2026年7月22日、中国・マカオで開催されたバレーボールネーションズリーグ(VNL)女子準々決勝で、日本女子代表はブラジル女子代表と対戦した。日本は第1セットを26−24で先取したものの、その後3セットを連続で落とし、セットカウント1−3(26−24、22−25、16−25、20−25)で敗戦。準々決勝敗退となった。
試合を左右したのは、ブラジルの強力なブロックと攻撃力、そして勝負どころでの得点力だった。ブラジルはアナ・クリスティーナが両チーム最多の30得点を記録。準決勝、決勝にも進出し、最終的には大会準優勝を獲得した。日本代表の試合速報、セット別スコア、敗因、主要選手の活躍から大会最終順位まで、公式記録と試合報道をもとに振り返る。
【試合結果】2026年7月22日の女子バレー日本対ブラジル戦は1−3で決着

2026年7月22日の女子ネーションズリーグ準々決勝は、中国・マカオで開催された。
日本は世界トップクラスの実力を持つブラジルと対戦。第1セットでは接戦を制して先行したが、第2セット以降はブラジルのブロックと攻撃に押され、逆転を許した。
日本バレーボール協会(JVA)と大会公式情報に掲載された試合結果は次のとおり。
VNL 2026 女子準々決勝・7月22日日本
1
ブラジル
3
セット別スコア(日本−ブラジル)
{#each [{s:"第1セット",a:26,b:24},{s:"第2セット",a:22,b:25},{s:"第3セット",a:16,b:25},{s:"第4セット",a:20,b:25}] as item}
{item.s}
{item.a}
−
item.a?"success":"default"}>{item.b}
{/each}
会場:中国・マカオ/女子ファイナルラウンド準々決勝
出典:日本バレーボール協会、Volleyball World公式試合結果。
この敗戦により、日本はベスト4進出を逃した。
注目したいのは、日本が一方的に敗れたわけではない点だ。第1セットはデュースまでもつれる接戦で、日本が最後にブロックを決めて26−24で奪取。第2セットも中盤まではリードを奪う場面があった。
しかし、ブラジルは試合が進むにつれて守備と攻撃の精度を高め、日本の反撃を封じていった。
【セット別スコア速報】第1セット先取から逆転負けまでの全4セット
今回の日本対ブラジル戦を理解するには、セットごとの展開を確認することが欠かせない。
第1セット:日本が26−24で接戦を制す試合序盤はブラジルが先行したものの、日本は関菜々巳の連続サービスエースなどで反撃。9−7と逆転し、石川真佑や島村春世らの攻撃で16−13までリードを広げた。
その後、ブラジルのアナ・クリスティーナやジュリア・ベルグマンらが得点を重ね、18−19と逆転される。
それでも日本は和田由紀子、佐藤淑乃らが攻撃を決め、粘り強く食らいついた。
最後はデュースの展開となり、山田二千華がブロード攻撃とブロックで得点。26−24で日本が第1セットを先取した。
この時点では、日本がブラジルを相手に十分勝負できることを示していた。
第2セット:22−25でブラジルが追いつく第2セットも序盤は互角だった。
ブラジルのブロックで7−9とリードを許した日本だが、山田二千華のフェイントや島村春世のブロックで12−10と逆転する。
日本は14−11と一時3点差をつけるなど、主導権を握る場面もあった。
しかし、ブラジルはブロックと粘り強い守備で流れを引き戻す。終盤はアナ・クリスティーナらの攻撃が決まり、最後は石川真佑のスパイクがアウト。
22−25でブラジルがセットを奪い、1−1の同点となった。
第3セット:16−25でブラジルが一気に優勢に試合の流れが大きく変わったのが第3セットだ。
ブラジルは開始直後から4連続得点を奪い、0−4と先行。日本はタイムアウトを取って立て直しを図ったが、ブラジルの攻撃を止められなかった。
特にロザマリアの攻撃やブロックが機能し、日本は守備から攻撃につなげる展開を作りにくくなった。
日本は選手交代も交えながら反撃を試みたものの、ブラジルの勢いは止まらない。
最終的に16−25でブラジルが第3セットを獲得。日本はセットカウント1−2と追い込まれた。
第4セット:日本が反撃するも20−25で敗戦後がなくなった日本は、第4セットで再び粘りを見せる。
和田由紀子のサービスエースなどで連続得点を重ね、一時は18−15とリードを奪った。
しかし、ブラジルもロベルタのサービスエースなどで反撃。19−22と逆転し、終盤はアナ・クリスティーナとベルグマンが得点を重ねた。
最後はブラジルのサービスエースが決まり、20−25。
日本は第4セットも落とし、セットカウント1−3で準々決勝敗退となった。
