賞ノミネート歴】DynamiteからYet To Comeまで

BTSのグラミー賞への挑戦は、2022年の「Butter」から始まったわけではない。

最初のノミネートは2021年の第63回グラミー賞。対象となった楽曲は「Dynamite」だった。

その後、「Butter」で2年連続のノミネートを達成。2023年の第65回では、Coldplayとのコラボレーション曲「My Universe」や「Yet To Come」などで評価対象が広がった。

年代別のノミネート記録
授賞年 作品・対象 ノミネート部門 結果
2021年・第63回 Dynamite 最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞 ノミネート
2022年・第64回 Butter 最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞 ノミネート
2023年・第65回 My Universe(Coldplay、BTS) 最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞 ノミネート
2023年・第65回 Yet To Come 最優秀ミュージック・ビデオ賞 ノミネート
2023年・第65回 Music Of The Spheres(Coldplay) 年間最優秀アルバム賞 ノミネート

出典:Recording Academy公式BTSアーティストページ。2026年開催分までの記録。

2021年「Dynamite」から始まった挑戦

2021年の第63回グラミー賞で、BTSは「Dynamite」によって最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされた。

これはBTSにとって初のグラミー賞ノミネートであり、K-POPアーティストとしても歴史的な出来事だった。

同年の授賞式では、韓国・ソウルで撮影された「Dynamite」のパフォーマンス映像を披露。屋上や建物内を舞台に、華やかなダンスと映像演出を組み合わせたステージを展開した。

2022年「Butter」で2年連続ノミネート

翌年も同じ部門で候補入りを果たした。

「Dynamite」に続く「Butter」のノミネートによって、BTSは2年連続でグラミー賞の主要ポップ部門に名を連ねた。

同じ部門で連続して評価されたことは、単発のヒットだけではなく、継続的に世界のポップ市場で活動するグループとしての存在感を示すものだった。

2023年には3つのノミネートに拡大

2023年の第65回グラミー賞では、BTSに関連するノミネートが3件に増えた。

- 「My Universe」:Coldplayとのコラボレーションによる最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞
- 「Yet To Come」:最優秀ミュージック・ビデオ賞
- 「Music Of The Spheres」:Coldplayのアルバムによる年間最優秀アルバム賞

特に「My Universe」は、英国のロックバンドColdplayとBTSが共同で制作した楽曲として注目された。

一方、「Music Of The Spheres」はColdplay名義のアルバムであり、BTS単独名義のアルバムが年間最優秀アルバム賞にノミネートされたという意味ではない。

この区別は、BTSのノミネート総数を正しく理解するうえで重要だ。

【2026年最新】BTSのグラミー賞受賞歴は?通算5回のノミネートを検証

2026年11月時点の公式記録

BTSのグラミー賞受賞歴について、Recording Academyの公式アーティストページに掲載されている数字は次のとおりだ。




通算ノミネート

5回




グラミー賞受賞

0回



Recording Academy公式アーティストページ掲載値。第68回・2026年グラミー賞までの記録。

2026年11月現在、BTSはグラミー賞をまだ受賞していない。ノミネートは2021年、2022年、2023年の3年にわたる計5件だ。

2024年、2025年、2026年の各授賞年については、公式アーティストページに新たなノミネート記録は掲載されていない。

受賞0回でも評価されるべき実績とは

グラミー賞の受賞回数だけを見れば、BTSはまだトロフィーを獲得していない。

しかし、ノミネート歴には次のような特徴がある。

- 韓国のグループとして初めてグラミー賞にノミネートされたこと
- 「Dynamite」「Butter」で2年連続の同一部門ノミネートを達成したこと
- 2023年には楽曲、ミュージックビデオ、アルバムの3つの枠に評価が広がったこと