【試合データ比較】日本代表とブラジル代表の勝敗を分けた数字
今回の試合では、単純な得点数だけでなく、攻撃、ブロック、サーブの各項目にブラジルの優位性が表れている。
Volleyball Worldの公式試合レポートに掲載された主要データを整理した。
| 比較項目 | 日本 | ブラジル |
|---|---|---|
| セットカウント | 1 | 3 |
| スパイク得点 | 56 | 63 |
| ブロック得点 | 8 | 15 |
| サービスエース | 5 | 6 |
| ミスによる失点 | 15 | 15 |
| 選手 | 所属代表 | 得点 | 試合での役割 |
|---|---|---|---|
| アナ・クリスティーナ | ブラジル | 30 | チーム最多得点 |
| ジュリア・ベルグマン | ブラジル | 24 | 攻守で得点に貢献 |
| ロザマリア | ブラジル | 12 | 攻撃の得点源 |
| 和田由紀子 | 日本 | 19 | 日本最多得点 |
| 石川真佑 | 日本 | 15 | 主将・攻撃の中心 |
| 佐藤淑乃 | 日本 | 12 | アウトサイドヒッター |
特に目を引くのは、ブラジルのブロック得点が15点だったのに対し、日本は8点にとどまったことだ。
その差は7点。バレーボールではブロックによる直接得点だけでなく、相手の攻撃コースを制限して次の守備につなげる効果もある。
ブラジルはネット際で優位に立ち、攻撃でも63得点を記録。日本の56得点を上回った。
一方、ミスによる失点は両チームとも15点だった。したがって、日本の敗戦を単純にミスの多さだけで説明することはできない。
重要なのは、ブラジルがブロックとスパイクの両方で日本を上回ったことだ。
【女子バレー日本代表の敗因】第3セットの失速と終盤の得点力に課題
日本代表が敗れた背景には、複数の要因が重なっていた。
1. ブラジルのブロックに攻撃を阻まれた最も明確な差はブロック得点だった。
ブラジルは15本、日本は8本。日本の攻撃に対するブラジルのネット際の守備が機能し、得点機会を減らした。
攻撃がブロックに阻まれると、ラリーを継続できても決定打を打ちにくくなる。日本が第2セット以降に得点を伸ばしにくくなった背景には、この守備力の差があった。
2. 第3セットの立ち上がりで流れを失った第3セットの0−4というスタートは、日本にとって大きな痛手だった。
ブラジルは連続得点で勢いに乗り、序盤から9−2までリードを拡大。日本は追いかける展開を強いられた。
第1セットでは競り勝てた日本も、第3セットでは相手の攻撃に対応しきれず、16−25という結果になった。
3. 勝負どころでの得点力に差が出た第2セットの終盤、第3セットの序盤、第4セットの終盤。ブラジルは試合の流れが変わる場面で得点を重ねた。
特にアナ・クリスティーナは30得点を挙げ、チームをけん引した。
日本も和田由紀子が19得点、石川真佑が15得点と奮闘したが、チーム全体の攻撃得点ではブラジルに届かなかった。
試合後、Volleyball Worldの取材に対し、和田は勝負どころで得点できなかったことを課題として挙げ、改善すべき点を振り返りたいと語った。
和田由紀子の試合後コメント(Volleyball World掲載内容の日本語要約) 勝負どころで得点できなかった。取り組むべきことは多く、時間をかけて振り返りたい。
このコメントからも、選手自身が終盤の決定力を課題として受け止めていたことが分かる。
ただし、日本の攻撃力が全面的に不足していたわけではない。第1セットを奪い、第4セットでもリードを作った事実は、ブラジルと競り合える力があったことを示している。
必要だったのは、競り合いをセット獲得につなげる精度と、相手の連続得点を止める対応力だった。
【ブラジル女子バレー代表のその後】準決勝進出から大会準優勝へ
日本に勝利したブラジルは、そのまま準決勝へ進出した。
準々決勝で日本を破ったことは、ブラジルにとって大会のメダル獲得へ向かう重要な一歩となった。
準決勝ではイタリアとの接戦を制す7月25日の準決勝で、ブラジルはイタリアと対戦した。
試合はフルセットにもつれる激戦となり、ブラジルが3−2(21−25、25−21、26−24、21−25、15−12)で勝利。
日本戦に続いて強さを発揮し、決勝進出を決めた。
決勝ではトルコに敗れて準優勝7月26日の決勝ではトルコと対戦。
ブラジルは第1セットを23−25で落としたものの、第2セット以降も競り合いを続けた。しかし、トルコが25−23、26−24、25−21と連取し、セットカウント3−1で勝利した。
これにより、ブラジルは2026年大会の準優勝となった。
Volleyball Worldの公式発表でも、トルコの優勝とブラジルの銀メダル獲得が報告されている。
2026年女子ネーションズリーグ最終順位日本バレーボール協会が掲載した女子大会の最終順位は以下のとおり。
| 順位 | 国・地域 | 大会結果 |
|---|---|---|
| 1位 | トルコ | 優勝 |
| 2位 | ブラジル | 準優勝 |
| 3位 | イタリア | 3位 |
| 4位 | 中国 | 4位 |
| 5位 | アメリカ | 5位 |
| 6位 | カナダ | 6位 |
| 7位 | 日本 | 7位 |
| 8位 | オランダ | 8位 |
| 9位 | ポーランド | 9位 |
日本は準々決勝で敗退したため、最終順位は7位となった。
ブラジルは日本を破った後、イタリアにも勝利して決勝に進出。最終的にはトルコに敗れたものの、堂々の2位で大会を終えている。
日本にとっては、2024年大会の準優勝、2025年大会の4位に続く結果を残せず、ファイナルラウンドでの課題が浮き彫りになった大会だった。
【混同に注意】7月8日のブラジル戦と7月22日の準々決勝は別の試合
2026年の女子バレー日本代表は、ネーションズリーグでブラジルと複数回対戦している。
特に注意したいのが、7月8日の予選ラウンドと7月22日の準々決勝だ。
どちらも日本が1−3で敗れているため、検索結果や試合速報を確認するときに混同しやすい。
| 項目 | 7月8日 | 7月22日 |
|---|---|---|
| 大会ラウンド | 予選ラウンド | 準々決勝 |
| 日本の結果 | 1−3で敗戦 | 1−3で敗戦 |
| 第1セット | 20−25 | 26−24 |
| 第2セット | 25−19 | 22−25 |
| 第3セット | 19−25 | 16−25 |
| 第4セット | 23−25 | 20−25 |
| 試合後の状況 | 予選継続 | 日本敗退・ブラジル準決勝進出 |
同じ1−3でも、セットごとのスコアは異なる。
7月8日は日本が第2セットを奪い返したものの、最終的にはブラジルに敗れた。一方、7月22日は日本が第1セットを先取しており、準々決勝での逆転負けという結果になった。
試合結果を調べる際は、日付と大会ラウンドをセットで確認することが大切だ。
【女子バレー日本対ブラジル戦】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年7月22日の女子バレー日本対ブラジル戦の結果は?
A1:日本はブラジルにセットカウント1−3で敗れた。セット別スコアは26−24、22−25、16−25、20−25。第1セットを取ったものの、ブラジルに3セット連続で奪われ、準々決勝敗退となった。
Q2:日本対ブラジル戦で最も得点した選手は誰?
A2:ブラジルのアナ・クリスティーナで、両チーム最多の30得点を記録した。日本の最多得点者は和田由紀子で19得点だった。
Q3:女子バレー日本代表の敗因は何だった?
A3:主な要因はブロックとスパイク得点の差、そして勝負どころでの得点力だった。ブラジルはブロック15点、日本は8点。スパイク得点もブラジル63点、日本56点と差がついた。
Q4:ブラジル女子バレー代表は2026年大会で優勝した?
A4:優勝ではなく準優勝。7月25日の準決勝でイタリアに3−2で勝利して決勝へ進出したが、7月26日の決勝でトルコに1−3で敗れた。
Q5:女子バレー日本代表の2026年ネーションズリーグ最終順位は?
A5:日本は7位。準々決勝でブラジルに敗れたため、ベスト4進出はならなかった。優勝はトルコ、準優勝はブラジル、3位はイタリアだった。
2026年7月22日の女子バレー日本対ブラジル戦は、日本が第1セットを26−24で先取しながら、最終的に1−3で敗れる結果となった。
試合の流れを変えたのは、第2セット終盤のブラジルの反撃と、第3セット序盤の連続得点だった。加えて、ブロック得点15対8、スパイク得点63対56という数字からも、ブラジルがネット際と攻撃の両面で優位に立っていたことが分かる。
一方、日本も和田由紀子の19得点をはじめ、石川真佑や山田二千華らが奮闘。第1セットの勝利や第4セットの一時リードなど、世界トップレベルの相手と競り合える力を示した場面もあった。
ブラジルは準決勝でイタリアを破って決勝に進出し、最終順位は2位。日本は7位で大会を終えた。
今回の試合から読み取れる最大の課題は、単に得点を重ねることではなく、相手のブロックを攻略し、競った場面で確実に得点を取り切る力にある。
日本代表にとって、この敗戦は2026年シーズンの強化を考えるうえで重要な材料となる。第1セットで示した競争力を、試合全体を通じて発揮できるか。今後の国際大会での巻き返しに注目したい。