こうした記録は、BTSの音楽活動が単一のヒット曲だけに限定されず、複数の作品形態や国際的なコラボレーションへ広がっていたことを示している。

グラミー賞の受賞と世界的な人気は別の指標

ここは、BTSのグラミー賞歴を理解するうえで特に要点だ。

グラミー賞は、Recording Academyの音楽業界関係者による投票を基盤とする賞であり、再生回数や売上だけで受賞者が決まる仕組みではない。

そのため、世界的に大きな人気を獲得したアーティストであっても、ノミネートや受賞の結果がその人気と一致するとは限らない。

BTSの場合も、「受賞0回」という数字だけを取り出すと、グラミー賞での歩みを過小評価してしまう。

一方で、5回のノミネートをすべて受賞と同じ意味で扱うのも正確ではない。

ノミネートは音楽業界から候補として認められた実績、受賞はその部門で最終的に選ばれた結果。 この2つを分けて考えることが、BTSの記録を正しく読む基準になる。

【よくある誤解を整理】BTSのグラミー賞出演歴と2022年の位置づけ

BTSのグラミー賞に関する情報では、ノミネート、受賞、パフォーマンス出演が混同されることがある。

特に2022年の出来事は、前年までの活動と合わせて見ることで、より正確に理解できる。

2022年がBTS初のグラミー賞パフォーマンスではない

BTSは2020年からグラミー賞のステージに関わっている。

韓国の聯合ニュースによると、2022年は授賞式での3年連続のパフォーマンス出演に当たった。

年 主なパフォーマンス 位置づけ
2020年 Lil Nas Xらとの「Old Town Road」特別ステージ グラミー賞のステージに初参加
2021年 Dynamite 韓国・ソウルから収録映像で出演
2022年 Butter ラスベガスの会場でパフォーマンス

2020年の出演はLil Nas Xらとの特別ステージであり、2021年は「Dynamite」のパフォーマンスを収録映像で披露した。

2022年は、ラスベガスの会場で「Butter」を披露した年だ。

したがって、2022年はグラミー賞への初出演ではなく、3年連続で授賞式のステージに参加し、初めて「Butter」を同賞の舞台で披露した年と整理できる。

「2年連続ノミネート」と「3年連続出演」は別の記録

もう一つ注意したいのが、ノミネートと出演の年数の違いだ。

- 2年連続ノミネート:2021年の「Dynamite」と2022年の「Butter」
- 3年連続出演:2020年、2021年、2022年

この2つは意味が異なる。

2020年にBTSがグラミー賞のステージに参加したことと、2021年に初めてノミネートされたことを混同しないようにしたい。

また、2023年には3件のノミネートを獲得しているため、BTSのグラミー賞歴は2022年で終わったわけではない。

【グラミー賞とBTSの2022年に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:BTSは2022年のグラミー賞を受賞しましたか?

A1:受賞していない。第64回グラミー賞では「Butter」が最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされたが、受賞したのはDoja CatとSZAの「Kiss Me More」だった。

Q2:BTSが2022年のグラミー賞でノミネートされた曲は何ですか?

A2:「Butter」。2021年に発表された楽曲で、2022年の第64回グラミー賞において最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞の候補となった。

Q3:BTSは2026年までにグラミー賞を何回受賞していますか?

A3:2026年11月現在、受賞は0回。Recording Academyの公式記録では、ノミネートは通算5回となっている。「Dynamite」「Butter」「My Universe」「Yet To Come」などが対象作品に含まれる。

2022年の第64回グラミー賞で、BTSは「Butter」によって最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされた。しかし、最終的に受賞したのはDoja CatとSZAの「Kiss Me More」であり、BTSは受賞を逃した。

一方、授賞式で披露した「Butter」のパフォーマンスは、ジョングクのワイヤー降下、Vとオリヴィア・ロドリゴの演出、レーザーを使った振り付けなど、視覚的にも印象深いステージとなった。

BTSのグラミー賞歴を振り返ると、2021年の「Dynamite」、2022年の「Butter」、2023年の「My Universe」「Yet To Come」など、通算5回のノミネートが記録されている。

2026年11月現在の受賞回数は0回だが、韓国の音楽グループが世界の主要音楽賞で継続的に候補として評価された実績は残っている。

BTSの2022年グラミー賞は、受賞という結果だけでなく、2年連続ノミネートと世界的なステージ出演を達成した重要な節目だった。 受賞歴を調べる際は、ノミネート数と受賞数、そして授賞式での出演実績を分けて確認することが、正確な理解につながる。

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水沢 陽菜

美容・健康カテゴリを担当。引用元の研究・公的機関の資料を確認したうえで、誰にでも読める形に整えます。

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